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11月上旬に、応募の書類を保育課に提出しました。その際「来年4月からの入園希望に加えて、今年度も空きが出た際には入園を希望しますか?」と聞かれたので、とりあえず「ハイ」と答えておきました。ま、どーせ空きなんてでないよ、と思いながら・・・。
さすが集中募集期間というだけあって応募受付会場は混雑していました。私の前後は、4月に保育園に入園できたらそれから仕事を探します、という求職のための入園希望者で、この地域では保育園入園がそれほど難しくないのだなー、という感じを受けました。以前に住んでいた地域は全国で5本の指に入るくらい保育園待機児が多く、求職のためなどという理由で応募しても、入園はまず不可能だったからです(念のため、地域によって異なるかもしれませんが、求職理由の入園は2ヶ月に限定されています。その間に就職できればそのまま継続できますが、就職が決まらなければ退園しなければならないことになっています)。
内定連絡は2月28日ということだったので、まぁそれまでは何もやることはないし、と思っていたら、いきなり11月21日に会社に保育課から電話がかかってきました。その日は外に出ていて会社には戻らなかったのですが、なんと2度もかかってきたとか。携帯に連絡しても何故だかつかまらないし(地下鉄に乗っていたのでしょうかね・・・)、上司はずいぶん心配したようです。結局私がそのことを知ったのは夜になってからで、保育課と連絡を取ることはできませんでした。
翌朝連絡を入れてみると、「公立のS保育園に空きが出ました。12月からの入園になります。ただ、まだ内定ではなく、候補にリストアップされただけです。正式な内定は“審査会”後になります。また、お嬢さんはS保育園には見学に行かれていませんね。審査会前に見学に行っていただかないといけないのですが、明日は祝日ですので、できれば今日、行っていただけないでしょうか」
・・・・ひぇぇぇぇ!
あわてて会社に連絡を入れ、休暇をもらいました。その日は確か水曜日で、23日は勤労感謝の日、25・26日は土・日というスケジュールでした。審査会の日時は教えてくれなかったものの何となく27日の月曜日のようなニュアンスでした。
入れてくれるのは嬉しいのですが、その週の金曜日(12/1)にはもう入園、というすごい強行スケジュールです。「つぼみの会」も退園しなきゃならないし、ちょっと心の準備がなぁ・・・。
S保育園は、確か第3希望にした園で、我が家から徒歩6分くらいのところにあります。家からは近いのですが駅前なので人気が高いだろうと、入園できることなど全く考えてもいなかったのです。
早速S保育園に見学の予約。保育課からも連絡が入っていたらしく、スムーズでした。S保育園は駅前の団地の1階にあり、明るくて広々とした印象を受けました。パンフレットに「人工地盤の上なので、足腰が強くなります」(爆笑!)と書いてあった通り、園庭もお砂場以外は土ではなくゴムのようなものが敷き詰められていました。土いじりができない、と気にされる方もいるかもしれませんが、ふうちゃんは過敏で土などに触るのが好きではないので私は気になりませんでした。
保育園にふうちゃんを置いてそのまま電車に乗って出かけられるので動線的には都合も良く、(保育園がふうちゃんの受け入れ大丈夫、と判断すれば)うちはS保育園に入りたいわー、と思ったのでした。
ただ、もう一つ気にしなければならない問題がありました。
「つぼみの会」の退園を先生方に言いだすタイミングです。
10月から入れてもらってまだ2ヶ月にもならないけど、「つぼみの会」には本当にお世話になりました。仕事を始められたのはふうちゃんを預けられたからですし、ふうちゃんもすっと馴染んで「つぼみの会」をとっても好きになったところでした。「つぼみの会」は15時お帰りで延長保育も気軽には頼めないので、やはり保育園の方が都合がいいのですが、こんなにすぐ辞めることになると利用するだけ利用して辞めてしまうようで、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいでした。私自身も「つぼみの会」の雰囲気がとても好きになってきたところだったので、後ろ髪を引かれるようなところもありました。
・・・審査会前は(入園できるかどうかわからないから)やっぱり言えない。でも審査会が27日だとしたら、退園まで4日しかなくてドタバタになってしまう。これだけお世話になっておいて、とっても失礼な辞め方だよね・・・。
考えた末、「親の会」の会長さんに事前にお話することにしました。多分会長さんが先生にお伝えくださるだろう、という期待もありましたし、もしお伝えいただかなくても、失礼な辞め方をしたわけではなかった、ということだけはわかっていただけるかな、と思ったからです。
実際には我が家の事情を良く理解してくださり、「ふうちゃんにとっても保育園の方が向いているような気がしますよ。でも、帰って来たかったらいつでも帰って来ていいんですよ」ととても暖かく送り出してくださいました。
今でも朝たまに通園バスに出会うと、ニコニコしながら手を振ってくださいます。滅多にないのですが保育園のことで悩んでいたりすると、バスを見ただけで涙が出そうになることもあるくらいです。
・・・そして、ついに27日。夕方に内定の電話がかかってきました。大丈夫だろうとは思っていたのですが、やはり障害児が入園するのは難しいのでヤッター!という気持ちでした。
でも、入園までにはまだ色々ありました。保育園での健康診断と面接です。保育園に電話を入れたところ、「書いてもらわなくてはいけない書類があるので、明日取りに来て、明後日面接をしましょう」とのこと。まぁパートだから仕事の都合もつくけどさ・・・・、こんなに過密スケジュールでは都合のつかない親もたくさんいるんじゃない?
