(1)日本の火山分布
日本は世界でも有数の火山国です。ということで、日本地図を板書してここに火山を書いていきますが、火山の分布は偏りがあり、紀伊半島や四国には全く火山が存在しません。東北地方でも北上山地や阿武隈山地には火山が分布せず、火山の分布はある境界から西に限られています。この境界のことを火山前線といいます。
ところでこの火山前線は、ある海底地形と非常に似た形をしているということで、生徒に質問し、「海溝」という答えを引き出します。ここでプレートの話題を出します。
地球表面はいくつかの岩盤(プレート)に分かれており、このプレートが動いてぶつかったりすることによっていろいろな現象が生じるわけですが、実は海溝はこのプレートが沈み込む場所であり、プレート面が沈み込んでマグマが発生する深さに達したところが火山前線になるということを説明しました。
(2)世界の火山分布とプレートテクトニクス
世界的に見ると、火山の分布はずいぶんと偏りがあり、特に大陸内部にはほとんどないことを図で説明しました。実は火山分布の図は意外にもなかなか教科書や図表に見あたらず(地震分布はあるのですが)、岩波新書の「火山の話」(中村一明著)にあったのでこれを用いました。これとプレート境界を見比べさせ、プレート境界(海嶺・海溝・巨大山脈)と火山分布が対応していることを見つけさせます。プレート境界との対応から、火山分布を海嶺型(例、アイスランド)、海溝付近は弧状列島ができるので島弧型(例、日本)と区別します。ハワイはプレート境界と一致せず、プレートの下からマグマがわき上がってくる場所と言うことでホットスポットということを説明しました。
※問題集との関わりからこの話題に持っていきましたが、正直、ここでプレートの話題を出すのはなかなか苦しい気がしました。前もって地震について説明しておかないと、中途半端な気がしてなりませんでした。やはりプレート運動は、総合的に地学現象をふまえた上で大陸移動説からきちんと順序をふまえて指導すべきですね。