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丹田は、臍の下3センチの奥にあり、気の倉庫の役目をします。錬功中は丹田に意識を集中させます。これを意守丹田といいます。錬功中は集中させると言っても、力が入って緊張してはいけません。緊張と弛緩が同時にある状態で、意識は集中するが、気持ち良くリラックスしている状態です。 意識、心理的な作用を通して生理作用に影響をおよぼす事です。 「気は意念に従い、意念は気に従う」といわれるように、意念は気功の重要な要素のひとつです。 ここでは、イメージや意識だけでなく、無意識や運動とともに変化する意識も意念に含まれます。気功では身体の必要な部位に「気」を廻らせますが、その際「意念」を使って気を導くのが一般的です。(意念を使わない功法もあります) 中国古代からある基本的なものの考え方。 すべてのものは二つのものから成り立っていると考えます。しかし、これは対立しながら、しかもお互いに補い合い、変化しながら二つのバランスの上に物事は展開すると考えます。 一般に中医学では、「陰陽」が物事の判断基準になります。 身体の状態が陰・陽どちらかに傾き過ぎた結果、病気になるという考え方です。 陰陽は対極にありながら、不可分(ふたつに分けることの出来ない)なものです。 陰陽論は、絶対的なものでなく、相対、バランス論です。 陰のなかにも陽があり、陽のなかにも陰があります。 陰陽のどちらにも偏らない、これが太極です。 大極図はこの陰陽が運動するさまを現しています。 → → → また、太極拳の名は、ここからきています。 人体における陰面、陽面の見分け方: 簡単に言いますと、四つん這いになって、日の当たる側(背中側)が陽、かげ(陰)になる側(腹側)が陰です。 体内に気を廻らせる内気功と対比した名称で、外気療法ともいう。一般的に身体の外部にある気(又は出す気)=外気を使って行う療法。 気のパワーを使って一方的に行うと考えられますが、そうでなく手をかざす人との間に同調・共振現象が起こって変化を起こすと考えた方がいいようです。(→内気功と外気功) 一言で言うと「生体エネルギー」であり、気功では「気はつなぐもの、感じるもののひとつ」と考えられています。 「気」については、老子や孔子の昔から、あらゆる哲学者の論議の対象になり、さまざまな立場の科学者が研究を繰り返しても、まだその実態がよくわかっておりません。 しかし経験的に何か不思議なエネルギーがあり、それが気だというのが実感です。 科学的な解析も行われており、色々な報告がされております。赤外線、磁気、低周波その他の測定がされておりますが、個別の分析結果を集めても説明しきれないものが残っており、21世紀の科学による研究成果が期待されます。 中国では、混沌の中にまず気が生まれ、気が変化して宇宙が生まれたといい伝えられてきました。 荘子は「気があつまればすなわち生、気が散ずればすなわち死」といっています。その意味で「気」は生命の源といわれてきました。 一定の鍛練法によって「気」をコントロールする技術を身につけ、自己の潜在能力をひきだし、心身の強化、病気の予防や治療を目的としておこなう東洋医学の一技法と定義することが出来ます。 「気」とは、たんなる呼吸の気ではなく、自然や人間の活動を維持する目にみえないエネルギーと考えられています。 気功は、からだの中の「気」というエネルギーを活用して、生命力(自然治癒力、免疫力)を最大限に高めていくものであり、その結果として病気が治り、健康になるのです。 また中国において気功は、病気の予防、治療、体力増強、老化防止に用いられるばかりでなく、スポーツトレーニングにも応用され、高度な能力開発から自閉症予防まで、教育の現場でも用いられています。 自分の持っている「気」を活用して「未病を治し、いきいきと健康に生きる」、これが気功の目的です。 太極拳はもともと武術で、他人と戦い、打ち倒すことを目的としてきました。 しかし、ほかの武術と違って、太極拳は気功の達人によって編み出されたものなので、一般に『気』を用いる中国武術の中でもひときわ気功的要素が強く、その練習方法はそのまま気功として用いることができます。その面から言えば、太極拳は気功の一部分、それも非常にすぐれた総合的な気功法です。 しかし、医学と結び付いて発達してきた気功法は、ひとりひとり体質も性格も病状も違う人の保健治療に対して実に多様な、きめこまやかな答えを持っています。