2 地球内部と地震波

 さて、次に岩石圏=固体地球の構造についての学習です。地下を調べるのに最も簡単な方法は何かと生徒に質問して直接「掘る」という答えを引き出します。じゃあ実際にどのくらい掘られているかと再質問したら、「10000km」・・・おいおいそれじゃ地球の半径超えているぞ(^_^;)・・・ということで地球の大きさ(半径約6400km)を指導しました。
 ちなみに人類が掘ったので最も深いのはロシアのコラ半島でのボーリングで、約12000mと確認しています(引用文献:「新しい地球観を探る」藤田他著(1993) 愛智出版)。その後この記録が更新されたかどうかはわかりません・・・。
 まあ、12kmですから地球の半径に比べれば5・60分の1です。黒板に書いた地球の線の中に収まってしまうくらいだから、ほとんど直接にはわかってないのが実状です。

 それでは間接的に知る方法はないかということを問います。ここで、人の身体を調べることを例に挙げました。体内を見るのに最も確実なのは「切ってみる」ことですが、健康な生身の人間にそれをやるわけに行かないな。傷害罪です(^^;。
 じゃどうやって見ると聞くと、「レントゲン」「超音波」とでてきます。X線は電磁「波」、また超音「波」だ。波はとても便利で物質を通過することができる。通過時の情報(吸収、反射、屈折など)で体内のことがわかるのだ。ということで、地球を調べる「波」は何かとたずねて、無理矢理に(^^;地震「波」を引き出します。

 そこで黒板に、地球内部の地震の通過の様子を書いた模造紙を提示し、先に結果を示しました。地震波の通り方を調べることによって、地球内部は「地殻」「マントル」「外核」「内核」の4層構造に分けられ、しかも外核は液体であることがわかっていると説明しました。

 地震波の具体的な性質は、次回以降に説明します。


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