レース回顧(兵藤82期)

兵藤一也・21歳・82期・群馬


大空にはばたけ

2月、平、普通A級、(第11回前節)

私にとっては、

グランプリ前座の立川A級戦以来のレース。

マークの先輩が

インに詰まっているのを気にしながら仕掛け、

後続をちぎって逃走した立川決勝のとき、

82期の本命はルーキーチャンプ組ではなく、

こっちかもしれないと思わせた。

A級特進後は着外1回で

あとはほとんどが1着で期待は大きい。

準決勝で実力を試される組み合わせがセットされた。

兵藤マークは横には脆い、同県の松浦。

一方、別戦の主役は千葉の自在型エレベータ・石井

タテの脚ならS級中堅クラス。

石井のコメントは自力も、

兵藤が強いとふめばインで粘りたいところ。

予想どおり(大方の予想に反し?)石井がインで粘り、

マークの松浦は1センターで糸切れの凧。

これでどう転んでも私の予想は的中と思えた。

こころは既に払戻所にあり、

あたまでは配当金がめぐり、

足もそちらに向きかかった4角。

私の「差せ!」の気合とともに石井が踏み込んだ。

思いっきり踏み込んだ。

そしたら、後の千葉県までつれてきちゃった。

おかげで私の勝負券は「紙くず」に・・・

決勝、南関4車との対決。

南関はS級シリーズでも人気になりそうなライン。

笹野井−松山−石井−千葉県(斎藤だったか)

笹野井を捲る力はあるのかもしれないが、

番手に松山がいては確実に止められそう。

先行できなければ大敗の可能性が大で、

レースぶりが注目された。

ダミーの埼玉ラインが前で、

兵藤中段、南関のSもどきラインは後方に構えた。

うしろの同県欧州選手(大塚だったか)が

北海道に競られているのをしきりに気にしており、

仕掛け遅れが懸念された。

赤板でうしろの編隊が動きはじめたが、

まだ自分のうしろが気になる様子。

案の定、内に包まれてしまった。

万事休すと思ったその時、

一瞬の切れ目を見つけた兵藤は

目にもとまらぬ早業で車群の前に抜け出た。

当然マークはインに置かれたまま。

まるでだるま落としを見ているよう。

前に追いついたのは

またもや石井以下の千葉コンビ。

ゴール前できっちり差されたが

今度はうしろの千葉県は3着。

器用な脚で大負けはなさそう。

低速からの立ち上がりは恩田康司(40期)なみ。

義理堅いので友達は増えそうだが、馬力不足。

捲りを見てみたい。