6 研究・天体の南中時刻を正確に求める

 いままで携帯プラネを使った星の見え方について、一通り指導を進めました。今回はその番外編ということで、「赤経」の意味を深める内容です。

 いろいろ指導の度に「赤経」を考えることを強調してきました。赤経がわかれば、星の見え方も決まってきそうというイメージを示し、その上で次のような仮説をたてます。

「天体の南中時刻は、その天体の赤経と太陽の赤経から導くことができる。」

 例として、ベテルギウスの南中時刻について調べてみます。

・ベテルギウスの赤経は( 6 )h
・春分の日における太陽の赤経=( 0 )h
  ベテルギウスの南中時刻( 18 )時
 同様にして、他の日の南中時刻も調べてみると、下表になります。
  春分 夏至 秋分 冬至
ベテルギウスα 6h 6h 6h 6h
太陽α 0h 6h 12h 18h
南中時刻 18時 12時 6時 0時

この結果を考察すると、どうやら南中時刻=天体の赤経−太陽の赤経+12で、求めることができそうです。ということで、他の天体も同様に確認させます。
 結局、次のようにまとめられました。

まとめ:天体の南中時刻は、以下のようにして求められる。
    (1)天体の赤経を求める(a)
        (2)その日の太陽の赤経を求める(b)
        (3)c=a−b+12          (c)
        (4)もし、cが24より大きいとき、24を引き、
         cが0より小さいとき、24をたす。

 なお、本宮では明石より東なので実際にはこの時刻よりも早く南中します。また均時差もあるので一致しませんが、この点についてはあえて指導はしませんでした。


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