大根と白菜の由来
昔、わが中国には大根と白菜はなかった。それがどうして伝えられたのだろうか。
伝説によれば、唐僧がインドに経典を取りに行き、経典を背負て帰ろうとしていた、唐僧は猿を連れていたが、この猿があちこち跳ね回っているうちに二つの種を見つけ、仏に「これは何ですか」と尋ねた、仏は「これは蘿福と白害だ、東の地にこの野菜はない、持って帰りよく育てれば将来有益だ」と言った。猿の体に袋はないのでしっぽに挾んで持ち帰って植えた。
その頃、外国から豆と茄子も伝えられていた。豆と茄子は美味しいが、煮汁は黒く、鍋は三度洗い油を塗らないとすぐ錆てしまうほど毒気が強い。それから人々はこの白黒二種類の野菜を食べるようになり、それぞれに美味しい野菜になった。そして豆、茄子の毒気を蘿福と白害が消した。
それから長い間に人々は蘿福(ローフ)を蘿葡(ローボ)<大根>、白害(バイハイ)を白菜(バイツァイ)<白菜>とよぶようになったのである。いまでも人々は百日、白菜と大根を食べないと中毒になると言う、白菜と大根は毒を消す野菜である。
撫順市巻上 1995・9・25