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検査が無事に終了しその後特に問題がなければ、ふうちゃんは次の日退院です。
ただ、入院後、婦長さんから「検査後の一日だけは、出血等の心配があり、看護婦が常に目をかけられる状態に置きたいので、大部屋でお願いします」と言われ、ママはふうちゃんが一番いてほしい時にそばにいてあげられなかったわけです。
先生の説明が終わったのは1時半。パパはすっとんで会社に行きました。
ママは個室を引き払った荷物を抱えて一旦家に戻りました。家に帰るともう2時。面会は3時からですから、とりあえず玄関に荷物を置いただけでまた病院にトンボ帰りしました。
病院でおにぎりを食べていると、3時になり、病棟のドアが開きました。
ふうちゃんはベッドにくくりつけられていました。抑制、というのでしょうか、背中に長い紐のついたベストを着せられ、その紐をベッドの頭の柵に結びつけてあります。また、点滴をしている左手と静脈を切った右足を動かしてはいけないので、紐でくくられた上に、重石をのせられて動けないようになっていました。
抑制については事前に聞いていたので納得していましたが、やはり目の当たりにすると結構くるものがあります。でも、本番の手術の時は何日かされるのでしょうし、動いてしまって出血したら大変なことになるので仕方ないんですよね・・・。
氷まくらをしていたし、身体が少し熱いなあ、と思っていたのですが、看護婦さんが来て熱を計るとなんと38度5分。
「今まで風邪引いていても熱は出なかったのに」と言うと、「検査で使う造影剤の副作用で熱が出ているので、風邪ではないと思います」とのこと。
ふうちゃんは動きたくてご機嫌が悪く、泣き声を出したりママにすがるような声を出して哀願するのですが、ママもそれはかなえてあげられません。
「明日になれば自由にできるから、我慢しよう」と言い聞かせるだけでした。
本音を言えば、検査の日個室が許されなかったことにこの場面で感謝しました。このような状態で付き添っていたらいたたまれなかったでしょうから。
看護婦さんに聞いたところ、ふうちゃんはママが面会にくるまではおとなしかったそうです。麻酔が抜けかけでうつらうつらしていたこともあるのでしょうが、「ママが来ると甘えたいのよねえ」と看護婦さんも言っていました。
5時頃に牛乳が来ました。朝・昼抜きだったので久々にお腹に入るものでした。
ただ、抑制されているのでどうやって飲ませるのかなあ、と思ったら、哺乳ビンでまったく身体を起こさずにあげてください、と言われました。
寝たままなんて無理でしょう、と思ったのですが、仕方がないのでそのままあげていると、吐いてしまいました。私だって寝たままの状態で液体を飲めと言われてもやはり無理だと思います。
看護婦さんがシーツやら抑制着やらを取り替えているところへ、主治医のM先生が様子を見にやってきました。ラッキー!!
「寝たままの状態でミルクを飲んだら吐いちゃったんですうー」とM先生をチラチラ見ながら言うと、「右足さえ動かさなければいいよ。ちょっと頭高くなるように傾斜つけてあげて」と言ってくださいました。寝たままで夕食なんてとても食べさせる勇気がなかったので、ほんとに助かりました。
6時すぎに夕食が来ました。
看護婦さんがベッドに20度くらいの傾斜をつけてくださったので、ふうちゃんは楽に食べることができました。病院でのふうちゃんのための食事(ミキサー食)は品数は2品と少ない反面、量がものすごく多かったのですが、さすがにお腹がぺこぺこと見えて、全部平らげました。
食べさせ終わるともう6時50分でした。面会終了まであと10分。広げた絵本やおもちゃなどを片づけたりしていたらあっと言う間に過ぎてしまいました。
ふうちゃんが泣かないように食事のお盆を片づけに出て、そのままさりげなく帰ることにしました。
帰り際、廊下からふうちゃんのベッドを見ると、ふうちゃんはママが戻ってくるのを待っているように見えました。
翌日(3/9)は12時にふうちゃんを迎えに行き、熱などがなければ病院でお昼を食べてから退院、ということになっていました。ふつうは面会時間まで待たなければならないのですが、ふうちゃんは多分看護婦さんの手からではご飯を食べないだろうということで、少し早めてもらえたのです。
12時に病棟に入りふうちゃんのベッドを覗くと、なんともぬけの殻。入って荷物を置いたら、「ギャー」という歓声とともにふうちゃんがトコトコ歩いてやってきました。抑制を解いてもらって自由になり、保母さん(小児病棟に常勤していて小さい子の世話をしてくれる)に連れられてプレイルームで遊んでいたのです。
元気で歩いているふうちゃんを見て、本当に嬉しかった。でも、たかが検査でこんなに一喜一憂していては身体が持ちませんね。
さて、退院後のふうちゃんは、というと・・・。
退院の翌日は外来で検査でつけた傷の観察と消毒。はじめて傷の大きさを見せてもらいましたが、ほんとに5ミリ程度で、もうくっついていました。その日からお風呂もオーケー、全く日常生活に戻りました。入院中に吐いて髪が臭ったので、お風呂に入れることになって嬉しかったです(自分のことみたい)。あとは手術の日の連絡を待つだけ、になりました。
ふうちゃんは、2日くらいママべっとりになりましたが、思ったより早く通常の状態に戻りました。入院の後遺症といえるのは、自傷行為(ふうちゃんの場合自分で自分の頭をペチペチ殴るだけですが)がエスカレートしたことと、エレベーターなどで見知らぬ人がいきなり入って来ると(多分お医者さんだと思って)怯えるようになったことくらいです。やはり個室でママと最初の2日間過ごせたのが大きかったかな、という気がしています。
さて、次はいよいよ本番(手術)です。一体どうなることやら・・・。
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