MRSA感染と判明!

●6/6再手術後3日目
 
面会に行くと、K先生が来ました。
 「細菌培養の結果が出ました。感染していた菌はブドウ球菌でした。日常にいる菌ですが、効果のある抗生剤が数種類しかないので、体力の落ちた人にとっては身体の中に入ってしまうと怖いです。体力がついてくれば何でもないんですけどね。今日の夜から抗生剤を変更します」。

 やっぱりMRSAかあ・・・。
 先生に「もし、その抗生剤が効かなかったら、もうダメなんですか」と聞くと、「そうですね。でもお母さん、そういうことを考えちゃダメですよ。考えると本当になっちゃうことがあるからね!」と強い調子で励まされてしまいました。
 さらに、先生からは、下記のような話がありました。

●細菌の炎症反応(CRP値)は現在12。これは健康な人の数値が0.5程度であるので、かなり高いほう。でも、実は再手術前は18まで上がったので、下がってきたのではないか。加えて手術をすると一般的に10くらいまで上がるので、今後を見ていきたい。熱は現在平熱に戻っている。
●抗生剤による治療ももちろんだが、体力をつけることもとても大切。
●現在ふうちゃんが入っている集中治療室には、手術後のお子さんや重症のお子さんがいる。よそのお子さんにふうちゃんの菌が移ってしまうと大変なことになるので、その意味で個室に戻ってもらった方がいいと考えている。今日はとりあえずこのままにして、明日個室に戻るかどうか考えましょう。

 細菌の炎症反応(CRP値)については、ふうちゃんがまだ赤ちゃんの頃、心筋炎になって入院した時に、9ぐらいで大騒ぎしていたことを覚えていました。ですから18という数値がいかに高いか、ということは想像がつきました。
 個室に移る件については、先生の言う意味は客観的にはとても良くわかるし、集中治療室に入っている他のお子さんのご家族の気持ちからすれば、早く出ていって欲しい、と思うでしょうが、こんな状態で移るのはためらわれました。
 ただ看護婦さんの話では、ふうちゃんは食事をほとんど食べず、夜もあまり眠れていないそうです。集中治療室は夜も電気をつけっぱなしで煌々と明るいので、寝づらいこともあるでしょう。
 食事についても、ふうちゃんは食事を楽しいこととは思っていないので、しょっちゅう「イヤイヤ」をします。イヤイヤしてはみたけれど本当はまだ食べても良かった、ということもしばしばあるので、その辺は「読み」の勝負になるのですが、ママは「イヤイヤ」されてもそれが本当に嫌なのかそうでないのかわかるし、機嫌を取りまくったり歌をうたったりしてなんとかなだめて食べさせることもできます。この意味で、個室に戻って3食毎回ママが食べさせることができれば、ずいぶんふうちゃんのお腹に入る量は違ってくると思われました。
 ドレーンをつけ、抑制もされた状態のふうちゃんに個室で24時間付き添う勇気はママにはあまりありませんでしたが、やっぱり個室に戻った方がふうちゃんの回復にとってははるかに効力がありそうでした。
 そこで、結論はパパと話し合ってからにして、とりあえずの措置として、K先生のところに行き、ふうちゃんの好物の食べ物の持ち込みを許可してもらい、個室に置いてあったプチダノンとミックスフルーツを看護婦さんに渡し、適当に食べさせてもらうようにお願いして帰りました。