従って、太極拳さえしていれば、気功はまったくいらないということにはなりません。 これまで、日本の太極拳は、どちらかといえば動作が中心の『スポーツ太極拳』でした。つまり、気の抜けた太極拳でした。これは、動作が複雑で、その動きを覚えるのが中心にならざるを得ないのが原因だと思われます。動作を自然に出来るまで習熟し、その上で、気の流れを制御できるようになれば、気功と同様の効果が期待できます。 気功とヨガは、よく似ています。 もともとわたし達が良く知っているヨガは、体を驚く程曲げたりするものですが、ヨガは呼吸などどとともに『意識をいかに体のすみずみまでいきわたらせ、エネルギーをコントロールし、体の可能性を引き出す』ものです。これはまさに気功で、中国では、「ヨガはインドの気功だ」と言っています。 しかし、日本ではあのように体を曲げ伸ばしするものだけがヨガだという理解や、意識を用いるのを重視するヨガや、なかにはこれがヨガかと思うものまで実にさまざまなものがあります。特に、オーム真理教が、ヨガを出発点にしていたという不幸な出来事が悪い印象を植え付けてしまった感を否めません。 これは、ヨガの中心となるもの、思想と理論、方法と限度・応用などを広く把握し、すべてを理解せずに、一部だけの導入や理解にもとずいているからなのです。 呼吸は、気のコントロールにとって重要なものです。 不随意に動いている内臓の中で唯一コントロールできるのが呼吸なので、外から内に影響をおよぼしていこうとするときに、まず使われるのが呼吸法です。 しかし、気功は気を中心にして考えますので、呼吸法だけではなく、気功の三要素、即ち姿勢・呼吸・意念をバランス良く一致させることが大切です。 気功は、病気の予防・治療に顕著な効果があることが知られていますが、 その理由として普通言われているのは、 ・大脳の深い沈静による治療効果 ・心理的解放 ・自律神経のバランスの回復 ・気の疎通による経絡治療 ・適度な運動療法 等です。 動功では、動きによる心理的解放、動きを通しての経絡治療、身体ほぐしと筋肉刺激の運動療法が中心となります。 静功は、大脳沈静、自律神経調整を行い、より深い層の病気に作用します。 深い『入静』(冥想状態)のもとでは、脳の酸素消費量が熟睡時の倍にもなります。 按功は主として経絡治療ですが、比較的簡単な大脳休息にも役立ちます。 『中医学』といわれる中国の伝統医学は、4つの柱からなります。 中薬=湯液(いわゆる漢方薬)、食養(日常の食べ物)、針灸・按摩、気功です。 このうち、食養と気功は、患者自身で予防・治療する方法、中薬と針灸・按摩は医師の治療技術によるものです。 昔から中国では、日常の食べ物こそ本当の薬であり、それを自分の体質に合わせて管理していけば、健康になると考えられてきました。(医食同源) それに失敗した時に漢方薬によって補うわけです。 また、日常、気功により、気を養い管理することが健康の基本であり(未病を治す)、それが失敗して気の偏りがひどくなり身体の調子が悪くなったときに、針とか灸による強い刺激によって調整するわけです。 (1) 運動不足や身体の歪んだ使い方から来る軽い不調、つまり肩や腰が痛いとか、疲労感があるとか、便秘だという人に対してはすぐに効果があるはずです。 (2) さまざまな慢性病、成人病に対しては大きな成果が報告されています。特に、心臓・血管系については著しい効果が見られます。これは、特定の病原菌によるものでなく、生活の歪みが蓄積されて発病するものなので、『未病を治す』気功が向いています。 (3) 脳性マヒ・脳血栓によるマヒ・神経性のマヒ、血行障害などにも有効ですので、リハビリや回復医学の分野にも大いに期待されています。 (4) 癌治療においても、一般に自然治癒力、免疫力を高め、全身を活性化していく気功は、効果があることが実証されています。 (5) 心身医学的側面の強い病気、例えば、不眠症、ぜんそく、潰瘍等には、一般に高い効果を上げています。 (6) 精神病には否定的な説もありますが、応用として実験が進んでいます。軽いノイローゼや軽い神経症には効果があります。 できるだけ緊張しない心身の状態、環境が必要です。 満腹の時は、少し時間を置き(1時間ほど)、極端な空腹の時は、適度に空腹を癒してから練習しましょう。 また、個々の状況に応じて、特定の気功をしない方がいい場合があります。 熱のある時は、あまり気をめぐらせない方がいいですし、生理中や妊娠中の女性はあまり気を下げない方がいいなどです。 