押さないでくれ
私のこの話は本当のことです。嘘ではありません、新聞に発表したっていいくらい本当のことです。これはさっき私たちに語ってくれたTさんのことです。
ある朝、Tさんは街で会議があるので混みあうバスに乗ろうとしましたが、今日は特別に混んでいました、そこで私たちのこのTさんはバスに乗る時、人に押されないように、手をこう上げて「押さないで、押さないで、押さないでくれ、押されると壊れてしまう」と言ったんです、そばの人が「あんた何の真似だい、手の中には何もないじゃあないか」と言うと、Tさんは「やたらに押されると、あたしが午後にしょうとすることが駄目になるんだ」と答えました、するとまたその人は「あんた、その手をずっと上げてままで、何の意味があるんだ」と言うと、Tさんはこう答えました。
「あたしは今日、街へ行って女房のブラジャ−を買うんだ、こうやって手を上げているのは、あたしの女房のカップの寸法なんだ」
91/7/6, 沈陽市で聞いた話。 99・1・7校正