散 財 日 記(2003年6月)
6月30日
日照り
あ〜あ、本当に古本日照りだよ。土日は珍しく暇だったのであちこち覗いてみたのだけれど、ホント買うものがないよなぁ。
実は今日でわが職場は組織改変、それに伴う事務やら片づけやらでみんなあたふた。おかげで古本屋にもしばらく行けそうもない。なんせ今まで35人でやっていた仕事を13人でやらなくちゃならないからなぁ。というわけで、更新が滞るとは思いますが引き続きよろしくお願いします。
(今日の購入冊数:0冊/今月買った本:66冊/今年買った本:350冊)
6月24日
落札
ヤフオクでとんでもないものを落札してしまう。といっても本ではなくCDだ。
CD「バッハエディション/THE COMPLETE WORKS」
がそれ。なんとCD160枚セットである。いわゆる「バッハ全集」ってやつだね。しかし160枚ということは、一日一枚聞いても半年近くかかるってことだよな。考えてみればすげーな、オイ。
今日は早めに仕事が終わったので、家賃を払いがてらO市の新刊書店Sに寄ってみた。ぼんやりと新刊棚を見ていると、
谷譲次「テキサス無宿/キキ」(みすず書房)
なる本が目に付いた。「大人の本棚」というシリーズ中の1冊らしい。これはぜひ購入しなければ! もちろんあの名作、「上海された男」も収録されてます。ちなみに収録作のかなづかい、おどり字等はすべて原文どおり。当時の雰囲気が味わえますな。
実家に着いて雨に濡れながら玄関に飛び込むと、眼前にゆうパックの箱がどど〜んと置いてあった。おお、MURDER BY THE MAILからではありませぬか。早速開封して戦利品を眺めるオレ。まずは洋書から。
Brian Flynn “Invisible Death”(英リプリント版?)
〃 “The Shaking Spear”(英初版)
フリンもだいぶたまってきてるんだが読んでる暇がないよなぁ。続いて日本のミステリ&翻訳書。今回のカタログには日本語の本も掲載されていたんだよね。
庄司総一「しびれ」(光書房)→嬉しいぞ。
マウリ・サリオラ「ヘルシンキ事件」(TBS出版会)→全然縁がなかった「北欧ミステリーシリーズ」中の1冊。
そして以前、「お願いします」と頼んでいた本が3冊。
高木彬光「火車と死者」(桃源社ポピュラーブックス)
鮎川哲也「黒い白鳥」(講談社ロマンブックス)→第2版。初版とは装丁違い。
高木彬光「三尺の墓」(東京文藝社)→大前田ものの短編5編と松下研三ものの短編、「青チンさん」を収録。装丁もイカス!
前号に引き続き、今回も満足のお買い物でありました。
話はがらっと変わるけれど、明日は職場の上司の通夜。登山で鍛えた体も病には勝てなかったか。いい人だったのになぁ。合掌・・・・・・。
(今日の購入冊数:8冊/今月買った本:66冊/今年買った本:350冊)
6月22日
買いすぎだ
う〜ん、本を買いすぎてしまったよ。なんせ行きつけのブックオフがオール¥100フェアなんかやってるんだもんな。これじゃあこの前の処分の意味がないじゃん。買ったタイトルは、
ミッキー・スピレーン「スピレーン傑作集 第1巻」(創元推理文庫)
〃 「 〃 第2巻」( 〃 )
d:ロス・マクドナルド「三つの道」( 〃 )→所持本がカバ欠だったので。
d: 〃 「青いジャングル」( 〃 )→ 〃 。
島田一男「警視庁記者クラブ」(徳間文庫)→BSの映画が面白かったので。
レイモンド・チャンドラー「マーロウ最後の事件」(晶文社)
ウィリアム・アイリッシュ「さらばニューヨーク」( 〃 )
有明夏夫「大浪花諸人往来」(角川書店)
〃 「不知火の化粧回し:大浪花諸人往来
第3巻」( 〃 )
多岐川恭「人形屋お仙:ゆっくり雨太郎捕物控」(光風社出版)
麻耶雄嵩「痾」(講談社ノベルズ)
〃 「鴉」(幻冬社)
〃 「木製の王子」(講談社ノベルズ)
といったところ。うわぁ、¥100の誘惑に負けて麻耶なんかまで買ってるよ。まあまあ嬉しかったのが晶文社の2冊。買い逃していていつの間にか書店から消えていたんだよね。
MURDER BY THE MAILからカタログが届いていたのでこちらも何冊か注文。届いたら書きますね。
