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現在のふうちゃん。
笑っていて目が細いのでよくわからないかもしれませんが、だいぶパッと見た時には斜視が目立たなくなってきました。
でも写真を撮ると・・・目が寄って写ってしまうことが多いです。不思議ですよね。 |
前のページを書いてから約一年が経ちました。眼鏡による矯正は今も続いており、斜視は相変わらず治らず、大学病院の眼科に定期的に通っています。このページはこの一年の経過報告です(なお、検査の説明等、親の視点からの解説ですので、誤っていることもあるかもしれません。「??」と思われたら、メールやゲストブックでご指摘いただければ幸いです)。
まずメガネを掛け始めて1年が過ぎたところで、遠視の度数が変わっていないか、正しいメガネを掛けているかの検査をしました。
これが実は、なかなか大変なのです。知りたいのは「脳」による調整が入らない純粋な視力なのですが、人間はどうしても「脳」からの指令を受けて瞳孔で視力を調節してしまうのだそうです。特に子供はその傾向が強いのだそうで、瞳孔を完全にマヒさせておかないと正しい視力が測れないのだそうです。
そこで、検査日の1週間前から「アトロピン」という目薬を一日2回点眼します。これは瞳孔の機能をマヒさせる位ですからかなり強い薬らしく、医薬分業でほとんどの薬を外部の薬局で受け取るようになった現在でも、大学病院の薬局から処方されます。
朝と夕方にふうちゃを捕まえて押さえ込み、固くつむった目をこじあけて点眼するのはとても大変でした。あまり嫌がられて泣かれてしまうと涙と一緒に目薬が流れてしまうし、強い薬なので「失敗したみたいだからもう一回」というのは出来ないし・・・。さらに風邪など引かれて熱を出して、目薬を点したのに検査に行けないということになったら困るので、体調管理にも気を遣います。
初めてメガネを作った時も同じ目薬を同じように使ったはずなのですが、その頃はあまり大変だった記憶がありません。一年経って力も強くなっているからなのかな・・・。
点眼を始めて数日経つと、黒目の部分がどんどん大きくなって瞳孔が開いてきます。瞳孔は光が目に入る量を調整する機能があるのですが、マヒさせることで暗い部屋からいきなり明るいところに出た時など、すごく眩しく感じることがあったりするということです。ただ眼科の検査技師さんの説明では日常生活を送る分には全く支障はなく、小学生では体育の授業なども当たり前にやっているとのことでした。
検査の日は、機械により自動的に目の屈折率を測ってデータを取り、それから医師による診察があります。診察では目の寄り方や眼底の状態などをみているようです。この日は視力検査はしません。瞳孔が開いているから、しても意味がないということなのかもしれません。
検査の結果、ふうちゃんの視力は前回とあまり変化がなく、メガネはそのままの状態で使用することになりました。
次に、約2ヶ月間隔で通っている定期検査。
通常行う検査は、二つです。
一つは機械の中の絵を覗き込んで、自動的に目の屈折率を測る検査。大人でも同じ機械を使うので、近視で眼鏡やコンタクトレンズを作ったことのある方なら経験をお持ちだと思います。前のページにも書きましたがふうちゃんの通っている大学病院では子供用に花火やアンパンマンの絵を中に入れてくれているので、機械に顔を近づけるのが嫌いなふうちゃんも割と上手にデータが取れます。とはいえ20秒近く覗き込んでいないとエラーになってしまうので、あとちょっと、というところで嫌がって目を逸らしてしまい、「あー、残念!」ということも多々あるのですが・・・。
この機械でデータが取れれば、大まかな視力や乱視の度数がわかるので、メガネを作ることができます。ふうちゃんの場合、遠視は「内斜視さえなければ矯正する必要がない程度」(技師のKさん)ですが、「乱視が若干入っている」のだそうです。チチもハハも強度の近視・乱視だからねー・・・ε-(ーдー)。
