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そして、ついに12月1日がやってきました。
12/1と次に登園する12/4の2日間は、私も一緒に付き添うことになっていました。健常児なら0歳児ですら初日から母子分離だというのに・・・。慣らし保育なので、お昼を食べ終わる12時30分頃にはお帰りになるのですが、やはり保育園としては10年ぶりに預かる障害児に大変不安だったのでしょう。ただ、私としてもふうちゃんの最大の問題である食事については実際に食べるところを見てもらうのが一番と思いましたし、保育園でのおおよその生活を知る上でも2日間付き添えたのは良かったです。
ただこれは、全ての障害児のお母さんができることではないですよね。私の場合11/22からほとんど仕事ができない状態が続いたので、入園後はさらに大変だろうと予め一週間休みをもらってしまったのです。私の状況に理解がある職場で、かつ、時間が比較的自由なお気楽パートであるという、すごく恵まれた状況にあるからできたのだと思います。
朝9時15分に登園。ふうちゃんはやはり緊張気味です。ふうちゃんの名前が書かれたロッカーに着替えなどを入れていると、お友達が「そこは○○ちゃんのとこだよ」と言いに来ました。多分前の日に退園したお友達が使っていたところだったのでしょう。
担任の一人、S先生が「ふうちゃんは何が好きですか」と聞いたので、「ゾウが大好きです」と言うと、「それじゃあふうちゃんのマークは“ゾウ”にしましょうね。みんな自分のマークが決まっていて、字は読めないけどマークで自分の場所がわかるんです」。12/4に行ってみるとふうちゃんのロッカーやタオルかけ、靴箱など全てに手書きの青いゾウの絵が貼ってありました。こういう配慮はさすが保育園。嬉しかったです。
さらにS先生は、泣きベソをかいてママから離れなかったふうちゃんのために、0歳児のクラスにあったゾウのぬいぐるみを持ってきてくれました。これで少しふうちゃんも安心したようでした(このゾウのぬいぐるみは2週間ほどふうちゃんの精神安定剤として活躍し、ふうちゃんが登園するとお友達が持ってきてくれるようになりました)。
入園したのが12月ととても寒い時期だったので、朝の集まりをした後はホールで遊ぶことになりました。ホールは寒い時期や雨の日の遊び場であり、保育園児全員が集まってお昼寝をする場所でもあります。遊具もたくさん揃っています。
ホールに行くとさっきまでの緊張はどこへやら。ふうちゃんはさっさとママを捨ててイキイキと活動を始めました。子供が4人くらい入れるプラスチックのミニハウスが気に入って、出たり入ったり。ふうちゃんが遊んでいるとお友達もどんどん寄ってきて、ミニハウスはギュウ詰めになってしまいました。
S先生がふうちゃんにコンビカーを持ってきました。お友達が三輪車を乗りこなしているのをミニハウスから眺めていたのを見てくれていたのだと思います。コンビカーはじいじが買ってくれて実家にあるのですが(我が家は狭くて乗るスペースがないため)、ふうちゃんは怖いのか、乗せてもすぐ降りてしまうし、自分からは絶対近づきません。S先生に「うちにもあるんですが、乗りません」というと「でも興味はありそうよねー」と言って、ふうちゃんを誘い、さりげなくコンビカーの背の手すりを持たせました。
するとどうでしょう!ふうちゃんは手すりを自発的に押して歩き出したのです。力の加減が下手なのでコンビカーが滑るように先に進むと怖がって手を離してしまうのですが、気に入ったらしく何度もチャレンジしました。ママにとっては目からウロコの出来事でした。今まで実家でどんなに差し向けてもやろうとしなかったことが、魔法のように出来てしまったのです。
心臓が悪かったせいもあり、これまであまり健常児と交わらせてこなかったので、保育園の刺激はふうちゃんにとって強すぎるのではないか、とママは内心不安に思っていました。実際一緒にクラスに入ってみると、お友達は飛び回って叫んでいて、まぁうるさいこと、うるさいこと。今まで割と静かな世界にいたふうちゃんが一日中こんなところにいたら目を回してしまうのではないかと心配だったのですが、それは杞憂に終わりそうでした。ニコニコしながらコンビカーを押すふうちゃんを見て、あぁ、保育園に入れて良かったー、とママはしみじみ思ったのでした。
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