とらいあすろん奮闘記(中島編)
8月26日出発。三津の港から、ひぐっち姉妹(前回にも登場したが、ひぐっち姉は鼓太朗準メンバーの女性で、太鼓のほかに劇団やこのトライアスロンもやっているスーパーレディ・20代独身・学校の先生である。)とともに乗り込んだ。他にも石田軍団の精鋭はじめ、大勢のトライアスリート達がいた。ちょっと気後れ。これが初挑戦だったらもっと緊張したであろう。とにかく中島で現地の下見も済ませ、いったん松山へ戻って友人の結婚式に顔を出す。なにもこんな日に結婚せんでも・・・いやこれはこっちの勝手。
夕方また中島に舞い戻って説明会と前夜祭に出席。このカーボパーティーというのが、この大会の特徴らしい。島名産で舌鼓を打ち、何年ぶりかの中島水軍太鼓を聞いた。いい雰囲気。寝る場所も砂浜かみかん畑と思っていたが、知人の知人の車の中を借りることが出来、快適な夜を過ごせた。
8月27日午前7時起床。澄み切った青い空と海。波音がかすかに聞こえる、さわやかすぎるような朝。照りつける太陽さえ心地よかった。午前9時頃までは。「現在の気温は・・・」アナウンスのたび、1℃ずつ上がっていく。おい、もういいだろう、とひとりごと。結局、気温34℃、水温24℃でのスタートとなる。
(競技スタート・スイム)前日、中島水軍太鼓の大太鼓打ちで自身がトライアスリートの三谷さんの弁「スイムはなるだけ前の方におらんと、抜けせんよ。」調子にのって最前列でスタート。ある程度予想はしていたが、予想以上の洗礼を受ける。殴られ蹴られ引っ掻かれ突き飛ばされ押しのけられおぼれかけたところを身体の上から追い越され・・・もう二度とスイムで最前列に立つことはないだろう。今でも数箇所の生傷が痛々しい。ばらけてきてからはすいすいと、今回は全部クロールで泳ぎ切ったが、前半の無駄なやり取りが災いして、今回目標であるひぐっちの後塵を浴びる結果となる。
(続いて、バイク)前回ゾウ君(現在鼓童研修生)の自転車で参加し、限界を感じたため今度は職場の同僚のレース仕様車を借りて(またも借り物)臨んだバイク。結果としてはこれが大当たりで、快調にとばす。9km地点でひぐっちを追い越すことが出来、さらにバリバリの強力アスリート(見かけが)達を次々とぶち抜いていく。後ろから「抜きま〜す!」と叫ぶと、左によけてくれるんですよ。快感。桜三里の通勤トレーニングが効いたのか、特に坂道では30人くらい抜きに抜いた。思えば、こうやって調子に乗って、ランの地獄を招いたのかも知れない。
(最後に、ラン)前回よりも余力を残して突入したラン。出発と同時ぐらいに、トップの人がゴールしたが、住む世界が違うので全然気にしない。ただ誤算は、スタート直後にある長い上り道。上って下った時点で、両膝に激痛が・・・。肉離れ寸前のような症状で、走れない。それよりも歩くとさらに痛い。2分ほどマッサージして、何とか走りはじめ、エイドステーションで氷をもらって冷やす。以後氷をもったまま、ESのたびに氷を補給し、痛みがひどくなれば立ち止まって冷やした。次々と抜かれていく。「あ、あの人バイクでぶっちぎったのに・・・」人影が迫るたびに「・・・ひぐっちか?・・・違った・・・(ホッ)」10kmがフルマラソンに思えるほど、ゴールは遠かった。「ひぐっちの影」におびえながら、無理矢理足を動かす。歩くより走る方が負担が少ないという、究極状態。ある意味今回は、この「ひぐっちの影」がなければ、リタイヤだったかも知れない。ゴール間近には似たような症状の人もいて、お互い氷を分け合いながら進む。そして、感動のゴール!!そしてそのままゴールの向こうに設置した大太鼓を打ち鳴らす・・・予定だったが、ちょっと準備ができなかった。それ以前に、そのまま救護係のところで両膝冷やして安静にしていたので、問題外。
(戦い終えて・・・)おかげで肝心のひぐっちには7分ほどの差で辛勝。詳しい結果は後で公表されるが、それでもトライアスリートとしては最低レベルに近いといわざるを得ない。毎回ランで足を痛めるということは、まだまだ体力不足ということだ。体力増強と完走が目的だったが、何だかこのままで終わらすのも惜しいような、くやしいような・・・。もう少し挑戦してみたいなあと感じているのが、正直な今の気持ちである。妻「え〜、まだやるつもり?」
余談だが、今回参加の最高齢、徳島からの75才森さん。タイムこそ4時間を大幅に超えたが、ゴールテープを切るとそのまま阿波踊りを踊り出し、20〜30m戻ってさらに阿波踊りをしながら再ゴール。しかも踊りがすごくうまい。背には「のんき連」の文字を背負い、会場中を沸かせ、大会の名物男となっている。かくありたい。
来年も、(できたら)頑張るぞ!!