けれども機械でのデータと実際の視力にはズレがあります。人間は目から入ったデータを「脳」で調整して「視る」からです。
そこで、その人の“視る力”を測るために、技師さんによる「視力検査」が必要になります。これが二つ目の検査です。
視力検査は、大人の場合は文字を読んだり○の切れている部分を示したりで行いますが、小さな子の場合は色々方法があるようです。ふうちゃんの病院では「魚、犬、鳥、蝶」のシルエット(黒く塗られた絵)を見分ける方法が主に使われています。
ふうちゃんは4つの絵の名前を知っているし、言うこともできるのですが、発音が悪いので(「さかな」は「ややや」、「とり」は「うに」と聞こえる・・・イントネーションは合っているんだけど・・・)いつもは手元に渡されている同じ絵を指さす、という方法で検査しています。
しかし・・・今年(2002年)の1月まで10回以上検査に通いましたが、一度もまともに出来た試しはありませんでした。初めて検査した1年数ヶ月前は、技師さんの絵を見て手元にある同じ絵を指さす“マッチング”の概念を全く理解しておらず、絶望的な気分になったものです。その後家にある絵カードなどを使ってアノ手コノ手でマッチングを教え込んだら1ヶ月程度でやり方は理解したものの、依然として視力検査の場では上手く行きません。家では色とりどりのキレイなカードでやっているから楽しいけど、眼科ではシルエットだし、検査室の雰囲気もなんだかものものしいし・・・。
ところが。
一月の検査では、初めてきちんと視力が測れました。キッカケが何だったのかは全くわかりませんが、ふうちゃは検査を「遊び」と間違えたようで、「検査楽しい〜、もっと遊んで〜」状態になってしまったのです(^_^;。
50センチの距離から両目で測って、2.0の絵までクリア。その後同じく50センチの距離から片目ずつ測ってクリア。次に1メートルの距離から片目ずつ測っても2.0の絵までクリアしました。本当は2.5メートルのところから行う検査なので、距離で度数を割って、1メートルのところから2.0の絵が見えても約0.7までということになるのですが、これ以上距離を離すと集中が難しいので、この日はこれで終了になりました。
ふうちゃんは遠視性内斜視ですが、これは矯正しないで放っておくと、弱視になってしまいます。現在片目ずつ0.7以上の視力があると証明されたことは、矯正が順調に進んでいるということになります。
出来る時って、ほんとにいきなり訪れるんですよね。裏返せば今まであまりに出来なかった、ということなのかもしれないけど(笑)
検査室に入った途端大泣きして検査中止になってしまった日もありましたし、機嫌が良くて何回か答えてくれても、途中で飽きてイヤになって中断してしまった日もありました。通っている病院はとても遠く片道2時間かかるので、機嫌が悪くて機械のデータすら取れなかった日などは「何もデータが取れなくて、今日は一体何をしにはるばるここまで来たんだろう・・・」と落ち込むこともありました。
現在住んでいる家の側の大学病院に転院しようかと考えたこともあったのですが、ふうちゃんを担当してくれるKさんがとても優しくて素晴らしい技師さんなので、この人にずっとふうちゃんの検査をお願いしたい、と思ったことや検査室の雰囲気や技師さんが変わるとまた一からやり直しになって、距離的には近くなっても元の木阿弥ではないかということから思いとどまりました。幸い実家が病院の近くにあるので検査の前後はたいてい実家に寄って泊まらせてもらったりしています。
現在のふうちゃんは、普通に見ている限りあまり内斜視とは思えないほど目の位置は治って来ています。ただ、写真を撮ると一目瞭然・・・。10枚写したら8枚は可愛く撮れていない、という具合でしょうか。
今回の視力検査は大変良くできたのですが、2.0などの小さい絵になると、良く見ようとして目がキューっと内側に入ったりしていたようです。その意味ではまだまだ先は長い・・・ε-(ーдー)。
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