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  〜 呼ばれるほうも大変、
              呼ぶほうも大変な1年に1回の日 〜

 ついに来た、お誕生会の必要なお年頃

幼稚園は近所のお友達とは違って少し遠い幼稚園にバス通園をさせていたので、幼稚園が終わってからお友達が家に遊びに来たり、行ったりという機会は少なかった。けれど、小学校に入って友達がみんな家が近くなると、学校で遊ぶ約束をして帰ってくることも多くなってきた。そのうち、特別仲良しの友達が出来てきて、「私の誕生会には○○ちゃんを呼ぶわね」と言う会話が増えてきた。・・・とうとう来たか。お誕生会。近所の幼稚園に通ってるお友達同士は、幼稚園時代からすでにお誕生会をお友達を呼んでやっていると聞いていたけど。双子のお誕生会ってどうやったらいいんだろ。ツインズの誕生日は1月なのに、夏ごろから気にしていた。
なんせ我が家は、家族だけの誕生会すらあまり大々的にやらないで今までやってきたのだ。誕生日が平日なら、ダーリンが帰ってくるのが遅いので、誕生日前後の休日に好きなものをプレゼントとして買ってもらい、当日はとりあえず、ショートケーキを買ってきて食べる程度だった。

 初めてのご招待

やっぱりやるんだ・・・と思ったのは、うちの子がよその子のお誕生会の招待状をもらってきた時。招待状をもらってきたツインズのひとり・沙織は生まれてはじめての招待状にルンルン気分。母親の私は、「招待されたらどうしたらいいの??」とアセアセ。子供の学年は違うけど近所で親しくしてもらってるお母さんに「お誕生会ってどんなもので、プレゼントとかどうしたらいいのかしら」と聞いて、そのお宅で毎年やっているお誕生会の話を聞くけど、最終的にはやっぱり他の呼ばれたお宅のお母さん達と相談したほうがいいと言う。幼稚園はみんなと違うし、授業参観や懇談会もいつも双子のそれぞれのクラスを半分ずつしか出ていないのでわからないことを聞けるようなお友達のお母さんがいない。沙織に聞くとお友達はクラスの女の子全員に招待状を出したと言うこと。運よく、お誕生会前に学校で懇談会があるので、そこで沙織が親しくしているお母さんに聞いてみる。すると、そのお母さんは呼ばれてるほかのお宅といっしょに呼ばれた子1人に対して500円ずつ出して、まとめて大きなものを買おうと思ってると言ってた。思わず、その中に入れてもらい、プレゼントの問題は解決。ついでに、もうひとつの疑問も聞いてみた。
「今回の誕生会はクラスの女の子全員呼ばれたみたいですけど、みなさん、全員呼ぶんですか?」――「私はそんなにたくさんのお子さんをとりまとめられないから、仲のよい子だけにするわ」。ふぅ・・・よかった。それを聞いて、ずっと描いていた不安がやっと消えた。だって、クラスの女の子全員呼ばなきゃいけないのだと、うちは2クラス分30人招待しなきゃいけないもの・・。
当日だが、招待されたのは沙織だったが、ツインズの片割れ・香織が羨ましそう。図々しいとは思ったが、まえもって招待してくれたお宅に電話して、香織も参加させてもらうようにお願いした。

 「誰を呼ぶ?」

あと、ツインズの誕生日まで1ヶ月と言う頃、ツインズは暇があるとお誕生会の計画をするようになっていた。何を用意して、何して遊び、お菓子は何で・・・とお呼ばれしたお友達のうちでのことを思い出し、ほとんど自分達で決めていた。
母として、一番気になったのは招待するお友達が何人になるかだった。それぞれのクラスからお友達を呼ぶと最低10人は切らないなと思っていた。ま、仕方ないことなんだけど・・・。
でも、彼女達が作ってくれたお誕生会の計画には6人しかいない。「うちはせまいからね・・・」と口を切ったのは香織。しかもすべて沙織のクラスばかり。
「香織のクラスは呼ばなくていいの?」と私が聞くと、2人そろって「香織のクラスと沙織のクラス、仲が悪いからいっしょに呼ぶと喧嘩になっちゃうんだもん」。もう一度、香織に「香織のクラスの人は誰もいなくていいの?」と聞くと、「いいよ、喧嘩になっちゃうと大変だからね」とあっさり。確かに我が家はツインズ2人でセットになって遊んでいて、誰がどっちの友達と言うことがないので、
片方のクラスの子だけ来ても気にならないのだろう。母としては大人数を覚悟していたので、安心したというか、気が抜けたと言うか・・・。

