
オルヴィエート大寺 (オルヴィエート)
ローマの北方 130Km にある断崖上の城塞都市です。
フィレンツェ行きの電車に乗り1時間ほどで行けます。駅前からフニクラーレ(ケーブルカー)で崖を登り,上で待っているミニバスに乗るとお寺の前の広場が終点です。料金はフニクラーレとセットです。フィレンツェ,ローマ間の街道沿いにあり,砦跡にはメディチ家の紋所が残っています。ファッサード(正面飾壁)の「マリア戴冠」のモザイクが実に美しいです。
写真では午前中のため日光があたらず発色が悪いのですが,西日を受けると金色に燦然と輝きます。
旧約・新約聖書に基く壁面の浅浮彫りも見事です。青銅の扉は最近の物で,エミリオ・グレコの作ですが,新旧が自然に調和しています。
「ボルセーナの奇跡」の聖遺物をお祭りするために建てられた教会だとか。
主祭壇左側の礼拝堂には,聖餐のパンより流れ出たキリストの血に染まった聖布が黄金の櫃に収められています。櫃の七宝細工も見事です。
主祭壇右側のサン・ブリツィオ礼拝堂にあるルカ・シニョレルリのフレスコ画がすばらしいです。オルヴィエートは白ワインの産地としても有名です。
駅の売店で何気なく買った \600 のワインをローマのホテルに帰ってから飲みましたが,しまった! もっと買って来るんだった。
2度目の旅ではお堂前の酒屋で12本も買込みその重さに往生しました。お堂の正面を歩くお巡りさん,英語力は私と大差ありませんでしたが,お世話になりました。
オルヴィエートにはもう1つ名物があります。フニクラーレの駅裏に「サン・パトリツィオの井戸」があります。井戸を取巻く2重螺旋の階段を下り,水を汲み,降りて来る人と出会わずに昇って行くことができます。断崖上の城塞都市の命の水です。螺旋階段の窓から井戸の底を覗くと,水面がきらきらと銀色に輝いていました。下へ降りてわかったのですが,投入れられたコインの山でした。私達も百円玉を肩越しに投じ再来を祈念しました。しかし残念ながら井戸の底は,ほんのりとしょんべん臭かった,人間もマーキングをする動物らしい。(エジプトのピラミッドの頂上も同様とか)