・・・と言いたい気持ちをぐっと堪え、ママとふうちゃんは翌日イソイソと面接に向かったのでした。
面接は園長先生と担任の先生、園に所属している看護婦さんで行われました。ふうちゃんがいてはゆっくりお話もできないでしょうということで、面接の間もう一人の担任の先生がふうちゃんを見ていてくれました。
我が家からは“ふうちゃん取り扱い説明書”なるものを持参しました。これはふうちゃんの今までの発達の経緯や心臓病のこと、生活の様子、できることとできないことなどをB5の紙数枚にまとめたものです。新しい病院などにかかるたびに何度も何度も同じ事を聞かれて面倒くさかったことや、過ぎたことはすぐ忘れるのでメモしておこう、という目的で作ったのですが、一度作ってしまえば次に使うときにまたちょっと書き足せばいいだけなのでほんとに便利です(このHP作成の時の貴重なデータとしてもねっ!)。今まで病院の他、訓練や音楽療法の教室、「つぼみの会」などふうちゃんがお世話になるところはほとんど持参していますが、先方もメモを取らなくて良いし、とても好評です。
この“ふうちゃん取り扱い説明書”に基づいて色々お話をしました。先生方はその日はすごく表情が固くて、緊張している様子でした。確かにふうちゃんは障害の程度としては軽くはないけれど、いつもニコニコして機嫌の良い子だし、意思もはっきりと伝えられるし、おとなしいタイプなので、食事のことを除いてはそれほど心配することはないと思ったのですが・・・。後日保育課に聞いてみたところ、S保育園はここ10年くらい障害児の受け入れをしたことがなかったのだそうです。今だから言える話ですが、先生方はきっとすごく戸惑っていらっしゃったのだと思います。
その日、一度家に戻って、ふうちゃんのお昼寝を挟んで近所の園医のところに、園の看護婦さんと一緒に健康診断に向かいました。手術が終わっているので心配はないはずなのですが、やはりちょっと不安でした。それでも無事終わって、やっと入園に向けての手続きは終了。何と2日後には入園です。
はっきり言って、22日から仕事はほとんど出来ませんでした。会社には全く行ってませんし、家でも色々やらなければいけないことがあって・・・。
もうちょっと余裕を持って準備させてもらいたいものですよネ・・・。
入園手続きが一応終了し12月1日があと2日に迫っても、まだまだやらなければならないことは山積みでした。
まず、ふうちゃんは今までブラウスとスカートというような服が多かったので、保育園に着ていけるような上下分かれた着脱の簡単な服をあまり持っていませんでした。それでママはスーパーへトレーナーとスパッツを買いに走りました。まだバーゲンの時期ではなかったので、定価。保育園に3組置いておかなければならなかったので合計6組揃えたら、結構なお値段になりました(ToT)
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次に、保育園でお昼寝するお布団のカバー類の名前つけと寝間着入れの製作。掛け布団、敷き布団、毛布と3種類カバーがあって、園で指定されている位置に名前布をつけるのです。これは昔から家庭科が授業の中で一番嫌いだったママにとってはすごい試練でした。ミシンも持っていなかったので、ばあばに泣きつき、寝間着入れと名前布は作ってもらいました。ありがたや、ありがたや。でも名前布をカバーにつける作業は自分でやるしかなく、高校2年生以来十数年ぶりに“まつり縫い”なるものをやってしまいました。仕上がり的には高校の時よりもはるかに下手でしたが、まぁ、こんなもの誰も見ないわよっ!
さらにお手拭きタオルにループをつける作業もありました。タオルは子供が自分のだとわかるように、全部同じ柄で揃え、トイレ用は赤いループ、その他用は白いループをつけるのです。このくらいは簡単なので私でも十分できるのですが、トイレ用・その他用と一日2枚使うし、洗い替えや予備を考えて4組揃えたので、全部で8枚のタオルにループをつけなければならなかったのでした。
そして「つぼみの会」へのご挨拶や、置いていた荷物の片づけ。30日にふうちゃんを迎えに行き、大荷物を持って外に出ると、ふうちゃんは状況を感じたのか、少しベソをかき、何度か振り返っていました。
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