銀器美術館 (フィレンツェ)

アルノ川に架るポンテ・ヴェッキオを渡った先のピッティ宮殿にあります。パラティーナ画廊とは反対の左側に入口があります。

ロレンツォ・イル・マニフィコが所有していた貴石の壷16点が飾られています。ローマ皇帝のお宝が伝わったものとか。
この壷は縞瑪瑙ですが,両側の取っ手も含め一体です。蓋は別の器が合わせられている感じです。
水晶の壷も見事でした。他の壷の撮影も試みましたがことごとく手ぶれで失敗しました。

ロレンツォ(写真背景の額)は銀の台座を追加したりして,自分のお宝として再構成し,壷の表面には LAV.R.MED と自分のイニシャルを刻ませました。
暖めた硬石の器で酒を飲む話が塩野七生さんの「メディチ家殺人事件」に出てきます。塩野さんもこの部屋でこれ等の器をいつまでもご覧になっていたのでしょう。

銀器美術館の主体は19世紀にザルツブルグからもたらされた銀食器にあります。金鍍金された豪華な食器が何組も展示されていました。
他に刀剣コレクションがあり,トルコの半月刀に並んで日本の長刀と長巻きが展示されていました。何時誰が贈ったのでしょうか? 秀吉が贈ったと云う鎌倉時代の古刀(スペインに現存するのではないかとする本は読みましたが)なら大変です。
又,鶴の絵模様の中国製の絹のタピストリーが何枚も飾られていました。古い硬貨のコレクションもありましたが,数が多すぎてよくわかりません。
イタリアの小学生の社会科見学と一緒になりましたが,彼女達はダイヤの首飾りに溜息をついていました。


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