「科学の基礎知識を問う」ために、文部科学省の科学技術政策研究所が調査を行ったそうだ。記事によれば、昨年、18〜69歳の約2000人に面接し、10問を出して解答してもらったらしい。
その基礎知識を問うための問題を以下に列挙する。全て○×形式で解答することになっている。
1:大陸は何万年もかけて移動している。
2:現在の人類は原始的な動物種から進化した。
3:地球の中心部は非常に高温である。
4:我々が呼吸に使う酸素は植物から作られたものだ。
5:全ての放射能は人工的に作られたものだ。
6:ごく初期の人類は恐竜と同時代に生きていた。
7:電子の大きさは原子の大きさよりも小さい。
8:レーザーは音波を収束させることで得られる。
9:男か女になるかを決めるのは父親の遺伝子だ。
10:抗生物質はバクテリア同様ウィルスも殺す。
さて、これを読んだ皆さん、どうでしたか。ちなみに正解は
こちらです。
この調査は日本だけでなく、欧米でも行われていて、日本の正統率は51%で14ヶ国中12位だったという。
正直なところ、「これって、本当に基礎知識なのだろうか?」という疑問は残る。とはいえ、遊びとしてやるのなら何も問題はないだろう。危惧するのは、調査結果を以って、「だから日本の科学教育はどうのこうの」だとか、「日本人は科学に対して・・・」という早急な結論を引き出す人が出てくることである。
ところで、どうも、これらの問題を作るにあたって、何らかの予備調査が行われたのではないか、と思うのである。例えば問8は科学というよりは工学だし、問10は医学に近い。こういう問題が選ばれたということは、予備調査の段階で間違う人が多かったためではないか、と推測するのである。
(2002-1-27)
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