サン・ピエトロ本寺 (ローマ)

とにかく高い所へ登ろうと,ヴァチカンのクーポラへやって来ました。
ヴァチカンへはテルミニ駅から 64番のバスに乗るか,地下鉄A線の終点オッタヴィアーノ駅から南の方へ少し歩きます。

サン・ピエトロ本寺正面玄関の列柱をくぐり,ポーチ右脇の通路からエレベーター乗場に出ます。日中ならお堂の中からも乗場に行けます。エレベーターで身廊の屋根に登り,クーポラ入口から天井裏の廊下を廻ると,ドラム(円筒部)内側に出ます。上下の景観を見ながらドラムを半周して,写真にある窓と窓の間の壁の中を螺旋階段で2重円蓋の隙間まで登ります。
下から見上げていた金モザイクの文字の大きいこと,向う側の出口で手を上げている赤いコートの家内と比べてください。

クーポラ内面のモザイクも綺麗です,真下にはベルニーニ作のバルダッキーノの青銅天蓋が見下ろせます。太いねじりん棒の柱で支えられている大きな天蓋ですが(高さ29m),建物全体からするとさほど大きくは見えません。
天蓋に使用された青銅はパンテオンから取って来たとか,何処から取ってきたのでしょうか,玄関の屋根瓦でしょうか,何にしてもローマ時代の遺産です。
このお堂はマクセンティウスのバシリカパンテオンを重ねてデザインされたと言われていますが,とにかく巨大です。
ミケランジェロのデザインではギリシャ十字のお堂でしたが,後日カルロ・マデルノが長い身廊を追加し,ベルニーニが楕円形の広場を造りました。

フィレンツェのお堂のクーポラは通路が1本なのであちこちで登り下りの譲り合いが必要でしたが,このクーポラは通路が2本あり1方通行なので比較的楽に登れます。2重円蓋の隙間は壁が斜めになっており,所々の明り取りからは法王の紋所の入った鉛の屋根瓦や外の景色が見られます。

クーポラから戻った身廊の屋上には売店があり,日本人のシスターが絵葉書等のお土産を売っていました。ポストもありました。切手はヴァチカン政府発行で,硬貨も形状はイタリア政府のものと同じですが模様が異なります。ヴァチカンは独立国家なのです。
帰りはエレベーターもありますが,案内がなかったので,螺旋階段をひたすら回って下りました。


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