さてと、明朝のコロンビア戦のために風呂入って酒飲んで寝るぞぉ。
(今日の購入冊数:13冊/今月買った本:58冊/今年買った本:342冊)
6月18日
いろいろ
・DVD「LED ZEPPELIN DVD」
がものすげぇ!!! 特にサウンドをDTSに設定して聞くと感涙ものである。中でもアールズコートでの「トランプルド・アンダー・フット」とネブワースでの「アキレス・ラスト・スタンド」は鳥肌もの。狂熱の5時間30分を過ごさせていただきました。でも、好きな「ノー・クウォーター」が収録されていなかったのはちょっと残念。
・な、なんと
ポール・アルテ「死が招く」(ポケミス1732:初)
がもう発売になっているのですか? 各サイトの購入報告に慌ててbk1で検索してみると、おお、確かに発売になっている。同時発売の
ドロシー・ヒューズ「孤独な場所で」(ポケミス1733:初)
とあわせソッコーで注文を入れる。アルテはもちろん楽しみだけれど、約半世紀ぶりの紹介となるヒューズも見逃しちゃいけませんぜ>ALL。
・掲示板でよしださんに「喝」を入れられてしまったぞ(笑)。というわけで、昨日の日記の表題に「?」を入れました。
・さてと、今日(正確には明日だけど)はコンフェデ杯の一回戦だ。時間があるから、またツェッペリンのDVDを見直そう。
(今日の購入冊数:2冊/今月買った本:45冊/今年買った本:329冊)
6月17日
決断?
意を決して本を処分することにした。ブツは横溝と乱歩、前者は東京文藝社の黒表紙の2シリーズと新版横溝正史全集の端本を38冊(ダブリあり)、後者は講談社の「明智探偵事務所」の帯の付いた、やはり黒表紙のシリーズを6冊。そしてDVDが4枚だ。まあこれくらいの冊数じゃ焼け石に水なんだけどさ。ちなみに持ち込んだのは「ほんだらけ」。「まあ¥3000くらいになればいいや」と思っていたんだけど、なんと査定は¥14,800! 明細を見せてもらったのだが、横溝は一律¥200の値が付いている。DVDが全部で¥4,800の査定だったので、乱歩本は1冊¥400かぁ。しかし、これが棚に並ぶといったいいくらになるのかちょっと怖いぞ。
購入本のほうは洋書が1冊。
J・D・Carr “The Blind Barber”(米リプリント版)
カタログにFirst Editionと書いてあったので注文を入れたのだが、封を開けてみてガッカリ。グロセット&ダンラップ版のリプリント本でありました。まあ、考えてみれば、初版本が$5.00のわけないやね(笑)。というわけで、「盲目の理髪師」ページの画像を入れ替えました。ジャケット無しなので地味な画像ですが、よろしければ見てやってくださいませ。
(今日の購入冊数:1冊/今月買った本:43冊/今年買った本:327冊)
6月15日
引退試合
「お〜〜おおお、福田! ゲットゴール、福田!」、というわけで埼玉スタジアムにミスターレッズの引退試合を見に行ってまいりました。試合終了間際、最後のゲットゴールの時泣きそうになってしまったよ、いやマジで。ギドもペトロもウーベもみんなありがとう。そしてご苦労様、福田・・・・・・。
実は月曜日から左手の親指が痛み出した。なんか普通じゃない痛みだったのでソッコーで医者に行くと、なんと腱鞘炎だそう。「親指は使わないでね」と言われたので、更新のほうをお休みさせていただきました。この間に買った本はこんなところ。
Gerald Kersh “Karmesin The World’s Greatest Criminal or Most Outrageous Liar”(C&L)→あのジェラルド・カーシュの犯罪者物。読みたいけど英語が難しそうである。どこからか翻訳出しません?
Elizabeth Peters “Liz Peters, PI”( 〃 )→お馴染みの小冊子。予約購読者に配られるみたい。
日下三蔵 編:蘭郁二郎「蘭郁二郎集:怪奇探偵小説名作選
第7巻」(ちくま文庫)→氷川瓏ばかりに眼が行きがちだが、この集も見逃せない。蘭の幻想小説が纏まって読めるのは嬉しい。
d: 〃 :小栗虫太郎「小栗虫太郎集: 〃 第6巻」( 〃 )→イタダキ!
d: 〃 :蘭郁二郎「蘭郁二郎集: 〃 第7巻」( 〃 )→イタダキ!
