まず、重力は「万有引力」と「遠心力」の合力であり、このため極で最大、赤道で最小(とは言っても、体重65kgwで0.3kgw程度の違いですが)となります。
次に、この重力が(わずかではあるが)各地によってばらつきがあり、このことを「重力異常」と説明しました。厳密には、重力異常は地球楕円体上の重力とジオイド上の重力の差ですが今回はあえて深入りはさけました・・・。
地下に「重い」物質があれば重力は大きくなり、「カルデラ」があれば、そこは「軽い」物質がたまっているので重力は小さくなる。この説明に使ったのが「磁性流体」です。磁石を重力源と見立て、磁性流体を入れたシャーレをその上に載せると、表面が盛り上がるのですね。
ただ、これは小さいので、ビデオカメラを通してテレビに投影し、全体に見えるようにしました。複数磁石をおいておくといろいろでこぼこになり、生徒にも好評でした。

さて、いままで「重い」「軽い」といってきたが、このあとの授業での説明のために、この感覚は実は「密度」によるものだということを説明しました。ここで鉄と綿の話をします。どっちが「軽い」といったら、もちろん「綿」と生徒は答えます。それでは「10kgの鉄」と「10kgの綿」では?というと、中にはやっぱり「綿」と答える生徒も・・・(^^)。
そこで、この感じ方は何がもとになっているのかということで、同一体積当たりの質量ならこの感覚に合致するわけです。ということで、「単位体積当たりの質量」=質量/体積→「密度」を導入しました。いままで「重い」「軽い」といってきたことは、この「密度」の大小であることを生徒に理解してもらい、「地球の密度」への布石としました。