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   “小笠原”につい 

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小笠原諸島は、

太平洋の北西端、伊豆諸島とマリアナ諸島の中間、

東西1,800km、南北1,000kmの広い海域に散在する島々からなります。

むかし、海底火山の噴火や海底の隆起によって、

洋上に顔を出したのがこれらの島々の始まりだそーです。

 

   

 

   

 

   


突然誕生したこれらの島々には、陸上の生物は全くみられません。

そして、大陸から遠く離れた大洋に孤立しているため、

他の地域からの生物の移動も容易ではありませんでした。

それでも、島が誕生して以来長い時間をかけて、

偶然、若しくは新天地を求め(?)やって来た生物も徐々に定着し、

今ではいろいろな生物がみられます。

ただし、生物相をみるとやはりちょっと偏っているよーで、

例えば哺乳類では、人の移入が原因で島にやってきたとされている

ヤギ・イヌ・ネコ・ネズミの類を除くと、コウモリ類しかみられません。

 

島にたどり着いた陸上の動・植物たちには、

地理的に隔離された独特な環境に、長い年月の中で適応し、

他の地域と異なった種分化が生じたものが多くみられます(固有種)。

島に自生する植物の40%が、

陸産の貝類では90%近くを固有種が占めるそうです。

ちなみに、先のコウモリも小笠原の固有種です。

一方、島の周辺海域でみられる魚類では、

沿岸性の魚の中に珍しい奴ら(固有種や未記載種)がちらほらみられる程度で、

陸上の生物と比べ、固有種の割合はかなり少ないようです。

これは陸上生物と違って、彼らにとって“海”が移動の妨げにならないためで、

「海はつながっているから…」という逃げ文句(?)で説明できます。

 

 


この狭い空間で
特異な遷移をたどり、
絶妙なバランスで形成された独自の生態は、

大航海時代末期、はじめて人がこれらの島々にたどり着き、

19世紀に入り、本格的な入植・開拓が始まると、

多くの島々で急激な変化があったようです。

それでも未だ、ここは私にとって興味のある場所です。

週末になると、“小笠原”の風景をはじめ、

数センチ程の小さなキノコや魚から、

イルカや十数メートルにもなるクジラたちとの出逢いを求めて、

カメラを担ぎ、陸や海を右往左往しています。

 

      

           

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