 プレゼント問題対策

人数が予想意外に少なかったことでほっと一安心したが、次なることが気になりだした。プレゼントである。沙織のクラスの子しか呼ばないってことは、沙織の「お客様」だけがくることになる。当然、沙織にだけプレゼントが届く可能性が高い。これは後々片方が拗ねる原因になりそうだ。
そこで、私は何気なく2人に聞いてみた。「沙織のクラスだけ呼ぶとなるともしかしてみんなが沙織だけにプレゼントを持ってくることになるかもしれないけどそれって不公平なことになるね・・・」2人は、「プレゼントはパパにもらうから、みんなは持ってこなくていいってことにしたら?」と私が頭に描いていた最良の策を自ら選択してくれた。よっしゃー!これでまたひとつ問題解決。
招待状に、子ども宛にひらがなで書いた文章のほかに、「おうちの方へ」ということで、当日はプレゼントなどの気遣いなしで身一つ出来てくださるよう、そしてそれは我が家が双子だから後々で姉妹喧嘩にならないように2人といっしょに決めたことである旨も書いて出した。

 親がしてあげることは、みんなと同じようにしてあげたい

お誕生会には、もうひとつ面倒な問題がある。招待した側からのお土産である。お土産と言っても、ちょっとした文具や小物とお菓子の詰め合わせ程度なのだけれど、それを袋詰めしてお持ち帰りように渡すのである。いくら、プレゼントなしのお誕生会にしたからといって、それ以外は普通の誕生会と同じようにしてあげたい。もちろん、お土産も用意しなければ・・・。
してあげるのは簡単なのだけれど、今度は呼ばれたほうの親が恐縮するかもしれないし・・・と意外とバランスが難しい。みんなの誕生会と見た目全く同じようで、相手に気を使わせない方法・・・いろいろ考えたけれど、答えはひとつ。安い値段で見劣りしないものをそろえる。招待したほうの親御さんが気にした場合は、種明かしして「実はこんなに安いので気にしないでください」と言えるようなお土産を用意すればいい。安い値段で買い物にはちょっと自信があるので、わくわくしてきた。
戦利品(?)は写真の通り。ハンカチ(一番右)とその上に乗ってるケーキや果物の形の小さな香りつき消しゴム・5つ入りとおもてなしに出したお菓子のうちの少しをお土産用にとりおきして袋に詰めた。(一番左が出来上がり) 値段はハンカチ1枚19円。消しゴム詰め合わせ49円。お菓子はパーティの一部のとりおきしたもので、袋は100円ショップで10枚入り100円のものである。お土産専用に用意したものでは100円を切ってるので、これなら相手にも気を使わせない値段だろう。それにしても、ハンカチ1枚19円は底値更新・・・かな。

 効果大!プレゼントなし誕生会

準備万端???だったかどうか疑問はあるけれど、誕生会当日。私ははじめての誕生会に本音憂鬱だった。来てくれた友達が喜んでくれるだろうか、双子ちゃんちの誕生会は面白かったと言ってくれるだろうか・・・。どきどきだった。ぞくぞくとお友達が集まってくる。
プレゼントなしの告知は理解を得たようだった。そういっても・・・と2人にそれぞれに簡単なプレゼントを持ってきてくれる人もいたが、(そのほうが倍相手に負担かけたようで恐縮してしまったが)少数派だった。
そのかわりにと、あちこちのお宅のお母さんが誕生会でみんなで食べるようにとお菓子の差し入れをしてくれた。ドーナツやシフォンケーキなど手作りのお菓子もテーブルに並び、逆に、豪華な誕生パーティになった。同い年8人が一緒に3時間も遊べば、時には言い争い程度はおきたが、それでも普段から仲良しな8人なので、すぐに仲直り、満足して帰ってもらえたようだった。
我が家では生まれてツインズのためにデコレーションケーキを注文して用意した。自分でスポンジケーキを焼いて飾ってもよかったのだけど、いろいろ忙しくなるのが見えたので今回は無理は止めた。「かおりちゃん、さおりちゃん、おたんじょうびおめでとう」と書かれ、ケーキ屋さんに双子だと話しておいたので女の子の砂糖菓子が2つ並んでいた。ちなみに、ろうそくの数は7歳2人だから14本かと思ったが、同じ年と言うことで7本だけでいいのではと言うケーキ屋さんのアドバイスにしたがって7本にとどめた。
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