2 大気圧を実感する

 天気図に等圧線を記入させる前にそもそも「気圧とは何か」という説明をしました。

 まず、気圧の大きさですが、定義で1気圧=1013hPa=101300Paです。
1Pa・・・1m×1mの平面に1Nの圧力が加わったとき、これを1Paといいます。
1N=9.8kgwなので、
  101300÷9.8=10336.7kgw
つまり1平方mあたり約10tの力が加わっているわけですね。

 これを実感するために、ワックスがけで用いられた高さ約40cm、直径約30cmの 円筒形の缶を用いました。私(この時点での体重約64kg)が上に乗って軽くジャンブしてもび くともしない丈夫なものです。
 缶に水を入れ、下からバーナーで加熱する事で内部を水蒸気で満たします。ふたの 口から勢い良く湯気が出るようになったらふたを閉め、火から下ろして蛇口からホースで水をかけてや ると、ボコンと音を立ててつぶれました。水によって冷却することによって内部の水 蒸気は水に凝縮し、ほぼ真空になります。このため缶外部の圧力によって缶はつぶれ たわけです。



 以上は演示実験でしたが、今回は2時間枠なので次の時間は生徒実験で確認しまし た。アルミ缶を用いての実験です。
 水槽を用意し、10mlほど水を入れたアルミ缶をバーナーで熱し、口から湯気が良 く出るまで加熱します。これをゴミばさみで持ち、素早く逆さにして水の中につっこ むと、缶はたちまちつぶれるのです。
 原理は同じですが、いちいちふたをしなくても一時的に水そのものがふたの役割を してくれるので作業は比較的楽です。アルミ缶は全員分用意しました。全般的には楽しんで実験していたようでした。


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