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先日、「心療内科」に行ってきました。
「心療内科」ってナニ?と思う方もいらっしゃるかもしれません。要するに、精神科のことです。
最近、何となく自分が自分でないような感覚を持っていました。なんでもないことでイライラしたり、今まで許せていたことが許せなくなったり。
原因は、わかっていました。6月にちょっとした「事件」があったのです。
6月の半ば頃からふうちゃんは暑さのせいか食欲が落ちて、すごく食事を嫌がるようになっちゃったんです。一応好きなものばかり食べさせてはいるのですが、それでも嫌がるのである日ついパシン、と手が出ました。もちろん激怒の説教つき。
怒られたしぶたれたしで、ふうちゃんは恐れおののいてその後は黙々と全部食べましたが、最近自分の意志で吐けるようになっている彼女は、デザートまで終了した後、全部戻しました。
完全に私への仕返し、としての「戻し」でした。
ふうちゃんに吐かれるのは慣れっこなはずでした。自慢じゃないけど、もう何百回と吐かれているんです。周辺への被害を極力少なくするための方法も、後始末も慣れたもの。ふうちゃんの椅子の下には洗面器が常に待機しているんですから・・・。
ところが、その日は、ふうちゃんに吐かれた瞬間に自分の中で何かが切れる音がしました。ほんとに「プツン」と切れたんです。このままだとふうちゃんに何をするかわからない。そう思った私はふうちゃんをゲロの中に置き去りにし、寝室に逃げ込みました。幸いパパが20分後くらいに帰ってくることはわかっていました。携帯に電話し状況だけ伝えて、私は何もせず寝室でパパの帰りを待ちました。後始末は全てパパがやってくれました。
次の日事情を知って、実家の母が飛んできました。二人でいるのは良くないからとにかく実家にいらっしゃい、と連れに来たのです。本当に助かりました。私はもうふうちゃんにどう接していいのかわからない状態になっていましたし、ふうちゃんもママはいつもと違って近寄りがたい、と感じているようでした。そこにふうちゃんを溺愛しているジイジとバアバが入ってくれたことで、関係はずいぶん和らぎました。「事件」から一日経ったその日の夜には割といつもどおりの関係に戻って、食事もスムーズに食べさせることができました。
でも、それ以来、日常生活は淡々とこなしつつも、自分の内部で何かが違う、という状況になってしまったのです。
イライラしてつまらないことで腹が立つし、ふうちゃんのことも何となく冷ややかに距離を置いて見ているような気がします。食欲が落ちるわけでも眠れないわけでもなく生活に変化は何もないのですが、自分の心をどこかに置き忘れて来てしまったような感じです。
例えばふうちゃんと散歩をしていて、ふうちゃんがあちこち触りまくった汚れた手を口に突っ込んで、口のまわりが真っ黒になってしまったのを見つけると、とたんにキレてしまいます。ものすごい勢いでふうちゃんの指を口から引きずり出し、怒鳴ったりしました。楽しむことが主目的のはずの散歩なのは十分承知していながら、です。
7月の初め頃、ふうちゃんを保育園に送った後、ハンバーガー屋さんでコーヒーを飲むために並んでいたら、店員さんが「失礼します」と言って私の前を通ったことがありました。その時「何故前を通るの。後ろは空いてるのに」とものすごく腹が立ったのです(もちろん口では言いませんでしたが)。ちゃんと「失礼します」と言ったし、そんなことで腹が立つなんて異常だ、ということはわかっているのです。それでも何故かムカツク。これは本当にヤバイかも、と思って、ついに「心療内科」の門をくぐったのです。
初診だったので、医師の診察の前に1時間ほどカウンセラーの方に自分の状況を詳しくお話することになりました。原因と思われる「事件」のこと。ふうちゃんが生まれてから今までのこと。現在自分の心が不安定で、自分が自分でないような感じがすることなど、全部正直に話しました。
すると、カウンセラーの方は、「うーん」と唸りました。
問診票の状況から見ると、「鬱」ではないですね。むしろ「鬱」の症状は全く出ていなくて、極めて健康的(問診票はちゃんと正直に書きましたよ)。だけど、ものすごくストレスの多い環境に長い間さらされて、心が極度に疲労している状態だと思います。
ほんとはストレスを減らさなくちゃいけないんです。でもあなたの場合、あまり減らすことができませんよね。うーん・・・。
カウンセラーの方によれば、健常児でも小食の子のお母さんで鬱になってしまう人がいるくらいで、食べようとしない子供に毎日毎日食事を食べさせるストレスはすごいものがあるのだそうです。
