3 P波とS波

 そもそも地震はいったいどのようにゆれるのか、地震波の波形を資料で見せま す。そうすると、最初は小刻みに、そして途中から大揺れになりますね。これは、 性質の異なる2つの波によるものだということを説明します。小刻みな「最初の 波」Primary Wave=P波、大きな「2番目の波」Secondary Wave=S波です。

 P波は縦波(疎密波)で、どの物質でも通過し、S波は横波(ねじれ波)のた め、固体しか伝わらないことを理解させます。粗密波とねじれ波の違いは、実験用スプリングを用いて視覚化しました。

 ここで、「萩谷方式」による生徒への体験説明を行います。

 生徒を数人、かなり近い間隔で並ばせます。つぎに、前の人の肩を後の人はしっかりとつかみます。そして一番後ろの生徒は前の人を十分に支えるように指示します(一応事故防止のため)。これで準備OK。

◎P波のシミュレーション・・・先頭の生徒をどつく→どんどん後ろに倒れる。
             波の、 ↑振動方向 と ↑進行方向 が同じ。
 次に、肩から手を離しても、同様の結果となります。ここで、肩を持つ意味を 説明します。
    ・肩をつかむ=しっかり結合した、固体。
    ・肩をつかまない=ゆるい結合の、液体&気体。 と考えること。
 なんでそんなこと?ということですが、また肩をつかませて、

◎S波のシミュレーション・・・先頭の生徒を横に揺らす→後ろも揺れる。
             波の、 ↑振動方向  と  ↑進行方向 が直角。
 次に、肩から手を離してしまうと、揺れるのは先頭の生徒だけ。後ろの生徒はぼーっと関係なし、すなわちS波は伝わりません。つまり、分子が強固に結合していない液体・気体でS波の伝わらないことが、体感的に理解できるわけです。

#実はこの指導法、萩谷さんのHPでの授業実践報告を見て、面白いと思いやっ てみました。萩谷さんに感謝m(__)m。


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