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そしていよいよやってきました、3月8日、カテーテル検査の日。
前の日は12時までは何を食べても飲んでもいいですよ、と言われていたので、夕食のあと、おやつで残しておいたヨーグルトと自宅から隠し持ってきた「ミックスフルーツ」というベビーフード(これはとってもおいしいんです。フルーツを離乳食用に細かくしただけですから。ふうちゃんの大好物です)を一ビンあげました。
本音をいうと、やはり検査への不安がありました。全身麻酔をして、万が一(ほんとに一万分の一の確率なんですけど)醒めなかったら。その時、最後にミックスフルーツを食べさせてあげたっていうことはママの慰めになるだろう、ってそこまで考えたんです。
朝は6時に叩き起こされました。看護婦さんがオレンジジュースを持ってきてくれたので、ふうちゃんに飲ませました。あちこちの病室で配膳している音。ふうちゃんの部屋のドアには「朝食抜き」の札がしっかりとかけられています。
ふうちゃんもママも日頃早起きには慣れていないので、うつらうつらしていると、先生がやってきました。時計を見ると7時50分。「注射しますので、お預かりしますね」。ふうちゃんは泣きベソをかきながら“連行”されて行きました。
そして、8時20分。「着替えて点滴しますので、お預かりしますね」。またもやふうちゃんは泣きベソをかきながら“連行”されて行きました。
といっても、わりと近くで処置するので、「ギャー!!!(ママ訳:あたしに何をしようっていうのよ!!!)」という声はずっと聞こえていましたが。
パパが来たのは8時30分ぎりぎり。ふうちゃんは点滴からまだ戻って来ていませんでした。戻ってきた時はもう手に点滴の針が刺さり、抱っこもできない状態。もうちょっと早く来るように言っただろー!、とママ怒りの一撃。お詫びに朝食をおごってもらうことで勘弁してあげました。
そして8時45分。「それでは検査に行きますので、お預かりしますね」。
ふうちゃんは子供用のキャリアーに乗せられて、行ってしまいました。
後に残されたパパとママは、一度部屋に戻りましたが、手持ちぶさただし、お腹も空いたということで、病院内のカフェでモーニングセットを食べました。戻ってきてもやはり手持ちぶさたなのでテレビをつけると、ちょうどその日(3/8)は日比谷線の脱線・衝突事故が起きた日で、テレビはその報道一色でした。
正直言って個室で幸いしました。待合室なんかで待たされたら、いくら安全な検査とはいえ不安でたまらなくなっていたかもしれません。個室だったのでパパの持ってきた新聞を読んだり、テレビを見たりでかなり気が紛れました。
11時半を過ぎました。戻ってきません。
「どうしたのかなあ」といずれともなく呟きました。テレビはずっと事故の様子を報道しています。
12時になりました。戻ってきません。ママは個室を出て、病棟の出口まで行ってみました。もう戻っていて、その日過ごすことになっている大部屋に運び込まれているのかもしれない、と思ったからです。
でも戻ってはいませんでした。がっかりしながら個室に帰ろうとすると、病棟の事務の方が「今A先生から連絡があって、順調に行っているんですけどいろいろやらなければならないことがあるので遅くなります、ってことです」と教えてくださいました。
結局戻ってきたのは1時近く。教えてもらって病棟の出口でお迎えしました。
ふうちゃんはうっすら目を開けていましたが、もうろうとしているようでした。
「頑張ったね、良かったね」と声をかけました。
その後は看護婦さんにおまかせして、パパとママは個室を出ました。病棟の外の待合室で待っていると、A先生が「検査結果についてお話しますので、面談室に来て下さい」と迎えに来られました。
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