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ママが眠りから醒めると、パパの冷たい視線が注がれていました。
ふうちゃんは座席を2つ使って横になって寝たのですが、あまり良く眠れず、寝返りを打とうとしたり、しょっちゅう目を覚ますので、パパは心配で眠れなかったんですって。
ママはどんな環境でも眠れる体質です。これに対し、パパは結構デリケートで飛行機などではあまり眠れないのだそうです。でもさー、ママは出発の日、パッキングのために徹夜したし、そのあとふうちゃんを連れて音楽教室にも行って、大忙しだったんだよー!
ふうちゃんはパパの体質を受け継いでしまったようです。結局2時間ちょっとしか眠れなかったようでした。
もうすぐホノルルに着くというので、ふうちゃんにバナナをあげました。バナナは1本しか使わないと思ったのですが、念のために2本持ってきていたので、1本余ったことになります。
実はこの余ったバナナを持っていくかどうか、ちょっと迷っていました。スーパーマーケットの場所がわかっていなかったので、お昼の安心材料として持っていきたかったのです。ただ、入国の際、果物を持ち込んではいけないことも知っていたので、入国からトラブルに巻き込まれて不愉快な思いをしたくない、とも思っていました。
さんざん迷った末、やはり最初からトラブルは避けようと思い、機内にバナナを置いていくことにしました。捕まったら日本から持ってきているベビーフードのビンなども見つかって(これは蓋を開けていなければ持ち込んでも一向に構わないのですが)、なんでこんな大きい子にベビーフードなんだ、ってことになった時、この子は摂食障害があっていまだに離乳食の形態のものを食べているんです、なんて英語で説明する自信はとてもなかったからです。
でも、この決断はほんとに正解でした!
入国審査を終え、預けていた荷物をママが取って戻ってきたら、ふうちゃんの食事を入れて持ってきた保冷バッグの中を制服を着た女性がいじくりまわしていました。女性の側には犬が。

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その女性がママに「何か果物を入れていませんか」と聞くので、(ああ、来たな)と思いながら「バナナを入れて来ましたが、機内で食べさせて、もう残っていません」と答えました。 |
すると女性はつまらなそうに、犬とともに引き上げていきました。それでも犬はその後も何度も寄ってきてバッグの側で止まっていました。バナナは香りが強いので、しっかりと残っていたのでしょう。
あとで旅行会社の人に聞いたところ、ホノルル空港には何匹も犬がいて、それぞれ担当が分かれているのだそうです。果物については、バナナ犬とかみかん犬とか種類別に分かれているのだとか。どおりで他の犬は寄ってこなかったわけです。

| そして果物がみつかると、罰金がなんと100ドル!なんだそうです。これを聞いて、良かったー!と心底思ったママなのでした。 |
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パパの証言によれば、検査官は保冷バッグの中をかなり念入りにいじくりまわしたそうです。パパは、ママが残ったバナナを機内に残してきたかどうかまでは知らなかったので、検査官の質問に答えることもできなかったとか。
あー、危なかった!
みなさんも海外に行かれる際には、どうか、気をつけて下さいね!
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