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OLYMPUS E-10

デジタル写真たるものを教えてくれた。
Olympus E-10。画像をクリックすると、当時のニュースリリースへ。 オリンパスのデジタルカメラは、自分が本格的にデジタル写真を撮ろうと思い購入した機材だ。それだけ思い入れもあったし、ひたすらがむしゃらにこのカメラで撮影をしていたと思う。購入した当時は2000年だったよなぁ・・・。当時の記憶では、これが180,000円位していた気がする。自分が会社に就職してから・・・というか、それまでの人生で一番高価な買い物だったような気がする。
それまでデジタルカメラと言えば、KodakやSANYOのコンパクトデジタルカメラしか使った事の無い自分にとって、このカメラは何もかもが新鮮だったように思う。絞り優先AEとか、シャッター優先AEとか単語の意味すらよくわかっていなかった自分にとって、設定を変えて撮影した結果をその場で見れると言うのは本当にインパクトの大きい事だったと思う。それまで一眼レフといえばフイルムカメラであったし、それらの機材で撮影したものはデータが記録される訳ではないので、後でネガを見て何が違うのかを見抜く事も出来なかったと思うし、その違いも体感出来ていなかったと思う。その場で確認が出来ると言う事はブレとか露出の確認もすぐにチェック出来ると言う事になり、大丈夫なカットが手に入るまでひたすら撮影を繰り返していた事もあったっけ・・・。
あとデジタル画像のきめ細やかさみたいなものも感じ取れた気がする。例えば始めは1024×768Pixelで撮影をしていたけど、ある日2240×1680Pixelでの撮影をしてみた所、パソコンのモニター上での画像表示の際に凄く驚いた記憶がある。そして、その際にサイズを大きくすると画像のブレ等も顕著に拾ってしまう事を感じたりしていた気がする。今となっては当たり前の事なんだけど、そんな基礎中の基礎をこのカメラを通して学ぶ良いきっかけになっていたと思う。
今となっては当たり前のRAWデータ
Olympus E-10 にて撮影。当時はRAWデータという単語が普及していなかったように思う。メーカー純正のRAW変換ソフトも本体購入時にバンドルされてきていましたが、当時はそういうソフトを使う事は一切無かった。あの当時のRAW処理と言ったら、Nikon D1を用いてNikon Captureを使った現像位しかなかったように思う。というか、「現像」という単語が普及していなかったと思う。記憶では「RAW変換」なんていう言い方だったのではないかなぁ。そもそも画像がモニターで見えるのに現像って何よ?っていう漢字だったかもしれない。
Olympus E-10は、RAWで撮影が可能な当時は希少な存在だった。今でも自分は当時の画像(JPEG)を用いて色々な処理を行うけど、これがRAWだったら・・・と思う事も少なくない。デジタル画像は当時からフイルムには及ばないと言う意見も多かったし、フイルムの仕上がりを好む人も多い。それは今でも同じだと思う。フイルムというのは日々劣化をしていく存在だ。退色が起こってくれば、いくら情報量の多い根がフイルムであっても当時の色再現は難しくなってくる。しかしデジタル画像はその考え方が逆転する。RAWで撮影した画像であれば、日々のコンピュータの進化により、画像にも恩恵を受けられるのだ。例えばOlympus E-10のRAWは、現在利用しているPHASEONE社のCapture OneでRAW現像が行える。他にもAdobe PhotoshopのCamera Rawでも処理をする事が出来る。現像ソフトにより仕上がりも変わり、フイルムを選ぶ用な感覚で現像ソフトのセレクトを行い、独自の画像を作り上げる事が可能になってくる。当時はメディアの価格も高かったし、RAWで記録をするとバックアップするメディアの負担も非常に大きかったし、その利便性に自分が気づけていなかったけど、そうした事を考えると、撮影は常にRAWで行おうと思う自分がいる。当時からRAW処理をしていたら、どんな写真が出来ていたのか。そんな事を思うと、もう一度このカメラを手にとってみたいと思ってしまったり。

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