上遠野浩平「しずるさんと偏屈な死者たち」(富士見ミステリー文庫)→他の人のサイトで知った本。危うく見逃すところだったよ。
しかしまたもや新刊ばかり。BやRから目録が届いているのだが注文どうしよう?
(今日の購入冊数:6冊/今月買った本:42冊/今年買った本:326冊)
6月 7〜8日
もちろん
知ってましたよん。茗荷丸さん。これだけに大枚はたくのもしゃく(笑)なんでスルーしてますけど。
さて、この日は所属している「神津恭介FC」の大会当日、今年は短編「幽霊の顔」の舞台であるわが栃木県烏山町を訪れる予定なのである。電車の時刻は14:37なので、その前にひとっ走り車を走らせ某古書店に向かう。実は金曜日の帰りに寄ったときポケミスが大量に並んでいるのを確認していたのだ(レアなものは先に抜かれてしまったみたいだけど)。買ったタイトルは、
アガサ・クリスティ「満潮に乗って」(ポケミス384:初)→以下、ポケミスと初は略。
〃 「死が最後にやってくる」(396)
〃 「魔術の殺人」(449)
ウィリアム・アイリッシュ「死者との結婚」(465)
エド・マクベイン「通り魔」(531)
A・A・フェア「黄金の煉瓦」(576)
アガサ・クリスティ「死人の鏡」(584)
〃 「パディントン発4時50分」(595)
ロス・マクドナルド「ウィチャリー家の女」(739)
〃 「トラブルはわが影法師」(740)
カート・キャノン「酔いどれ探偵街を行く」(794)
ロス・マクドナルド「縞模様の霊柩車」(840)
エド・マクベイン「斧」(871)
ジョン・ガードナー「アンダーストライク」(942)
エド・マクベイン「人形とキャレラ」(946)
アリステリア・マクリーン「ナヴァロンの要塞」(958)
ジョン・ガードナー「アンバー・ナイン」(970)
エラリイ・クイーン「クイーンのフルハウス」(1031)
ディック・フランシス「本命」(1032)
〃 「度胸」(1055)
エド・マクベイン「警官」(1061)
ロス・マクドナルド「ドルの向こう側」(1080)
エド・マクベイン「ショットガン」(1103)
〃 「はめ絵」(1141)
〃 「夜と昼」(1193)
いやあ、大漁じゃわい。続いて均一棚から気になったタイトルを2冊。
F・S・ジルベール「ガラスの墓標」(ハヤカワノヴェルズ)
佐橋法龍「こちら禅寺探偵局」(講談社ノベルズ)
と、ここでタイムリミット。友人宅に車を置かせてもらい駅へ。ちょうどホームに入ってきた電車の先頭車両に乗ると、そこは真っ黒どろどろ状態。掲示板でおなじみの大鴎さんや神津bUさんらに挨拶を済ませミステリ話に加わる。そして1時間ほどで烏山駅に到着、とんぼ返りで自宅絵と戻る大鴎さんと別れ、旅館に入り買出しに行って飯を食って酒を飲んで延々とミステリ談義。オレは日本酒の飲みすぎでダウンしてしまいましたとさ。
翌日は写真館で集合写真を撮り、そして神津恭介の生誕地である「宇都宮市菊水町」へ。途中、宇都宮駅で大鴎さんと再度合流し、タクシーに分乗し現地へ向かう。当時の面影は当然ながら全然無いんだけどね。しばらく周辺を散策したあと、今度はバスに乗り駅へ向かう。実は今年は時間の関係上古本屋には寄らないはずだったのだが、この面子を古本屋に案内しなかったらあとで何を言われるかわかったもんじゃありません。というわけで途中下車しY古書店に寄ることに。お、外の均一台に、
ライオネル・デヴィッドスン「シロへの長い道」(HM文庫)
富島健夫「初恋よさようなら」(春陽文庫)
があるじゃないの、と購入。でも実は富島は若山と間違えて買ってしまったのである(トホホ)。続いて徒歩で向かうはZ書房。つい先日までは確かに営業していたのだが、ところがなんと八百屋になっていて一同がっかり、気を取り直してM書店に向かう。M書店はミステリに結構力を入れているので、もしかしたらという思いで店に入ったのだがこれといったものはやはりない。持っていなかった、