ましてや我が家の場合、ミキサー食、全介助。障害児として色々問題も抱えている。ずっとものすごいストレスの中に置かれて来たはずで、これまで今のような状態に一度もならなかったのがむしろ不思議だ、と言われてしまいました。
正直言って、あなたはいつ「鬱」になってもおかしくないようなストレスにずっとさらされてきていると思います。いつも「いっぱいいっぱい」でやってきましたよね。お嬢さんに障害があるとわかってから2年半くらい、ずっとストレスがかかりっぱなしだったと思います。
ただあなたは普段から良く食べるし、眠りも深いし、積極的な性格なので、今まではストレスを上手に発散できて「心の健康度」がとても高かったんでしょう。それがちょっと崩れている状態で、疲労が溜まっているんですね。健常なお子さんでも子育てのストレスがある頃なのに、さらに加味されている要素が多すぎるんです。
お嬢さんの問題はすぐには解決しないし、少なくともこれから数年は同じような状況が続くでしょう。ストレスを減らす方法があまりないですねぇ・・・。
今言える一番良い方法は、今やっている努力を半分にすることです。やらないというわけには行かないだろうし、やらないと逆にストレスになることもあるから、やっている時間を半分にしてください。食事だったらレトルト使うとか、散歩だったら毎日1時間行っていたのを30分にするとか、とにかく物理的な量を減らすこと。心に休息を与えてあげてください。
医師の診察はたったの3分でした。個人のクリニックに行ったのですが、驚いたことにものすごーく混んでいるんです。私が行った時で20人は待っていました。
診察は、正直全然ダメでした。カウンセラーの方が話の内容を細かくカルテに書いて下さったのに、30秒くらい斜め読みしただけ。「固形が食べられないのはあなたですか?」とか「要するにお子さんに虐待しないか心配なわけですね」とか的外れな質問をしたので、「違います。自分が通常の自分ではない感じなんです」と言うと、「要するに“不安”が強いっていうことですね。一応抗うつ剤の一番軽いのをお出ししましょう。鬱の症状は出ていないので、さらにそれを半分にして飲んでみてください。じゃ。」で終わり。
まぁあれだけ患者が多ければ仕方ないのかもしれないけど・・・。まるで薬を出すマシーンみたい。
とりあえず薬をもらって帰ってきましたが、結局飲みませんでした。カウンセラーの方とお話したら、気持ちが落ちついちゃったんです。
私の場合ふうちゃんが初めての子供で、生まれた時から心配事は色々あったので、大変だけど“それが日常、当たり前の生活”で、(若干はもちろん感じていたけれど)そんなにひどく自分の心にストレスがかかっているって思っていなかったんです。
さらに私は、責任ある仕事を10年以上してきて、仕事を辞めたとたんにふうちゃんが障害児だと宣告されたので、今まで仕事に向けていたパワーを全部ふうちゃんに向けて“頑張って”しまっていたんですね。
カウンセラーの方にそれを指摘されて、自分でも「あー、私の今置かれている状況っていつ“鬱”になってもおかしくないほど苛酷なんだー」って気づいたら、それだけでずいぶん心が楽になりました。
もともとお気楽なO型の典型、結局それで治ってしまった感じです。
その日を境につまらないことでイライラすることもなくなりましたし、自分の心の中で感じていたふうちゃんとの距離もなくなって、むしろ以前よりもいとおしいと感じるようになった気がします。
その日以来、自分を大事にするようにしています。なんでもかんでも手抜きしてみよっ!と思いつつ、なかなか手抜きは難しいのですが、面倒くさくなったらとにかくやめちゃえっ!です。
パパもずいぶん心配したようです。私たち夫婦は普段はあまりケンカをしないのですが、イライラしていた間は私が細かいことで突っかかったりしていましたから・・・。
最近の土・日はふうちゃんに食事をあげるのを交替してくれているのですが、いかにストレスかよーくわかったみたいです。先日は怒鳴ることが皆無のような人がふうちゃんに怒鳴っていました(^_^;。
まぁ、ふうちゃんもパパのことは舐めきっているので、私よりさらに言うこと聞かないし、口もあけないのですが・・・。
まだリハビリ期間中で、今後また大波がくるかもしれないけど、とりあえず落ちついたかな〜。
エラソーなコトを書いていても、実際はこんなものです・・・。
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