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1.米初版:Harper&Brothers 1934
2.英初版:Hamish Hamilton1934
3.米ペーパーバック初版:Penguin(American Branch) 1943
4.英ペーパーバック初版:Penguin 1952
1.「盲目の理髪師」
「別冊宝石61号(S31/12月発行・第9巻第9号):世界探偵小説全集・21 ディクソン・カー篇(第ニ集)」 北村栄三 訳
「
〃
63号(S32/2月発行・第10巻第2号):世界探偵小説全集・22 ディクソン・カー篇(第三集)」 〃 訳*1
2.「盲目の理髪師」 東京創元社 刊 井上一夫 訳 S37/3月(創元推理文庫)
3.「ビクトリア号の殺人」 鶴書房盛光社 刊 「ビクトリア号の殺人・:ミステリ−・ベストセラーズ・5」 内田庶 訳 発行年月日不明
*ジュブナイル向翻訳。「夜あるく」を併録。
4.「ビクトリア号怪事件」 あかね書房 刊 「推理・探偵傑作シリーズ・16」 福島正美 訳 S49/4月 *ジュブナイル向け翻訳。
5.「盲目の理髪師」 東京創元社 刊 井上一夫 訳 H19/2月(創元推理文庫)→2の新版。訳文修正あり。また巻頭に、Collier版に収録されていたアントニー・バウチャーの序文を、巻末に戸川安宣「好事家のためのノート」が収録されている。
*1 二回分載。別宝61号は、長谷川修二訳「かくして殺人へ」他5編との合集、同63号は、長谷川修二訳「この眼で見たんだ」、田中潤司訳「一角獣殺人事件」との合集。
コメント
*怪奇趣味と並び、カーのもう一つの特徴であるファース味が強い作品です。船上という「クローズド・サークル・テーマ」の長編ですが、緊迫感などは欠片もなくドンチャン騒ぎが繰り返されます。不思議(というかなんというか)なことに、殺人が起きその死体が消えてしまうのですが、誰もその死体を捜そうとせず、もう一つの小道具(?)「エメラルドの像」ばかりを探しています。もしかしたら、こういったところが外国人には受けるのかもしれませんが、私には全然面白くありませんでした。したがって、(私個人の)評価は低い作品となっています。なお、Collier版のpbには、アントニー・バウチャーの序文が添えられています。