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 打ち合わせ編-1
【1】2000.7.29 わたしらが元気なうちにやってしまおや
 少し前に庭を広げることができ、それを機に増築の話が持ち上がる。しかし今日まで具体的には、なにも進展していなかったのだが、「どうせ、やるんやったらはよしよ、わたしらが元気なうちにやってしまおや」という母親の一言で家族みんなにスイッチが入った。だいたい我が家のパターンとして、母の号令で物事が動き出すことが多い(いくつになっても母親は怖い存在)。
 早速、予算会議を行い、だいたいのガイドラインを決める。希望としては南側に1階、2階1部屋ずつ継ぎ足すといった単純なものなのだが、果たして、この予算内で思い通りの増築はできるのか、明日、近くの展示場へ探りに行くことにする。
現在の我が家、
セキスイツーユーホームA-II型。
赤い点線が、増築予定の部分。

【2】2000.7.30 絶妙のタイミング
 早朝、電話がなる。近所の知り合いにご不幸が。今日の展示場行きはあきらめる。知り合い宅にあいさつに行き、お通夜までの間、とりあえず自宅へ戻ることにした。
 うつむき加減で帰ってくると、昨日の話を天井裏で聞いていたのか、なんとツーユーホームの方(ファミエスというアフターサービス担当部署の方)が家の前にいるではないか。「なんで、いたはるんですか?」の問いかけに「ちょうど、近くにくる用事があったもので、お宅の様子も伺おうと思い寄ってみました」とのこと。なんとまあ、絶妙のタイミングなこと。
 早速、家に上がってもらい、打ち合わせ。プランの希望と予算をお話し、一週間後に2〜3パターンの見積書を持ってきていただくことになった。新築の時もそうだったが、家づくりってほんと「タイミング、勢い」だと痛感した。

【3】2000.8.5 3枚の見積書
 いよいよ、最初の見積書が登場する日。変な緊張感が我が家を漂う。(受験の結果発表を待っているような気分,大げさか)父も落ち着かない様子。ちなみに母、妻は変わりなし。
 午後、玄関のチャイムがなる。ツーユーホームのNさんの登場である。ちなみにこのNさんが、これからの我が家を担当することに。聞けば、11年前の新築工事の際も担当されていたとか。これは心強い。身体はスリムだが、お話していると、頼もしく、なかなか感じの良い人。人見知りの激しい下の娘もなついている。まずはホッと。

 世間話もほどほどに、いよいよ見積書の登場である。3枚あり、それぞれ説明を受ける。A案は増築部分の出っ張り(間口)が3m60cm(これがちょうど希望の10畳)、B案は間口はA案と同じ3m60cmで、奥行きを少し短くしたもの、C案は間口が2m70cmで奥行きはA案と同じ。
 そもそも、ユニット住宅の間口は90cm単位で、その倍数になる。奥行きのほうも1ユニットあたり2m?cmか忘れたが、ちょうど大型のトラックに積める最大の大きさらしい(最近では、もっとユニットのバリエーションも増えているらしいが)。
 金額の方も、A案からC案への順である。A案はプランの大きさ的には、希望どおりだが、やや、予算オーバー。B案は予算的にはまずまずなのだが、プランがちょっと狭い印象。C案は予算はOKなのだが、プランが小さすぎて増築するには、もったいない感じ。う〜ん、なかなかうまいプレゼンテーションである。

 「いかがでしょうか?」とNさん。机の上に見積書を3枚並べられて、父「…」完全にかたまる。私も書面の細かい項目をチェックしようとするのだが、3枚いっぺんだと頭が回らない。母も妻もむにゃむにゃ言いながら、場つなぎをするのだが…。しばらく沈黙が続く。
 たまりかねてNさん、「予算的には若干オーバーしていますが、A案はいかがですか?どうせ増築をされるんでしたら、少しでも広い方が良いでしょう。このあと追加費用が発生してもこの金額でおさめますので」と押しの一手。じゃあ、ということで、A案で図面を起こしていただくことに。

 しかし、11年前の新築の時も思ったのだが、住宅の見積りというのは、項目はたくさんあるが、部材などの「定価」というものがまったくわからないので、何をどう質問し値切ったらいいのか、ちんぷんかんぷんである。今回もなんか、訳の分からないまま終わってしまった。
3枚の見積書。ファイルなどにはさまれて、
仰々しく登場するのかと思いきや、
このようなA4サイズのシンプルなもの。
まあ、新築と増築とでは、違うか…。

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