礫・砂・泥などが窪地にたまって堆積物となり、圧密や膠結などの「続成作用」に よって堆積岩になっていくことを説明しました。次に、堆積岩の分類ということで、 「砕屑岩」「火山砕屑岩」「生物岩」「化学岩」を指導しました。なおこの説明の際、 岩石標本を生徒間で回覧させました。本当はたくさん用意してじっくり観察させるべ きなのですが、この点準備不足でした。
次に地層ということで、1つの地層(単層)のなかでも、供給源からの距離などに より、構成物が変化するという話をしました。すなわち理想的には近い方から礫岩・ 砂岩・泥岩と構成粒子が細粒化していくこと、礫岩では角張ったものから次第に丸い ものになっていく(円磨度が上がる)というものです。 このような単一の地層を比較する(同定する)ための一手段として、示準化石を用 いることを説明し、まあ例として相馬周辺に行ったときにとってきた海百合化石を回 覧させました。
<円磨の実験>
後背地から供給される角礫は、流水による運搬の過程の中で礫同士が衝突して丸く小さくなっていきます。このことを確認するために、ハンマーで砕いた岩石を少量の水とともに茶筒に入れ、ひたすら振る「円磨の実験」を行いました。用いた岩石は、相馬の鹿狼山周辺で採取した時代未詳の石灰岩です。
実験前の角礫をスケッチし、100回・500回・2000回ごとに変化を確認しました。


左:実験前の角礫 右:実験後、見事に角は取れ丸くなっていました。