越中褌、もっこ褌、六越褌の締め方を解説しています。

越中褌締め方


越中褌は六尺褌と違って締め込むというより、身に付けるという感じで締めます。
本来、越中褌の締め方などというものは、シンプルだけに特別に締め方などという
ことはないのですが、それでも締め方によつて微妙に、体の感じがちがつたり、
いろいろこだわりを持たれる方も多いのも事実です。ここでは越中褌の締め方はこうだ!
というより、私が日頃身につけている越中褌の着用方法をご紹介したいと思います。

     @
まず、後ろから左右均一に布を当てます。
手で左右整っているか触れてみて、 しっかり調節してみてください。
ずれないように紐を引くように前に持ってゆきます。
前でしっかり紐を結びます。位置は好みにもよりますが、
あまり上だとだらしなくみえますから、 ヘソ下あたり、適当な所て゜結びます。

あまりきつく結ぶと、越中褌本来のリラックス感がなくなりますから、
少しゆつたり目のほうが いいかもしれません。

私は、ややお腹を引っ込ませて、少し緩めに結びます。
それがちょうどいい結びです。
    A
前で紐を結んだら、後ろの布を股間に通します。
左右の布の端を持ってシワを伸ばすように、 広げるように整えながら、
通してください。 ここで、前垂れ布も整えます。
越中褌の魅力は粋に下がった、前垂れ布にあると思いますから、
おしゃれ着としての越中褌は、
前垂れ布の長さをお好みの長さに調節してみるといいでしょう。
   B
股間を通した布は、紐の内側を通します。
このときも布の幅いっぱいに広げて通すようにします。

締め具合もお好みによりますが、写真はしっかりやや締めた状態のものです。
強く締めたいときは、布の両端を持って強く引きます。
(股間を通す・ほどほどに・・・)
       C
越中褌は、よく緩めがいいか?
しっかり締めた方がいいか、と話題になりますが、

リラックスした越中本来の用い方はやや緩めのほうがいいかもしれません。
用を足すときなど楽ですし、前垂れ布を短めにするときも緩く締めます。
写真は、かなり緩めに締めたものです。


D
紐を横で結ぶ方法もあります。

これは、お好みですが、前だとどうも結び目が気になると言う方もいます。
前、横、臨機応変に変える場合、紐の長さは若干長めにする必要があります。


   
E
越中褌の良さは、やはり前垂れ布にあります。
これはお好みの長さで調節してください。

洋服の下着として用いる場合は、やや短めの方がいいでしよう。
写真は、前垂れが少し長めの越中褌です。
前垂れの長さは、折りこむなどして調整もできます。
    F
越中褌を後ろからみたところです。
後ろのボディラインも気を使いたいものです。
しっかり、優しくお尻を 包み込むような、着用がいいですね。
G
前垂れ布が長いと思われたら、布の先端部分をつまんで、腰紐の部分
に挟みこみ、前垂れ布を折って使用します。
洋服の時などに折っておくと便利です。
H
先端部分を横紐に挟みこんだところです。
ズボンをはいたとき、などに追って使うと小用の時など便利です。
ただし、男性自身を取り出す方向と反対の部分の腰紐に挟むように
すると、スムーズに取り出せると思います。

もっこ褌の締め方

もつこ褌は越中褌の前垂れ布がない褌といった褌で緩みが少ない褌といったところです。
写真のもっこ褌は「褌屋」の製品を使用しました。

もっこ褌はパンツをはく要領で股を通します。
それぞれ前袋や後ろの布の位置を整えます。
前の当て布の部分は、袋縫いになっていて、前袋の布の幅は自由
に狭くしたり、広げたりできるようになっています。
紐は横で結びます。
このとき、改めて前袋の布と、お尻の部分の布の位置を確認してからしっかり
結ぶようにします。
横で結んだところです。
紐の幅はお好みによりますが、もっこ褌の場合少し狭い紐のほうが、もっこ褌
愛用者に多く見られます。
後ろ、お尻の部分は越中褌となんら変わりません。
もっこ褌は、幅をしっかり整えて着用するのが良いようです。
越中褌のようにずれることも少なく、前袋も一見六尺のようですが、締っていない
ので、用を足すにも便利です。


六越褌(割褌)締め方

写真の六越褌は「褌屋」製の六越褌を使用しました。

半分に割った布の付け根の部分を軽く結びます。
硬く結ぶ必要はなく、硬く結ぶと布を痛めるほか、
結び目がコブ状態になることがあります。
結び目をお尻の上、体の中央部にもってゆき、越中褌を締める要領で
着用します。半分に割った布は横褌となり前へ持ってゆきます。
半分の布は前の部分で結んだり、挟みこみますが、結ぶと大きな結び目
となりますから、挟み込むのが一般的です。
ややね長めに紐の部分を取って、
しっかりと挟み込むと緩むことはありません。
後ろから布を股間に通します。
しっかりと男性自身を包み込むように前袋を整えながら通します。
股間を通した布は、挟み込んだ「前褌(まえみつ)」の
部分を通して締め込みます。
前垂れの布の両端を持って、やや強く締めこみます。(引き上げるように)
この部分か越中褌と異なるところで、適当な締めこみ感がこの褌の特徴です。
前垂れ布を垂らして下がりにします。
下がり布の長さはお好みで調整します。
三角に折ったり、そのまま先端の片方を横褌に挟み込んでもいいでしょう。
この褌は粋に締めこみたいものです。
後ろから見たところです。
六尺褌のような締め心地はありませんが、締め心地は自由に調整できます。
縦褌、横褌もすっきりして、六尺よりもリラックスした気分の
着用感だと思います。
洋装、ズボンにもお勧めです。


晒を腹に巻く

このホームページの読者から、晒を上手に腹に巻く方法を教えて下さい・・という要望がありました。
晒を腹に巻くということは、祭事、神事などより気持ちを引き締めるほか、お腹の保持にも良いものです。
きものを着る方にはお腹の部分を整える役目も果たしています。

        
@褌の横紐の部分に腹巻の先端を挟み込みます。Aサラシの幅全体を下腹から巻いてゆきます。
B下腹から序序に胸近くまで巻いてゆきます。


        
C途中で腹巻の布をネジって巻くと緩みが少なくなります。D巻き終わったサラシの先端を腹に巻いたサラシに鋏み込みます。
この時先端をネジって鋏み込むと緩みが少なくなります。E腹巻は下腹を中心に大体写真の位置が適当です。

           

半ダコ(半股引・木股)

褌と共に、この「半ダコ」のお問い合わせも多く、
褌ではありませんが、ご紹介しました。

これは褌とは異なる下着の一種です。明治時代になって主に職人の作業着として
作られたもので、その後下着としても普及してきました。
現在では祭礼の衣裳や、時代劇映画などの下着しても使われていますが、時代劇の衣裳では「木股」といわれています。
基本的な作りは股引と同じで、後方で重ね合わせるように着用して紐で縛ります。
用便が安易なのことなど、特徴があります。

      
半股引は割れた部分をお尻のに持つてゆき履きます。後ろの重ね部分を整えて、
片方の紐を内側を通して横でしっかり結んで着用します。

前、お尻の部分で重ねてあるため、大きく割れるのが特徴で、用便が簡易なことなど
が、作業着、祭り衣裳などに定着したものと思われます。



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