音楽療法について

 ふうちゃんは、毎週土曜日、障害児専門の音楽療法の教室である「鳩笛リズム教室」に通っています。

 この教室は、今年で25周年という長い歴史を持っています。主宰の先生は教室開室前にも長く障害児教育に携わって来られ、長い経験と知識に基づき、独自の理論で音楽療法を展開されて来られました。

 ふうちゃんの通っているのは、就学前の児童のグループ療育クラスです。土曜日の朝10時からお昼をはさんで13時30分まで。主宰の先生のもとで音楽療法を学んでいる職員の先生方が生徒の数だけいらっしゃるので、母子分離でマンツーマンの対応です。障害の種類はさまざまで、自閉症のお子さんもダウン症のお子さんもいらっしゃいます。

 セッションでは感覚統合を採り入れた動きや、楽器を用いた遊び、音楽によるコミュニケーションなどをみっちり1時間かけて行います。セッションの前後に自由遊び・課題遊びの時間がたっぷりあるので、気持ちの切り替えがスムーズにできない日でも落ちついてセッションに入ることができます。13時過ぎに保護者が集まり、その日のおさらいと子供の様子の報告があります。

今年2月に行われた発表会で。
イベントに強いオンナ・ふうちゃんは、この日舞台に緊張することもなく、ニコニコと演目をこなしました。パパとママは客席からハラハラして見守っていましたが、眩しいライトにも動じることなく終始上機嫌でした。
白いジャケットを着ているのが職員の先生方で、ふうちゃんと手をつないでいるのがいつもふうちゃんを担当してくださっているK先生です。
(後日、K先生からも「ふうちゃん本番に強くてビーックリしました!」というお褒めの言葉をいただいたのでした)

 ふうちゃんはもともと音楽が大好きでしたが、この教室に通うようになってから、音楽をコミュニケーションの手段として使えるようになりました。職員の先生方はみなさんとても暖かく、ふうちゃんはアットホームな雰囲気の中で伸び伸びとセッションを楽しんでいます。

 この教室は主宰の先生が高齢のため、来年(2002年)の3月で閉室することになっています。ふうちゃんの成長にとってとても大きな意味を持っているこの教室が閉室してしまうのは、ほんとに淋しく残念なのですが・・・。残されたあと数カ月を、思いっきり楽しもうね、ふうちゃん!