6 断熱変化とフェーン現象

(1)露点の確認
 ビーカーに水を入れ、氷を加えます。ちょっとするとビーカーの外壁が白く曇りますのでこの時点の水温が露点であると説明しました。

(2)断熱変化
・断熱圧縮・・・物理の「圧縮発火器」を用いました。これはピストンで、圧縮空気による高温化で管内に入れたティッシュのかけらを発火させるというものです。


・断熱膨張・・・「雲の発生」=ピストンで、丸底フラスコに空気を送り込み内圧でゴム栓を吹き飛ばします。瞬間フラスコ内は減圧し、露点以下になって水蒸気が凝結するもの。線香の煙をあらかじめ入れておくと、それが凝結核になり「雲」ができやすくなりますが、入れてなくてもできる場合もあるようです。

※右写真のフラスコ内が、かすかに白く濁っている=「雲が発生」しています。

(3)断熱減率とフェーン現象
 乾燥断熱減率・湿潤断熱減率と凝結高度の式を知識として与えました。

"空気塊"としての高度による気温の降下率
 飽和していない(湿度100%未満)のとき
  →100mあたり1.0℃下がる
          1.0℃/100m=乾燥断熱減率
 飽和状態(湿度100%)のとき
  →100mあたり0.5℃下がる
          0.5℃/100m=湿潤断熱減率
 地上における気温T・露点tのとき、凝結高度H[m]は
                H=125(T−t)

 そして、フェーン現象=山越えをした空気は暑くなるということで、おなじみの計算を行いました。そして、山形盆地や福島盆地が暑くなるのはこのフェーン現象も関係しているのだと説明しました。


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