ヴァチカン美術館はすばらしい美の宝庫です。
歴代の法王のコレクションですが,この富を「私」していたのですからあきれたもんです。
あちこちの宮殿でも感じることですが,これが権力者の「権力の象徴」であり「威厳」なのでしょうか。人間は,祭り上げられると悪い気持はしないものですが,それに慣れると不遜に陥り事の本質を見失いはしないでしょうか。
きっかけが「宗教」であるだけで「勝てば官軍」なのでしょうか。
何にしても,これだけまとまって後世に残ったのですから感謝すべきかも知れませんが。
写真は,ギリシャ・ローマ時代の彫刻,エジプト・エトルリアの遺品等を見てシスティナ礼拝堂に向う廊下の天井です。綺麗にライトアップされていて目を奪われます。
両側の壁には当時の地図が沢山掲げられています。我が版図を誇示するためでしょうか,参拝に来る地方の領主どもと円滑に話を進めるためでしょうか。
ぶつくさ言わずに先へ行きましょう。この廊下を渡ると,ラファエロのスタンツェ(部屋)に入ります,ボルジア家の間を通ってシスティナ礼拝堂に出ますと,修復の終ったミケランジェロの天井画と最後の審判の大壁画が迫ります。
30数年前に見た時より明るく奇麗になっていました。修復時に,後世描き加えられていた腰布を消したら女だったという話もあります。
カラヴァッジョの絵等のあるピナコテカ(絵画館)はヴァチカン美術館入口付近の別棟にあります。
美術館内にはカフェテリアがありますので1日居ても大丈夫です。