ハカセの今

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共通の趣味 我が子ながら変わってるなあ、と思っていました。 こくっぱが障害児だとわかり、いろいろ調べていくうちに、「もしかしたらハカセも変?」 児童相談所での聞き取り調査の時、 どうしてこくっぱの遊び方を「不思議に思わなかったのか」きかれました。 「だって、お兄ちゃんも同じ遊び方をしていましたので・・・。」 ミニカーを敷居の上にキチンと並べる。 自転車のタイヤをひたすら回す。 バケツに水をためて、ひたすらかき混ぜ「渦巻き」を作る。 まだまだありますが、ほんとにこくっぱとハカセの趣味はそっくりです。 話をしていくうちに「お兄ちゃんはアスペルガーかもしれません」と言われました。 こくっぱとの唯一の違いは、ハカセは「ペラペラにしゃべれる」こと。 ただ、普通にしゃべれるようになったわけではありません。 3歳半までに言えた二語文は「ぎゅうにゅーちょーだい」のみ。 あとは「○★△◆☆・・・」何を言ってるのかさっぱりわかりませんでした。 ところがある日突然、しゃべっていたのです。 完璧な文章で。 いまだに、どうして突然完璧にしゃべりはじめたのか、謎・なぞ・ナゾです。 できること・できないこと ハカセは「障害児」ではありません。 日本では、知的障害や肢体不自由などがないと、障害児としては認定されないようです。 コミュニケーションに障害があっても、「普通の子」として扱われます。 確かに見た目は「普通」ですし、日常生活もそれなりにこなしています。 ところが、小学生になっていろいろと困ることが増えてきています。 もし、何も知らなかったら 「勉強ができるのに、なんで常識がわからないの」 「じっとして先生の話を聞きなさい!」 「今、関係ないことを話さないの!」 と、叱られつづけていたことでしょう。 『できること』と『できないこと』の差が、信じられないくらい大きいんです。 数字が大好きです。 誰も教えていません。質問されれば答えていただけです。 小学校入学前には「繰り上がりの足し算」「繰り下がりの引き算」ができるようになっていました。 「(−1)と(−3)はどちらが大きいか」もわかっているようです。 どういう風に理解しているのかは謎ですが、 1年生になって「さんすう」の教科書をもらってきた時、 その日のうちに載っていた「足し算」「引き算」を全部やっていました。 ところがひらがなが苦手です。お手本を見て同じように書くことが大嫌い。 手先が不器用で、いまでも家では箸を使わず、スプーンとフォークで食べているくらい。 「えんぴつ」で自分のイメージ通りに描くなんて、至難の業です。 キーボードを使ってローマ字入力でなら、ひらがなは全部かけるのに・・・。 何よりも難しいのは人間関係。 どうも「人と人の距離」が測れません。 友達にちょっかいを出して、引き際がわからず、相手が泣くまでやってしまう。 見知らぬ人をつかまえて、まるで旧知の友のように語り掛ける。 保育所の頃なら「人懐こいかわいい子」で通っていましたが、 小学生の今、この辺をどう教えていくか、最大の課題になってきています。 |