13 簡易分光器の作成と実習

 太陽放射の特徴を調べるということで、レプリカグレーティング(回折格子)を用いての簡易分光器の製作を行いました。これは実は当初予定になかったのですが、いろいろ実験を探しているうちに、実習の方が前に研修で作ったのを思い出し、その時の講師をされました白河実業の佐々木晃さんにお願いして設計図等を頂いたものです。佐々木さんどうもありがとうございました。


左:工作用紙の裏を墨で塗ります。右:設計図を工作用紙に写します。


左:外枠を切り、組み立てます。右:完成してのぞいているところです。

◎簡易分光器による実習
 左右の写真はこの簡易分光器をデジカメに当てて撮影したものです。左は太陽・右は蛍光灯の連続スペクトルです。写真ではよくわかりませんが、太陽ではなんとか暗線(フラウンフォーファー線)を観察することができます。このフラウンフォーファー線の意味を考えるために、ナトリウムの炎色反応を観察すると、黄色い1本の筋(線スペクトル)に見えることから、実はこの線は元素の線スペクトルを表しており、水素などの太陽大気に含まれる元素を知る方法として使えることを指導しました。
 右の蛍光灯では3本ほど輝線が見えます。
 簡易分光器を通してみる光の姿に、多くの生徒は綺麗で楽しかったという感想を書いてくれました。なかには、これを使っていろいろな光を見てみたいと喜んで持ち帰る生徒もおり、こちらが思うよりも生徒にとっては印象深い実習になったようです。


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