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[◆金光教城南教会について] 96年元日祭のお話教 会 長皆さん、明けましておめでとうございます。 1996年の新年を無事に迎えさせていただきました。この一年大みかげを蒙ってまいりたいと願っております。 ◎難はみかげ 昨年は、天災を含めていろいろな出来事が起きてきます。そのなかに神様の深い思し召しがあるのだと、その中身をいただかせてもらうことから道が開けてくると思うのです。 51年前に、城南教会が空襲で焼けました。 先々代の竹部壽夫先生は、「信心しているのに、どうしてこんなことが起きるのであろうか」との思いではなく、「起きてきたことを、そのままに受けとらせていただいて、おかげを受けていこう」との心になられました。そこから、出発して戦災復興に取り組んでおられます。そのように、こちらが受け止める力をだんだんに大きく持つように稽古をしていかなければならないと思うわけです。 ◎まるい心で毎日、楽しく(仕事、勉強、人間関係) 今年の信心実践テーマとして、「まるい心で毎日、楽しく」とさせていただきました。「あかるね」の巻頭に山本定次郎師がいただかれた教えを載せています。ありがたい話と思っているときには、心がまるい。わが家でいろいろのことが思われるときには、腹が立つといわれています。 教会に来て、いろいろお願いをしているときには、まるい気持ちになれましても、家に帰ると、そうはいきません。私も学生時代に本部広前に参拝して、同じようなことを感じていました。金光様にお届けをさせていただいて、話を聞いているときは、そうだなと思うのですが、外に出たら、金光様はそう言われるけど、それでは世の中をわたれないのではないかと思えたわけです。金光教の教えでは何か頼りないような気がします。 しかし、よく考えてみますと、信心してわが心でわが身を救い助けること、つまり教えを支えにして生きてまいることが幸せな人生を営むことができるのです。何かスローガンのようですが、今年一年、「まるい心で毎日楽しく」取り組ませていただきたいと願っております。 今年より、まるい心をイメージするために、教会誌「あかるね」の表紙のタイトルを丸くしました。また、教会のお広前は八つ波の光を輝かせるというイメージを広前の構造にしています。 金光教のマークは教祖様が神様と相談されて決められました。「金光(こんこう)とは、金光(きんひか)るということである。金は金乃神の金、光は天つ日の光である。天つ日の光があれば明るい。世界中に天地金乃神の光を光らせて、おかげを受けさせるということである」と、教えられています。周りの人に、光を輝かせていく人間に、よい心をふりまく人間にならせていただきましょう。 ◎信心の目的 また、信心の目的として、どのような人間にならせていただければよいか、ということです。 「信心して神の大恩を知って、身代(豊かな生活)と人間(徳と力)と達者(体の丈夫)とがそろって子孫に続いていくことを願い、安心して先を楽しんで、代まさりのおかげを受けていく」 つまり、神様からいただいた生命をまっとうさせていただくことです。 こんにちも、いじめられて自殺する子供がおります。確かにいろいろな辛いところもあるのでしょうが、一人で悩んで結論を出しています。個人として自立することの大切さが自己中心に生きることに置き換えられているように思うのです。またとない、生命を賜ったお互いだから、大切にしあうという部分が欠落しているのではないでしょうか。人間には、立ち向かう力と共に耐え忍ぶ力をいただいています。生命の尊さということをもっと、わからせていただくと同時に、そのことを伝えていくことも大切なことです。 ◎阪神・淡路大震災復興金光教信奉者大会 来る2月11日に「阪神・淡路大震災復興金光教信奉者大会」が、神戸の国際会館ハーバーランドプラザで開催されます。2千人入る仮設のホールです。歩道や公園などに、地震のつめ跡がのこっていますが、ハーバーランド一帯は早く復旧しています。日曜、祝日は買い物客などでたいへんに賑わいをみせています。教会では、10時にバスで出発して、プレハブの尻池教会に参拝して、大会に参加したいと願っています。友だちや知人など、一緒に行ってもよいという方がおられましたら、お誘いください。 尻池教会は昨年の金光大神大祭の講師に迎えました谷口先生が御用されています。周辺は空き地が多く、焼けたビルがそのまま残っています。一方では、家が建っているところも増えてきています。なかなか、復興はたいへんなことです。4万世帯の人たちが仮設住宅におられ、約900人の人たちが待機所やテントで生活されています。兵庫県では、2年間で住宅を建てて入居できるように工事を進めていますが、まだまだこれから大変だなと思います。 年末に別のプレハブの広前に参拝させていただきました。台所は、波板で作っているため、寒さで結露して、朝は水滴が天井からポタポタと落ちてくるのです。帽子をかぶって台所仕事をされるのも、「これも、一つのありがたい体験だ」と、夫人が明るく話してくださいました。 しかし、そのように思えるのは、信心をいただかれているからだと思うのです。そうでなければ、「何とかして」などのグチを言われるのではないでしょうか。人間の内面の力強さをお互いに発揮しなければなりません。でも、心の奥底に力強いものがあるということを知らないでいる人の方が多いのではないでしょうか。 ◎願いが成就するように 皆さん方には、いろいろな願いがあると思います。その願いが成就するように私もお願いしてまいります。それで、願いがかなわなかったときにも、そのことをお届けしてください。さらに、お願いしてもっともっと、おかげを蒙ってまいりたいと願っています。願いが成就するだけの大きい神様をいただいているのですが、われわれ人間の方で、小さい神様にしているところがあるのではないでしょうか。 この4日から31日まで信行期間ということで、全教勢をそろえて取り組ませていただきます。朝六時、10時、夕方4時の3回、勢祈念をさせていただき、お話を聞かせていただきます。その中身をもって、今年、1年の大みかげを蒙ってまいりましょう。 どうぞ、今年1年、よろしくお願い申し上げます。
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