化学実験13

アンモニアの製法と性質

2000.9.18.

 空気中には窒素N2が約78%含まれていますが、この窒素から私たちの生活に大変有用な物質であるアンモニアNH3が工業的に作られます(教科書p95参照)。実験では別な方法でアンモニアを作り、その性質を調べてみることにします。

準備 試験管、丸底フラスコ、ガスバーナー、マッチ、ゴム栓、ガラス管、水槽、

   スタンド、駒込ピペット用シリコンキャップ

試薬 塩化アンモニウムNH4Cl、水酸化カルシウムCa(OH)2

   フェノールフタレイン溶液

やり方

◎アンモニアの製法

  1. 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムをそれぞれ1.5gずつ薬包紙にとり、ガラス棒で丁寧に混ぜ合わせる。
  2. ※ この時の混合物のにおいをかいでみなさい。どんなにおいがしますか。

      結果

     

     

  3. 1の混合物を試験管に入れ、スタンドに試験管の口を少し下げて固定する。気体誘導管つきゴム栓を試験管に取り付け、上に向けた誘導管の先に丸底フラスコを取り付けて、発生する気体を捕集する。
  4. ガスバーナーで、2の混合物の入った試験管を穏やかに加熱する。

※注 試験管は口の方をちょっと下にすること

◎アンモニアの性質の確認

  1. 丸底フラスコの口に、しめらせたリトマス紙を近づけてみる。
  2. 結果

      ・赤色リトマス紙 →

      ・青色リトマス紙 →         …アンモニアは(       )性

  3. 水槽に8分目ほどの水を入れ、フェノールフタレイン溶液を5〜6滴加える。
  4. アンモニアで満たされた丸底フラスコを逆さのままスタンドにセットし、これにガラス管つきゴム栓を取り付け、シリコンキャップに水を満たして図のように水槽にセットする。この時、ガラス管の先端が水中にあるように、フラスコの高さを調節する。
  5. シリコンキャップを勢い良く押して、中の水を押し出す。

 結果

 

 

質問1 今回の実験のような、気体の捕集法を何と言いますか。

 

質問2 アンモニアは水上置換法では捕集できず、この方法で捕集しますが、それはどうしてですか。

 

 

質問3 フェノールフタレインの色変化の理由を書きなさい。

 

 

(解説)アンモニアは工業的に大変重要な物質ですが、空気中に窒素がふんだんにあるにもかかわらず、長い間アンモニアの合成に用いることができませんでした。19〜20世紀にかけて、ドイツの化学者であるハーバー・ボッシュらによって直接空気からの合成法が確立し、今日の化学工業発展の基礎を作りました。このことについては、教科書のp118〜119(アンモニアの化学の歴史)に詳しく書いてありますので是非とも読んでみて下さい

感想)

 

 

 

2年  組  番 氏名               。