H・H・エーヴェルス「蜘蛛・ミイラの花嫁」(創土社)
が3桁後半の値付けであったので、これを購入したのみでありました。ちなみに他の方々は「古本の鬼」みたいな方々ばかりなので、当然このレベルの古本屋では買うものは無きに等しいのか全然買わず。ね、宇都宮の古本屋のレベルってこんなもんなんですよ。
ここで古本屋周りは終了、一同電車に乗って帰途に着いたのでありました。
それと、帰宅後見た日本対アルゼンチン戦なんだけど・・・・・・、あのさぁ、勝てないのはわかってるんだから4年後を目指して若手を鍛えましょうよ。特にフォワードとディフェンス、今の面子が悪いとは言わないけれど、どう考えたって秋田や奈良橋や中山が2006年まで代表をはれるわけないんだからさぁ。今から4年後を見据えた強化をしていかないと、本当に勝てなくなっちゃうよ。
(今日の購入冊数:30冊/今月買った本:36冊/今年買った本:320冊)
6月 4日
シモンズ
実家の近所で葬式があったので、休みをもらい一日中葬儀の手伝い。18:00ごろようやく解放されたので、車を走らせ新刊書店のSに向かう。店に入りレジの後ろの予約棚をひょいと見てみると、
日影丈吉「日影丈吉全集 第5巻」(国書刊行会)
がやはり入荷していたので、レジのお姉さんに一言ことわり購入する。今回の巻には「夜の処刑者」、「善の決算」、「イヌの記録」と、日影の著作の中でもレア度の高い短編集が集中集として収められている。一万円札をだしておつりが25円しかこないという値段は相変わらず強烈だけれど、前記の短編集を1冊づつそろえた場合の手間と値段を考えると実はこれでも安いのだ。次回の配本は第3巻、オレが日影の長編でただ1冊もっていない「夜は楽しむもの」が収録される予定である。楽しみですな。
軽くなった財布を握り締めながら(給料日前なのだ)玄関をドアを開けると、宅急便の不在票が。早速連絡を入れて届けてもらう。ブツは
ジュリアン・シモンズ「ブラッディ・マーダー」(新潮社)
東雅夫 編「夢野久作ドグラマグラ幻戯:伝奇ノ匣
第5巻」(学研M文庫)
の2冊。シモンズのミステリって、個人的にはあんまり面白いと思った記憶がないんだけれど、この研究書は楽しみである。「伝奇ノ匣」も順調な刊行が続いている。早く伊佐名鬼一郎が出ないかなぁ。
後輩に録画してもらった、小林旭主演の「俺にさわると危ないぜ」を視聴。全然知らなかったんだけれど、これって都筑道夫「三重露出」の映画化だったのね。
(今日の購入冊数:3冊/今月買った本:6冊/今年買った本:290冊)
6月 2日
久しぶりの洋書
なんとか今やっている補助金の仕事も八合目。土日は少しはゆっくりと過ごせるかと思いきやありがたくないことが発生、物凄く不愉快な週末を過ごしてしまったぞ。おかげで新刊書店にも古本屋にもいけず、また家の中でのんべんだらりとしていることもできず散々な週末でありました。
不愉快なことといえば先日の日記に書いた洋書。こちらから何度メールを送っても返事はなしのつぶて、外国の古本屋さんって言うのは、日本と比べて親切なお店が多いのだけれど例外もあるんだねぇ。まあ本の方は今日無事に届いたんでいいんだけどさ。買ったブツは
Hugh Austin“Murder of a Matriarch”(米初版)
クイント警部が登場する本格編であります。初版本ながら、背と見開きが痛んでいたため$5.00という格安で入手することができた。日本の古いやつは全然入手できないし、こうなったら洋書に命かけたろかぁ。
帰宅途中には、本当に久しぶりに某駅前のB古書店へ。もちろんおいしいものはなかったけれど、新刊落ちを2冊購入。
北野坂柾雪「匣庭の偶殺魔」(角川スニーカー文庫)
霞流一「スティームタイガーの死走」(ケイブンシャノベルズ)
「日影丈吉全集」の第5巻が刊行されたみたいだけど、予約している書店から電話が来ないなぁ。明日あたり見に行ってみよう。
(今日の購入冊数:3冊/今月買った本:3冊/今年買った本:284冊)