一般的には、気を頭に上げない、無理をしない、気持ちのいい範囲でおこなうのが鉄則です。 気功が早く上達するコツは、急がないで、少しずつでも継続して練習を積み重ねていくことです。あせって練習すると、逆に疲労したり、病状が悪化したり、めまい、頭痛、吐き気、幻覚などのマイナスの副作用(偏差)が出てくる原因にもなりかねません。 身体の内部の「気」の動きをあつかいますので、初心者は、信頼できる指導者の指示を守って下さい。 気功を構成する重要な要素として、 (1) 調身(正しい体勢) (2) 調息(呼吸法) (3) 調心(意念) の三つがある。 これら要素の鍛練(三調技術)を通じて心身のバランスをととのえ、潜在能力をひきだすのが気功です。 気功を行う時のやり方に、以下の四つの体勢があります。 (1) 立位(立って行う) (2) 座位(座って行う) (3) 臥位(がい:横になって行う) (4) 歩勢(歩きながら行う) 特定の「気(生命エネルギー)」で満たされた場(空間)。 良い気場にいると、とても気持ちが良くなり、自然治癒力が増大します。 風水の良い場所には、良い気場があります。 「気あれこれ・私の見つけた良い気場のあるスポット」(ここです)を参照。 中医学で、気の通り道を「経絡」といいます。 経絡上の体表に現れたものをつぼ、「穴位」といいます。 (→経絡) 経絡は中国医学の基本を構成している重要な概念の一つで、鍼灸(しんきゆう)治療の基礎になっているものです。 現代医学の解剖、生理学的立場からは、これら経絡の存在は認められず、従来は非科学的な説と否定されてきましたが、最近はその機能性が電気生理学から注目されてきています。はり、きゅうの臨床では、これを無視しては診断治療が成立しないほど重要な概念です。 経絡とは気の流れの道筋であり、経脈、絡脈(任脈、督脈)の総称です。 経脈(けいみゃく):体を縦に走る道筋を「経脈」といい左右12本ずつあります。それぞれが5臓六腑に繋がり、気が循環していると考えます。 5臓6腑にはつながらず全身を網状に循環している気の道筋を「絡脈(らくみゃく)」といい、「絡脈」は「任脈」と「督脈」とに分かれます。 「任脈」はくちびるの下から胸の中心の檀中穴、臍にあたる神厥を通り、肛門と性器の端との中間にある会陰までの、体の腹側、中心を通っている経脈です。 「督脈」は会陰から後面、背中側の中心を通って臍の裏側にあたる命門穴、首の付け根の大椎穴、頭の頂上の百会穴から鼻の下までの経脈です。 中国では、武術家が『気』の鍛錬をすると大きな力を出したり、大きな力から身を守ったりできるので、それを目的とした気功をしてきました。そして、時には石を指で割ったり槍で喉を突いたりしても傷もつかないなどという『大道芸人』まがいのことをして生活の手段とにもしてきました。 これは、硬気功という武術気功の一種で、『気功の潜在力を開発する』方法の一つの結果ですが、小さい時から過酷な訓練を必要とするこれらは、医療・保健に気功を役立てていこうとするわたし達がめざす気功とは違うものです。 中国のもっとも古い医学書。18巻。《黄帝外経》とともに前漢末期(前1世紀末)に存在したと記録されているが、どちらも早い時期に失われてしまい、その正確な内容も内経と外経にどのような区別があったかも不明である。 しかし、その後漢代の《黄帝内経》の内容を伝えた《黄帝内経素問》と《黄帝内経霊枢》が現われ、中医学理論の基本的な書として、唐以後、常に研究の中心になった。 四季や気象などとの関係を含めて人体の生理、病理現象を取り上げ、経絡や気、血などの重要な医学思想、鍼灸の基本的な考えについて論じており、気功の理論的根拠となっている。(経脈説、陰陽説、五行説等)これらの書は一人の人物が著したものではなく、長いあいだに蓄積された研究結果を集大成したもので、多くの部分は前漢中期以後の思想であろうと考えられている。 古来中国では、人間は、先天の気と後天の気の2つの気のはたらきによって生きていると考えられていました。 後天の気は飲食物から得られる栄養物質から体内で作り出されます。 後天の気は先天の気を補うのですが、不養生があればどんどん消耗し、身体は老化してきます。しかし、気を練ることで、先天の気を増大することができる。 先天の気は母親の胎内でへそを通して受け取りますので、へその付近に気の倉庫があると考えられています。これが丹田(下丹田)です。 道家の練功の理想は、老化していく人の一生の流れを逆流させ、老化すなわち先天の気の消耗を後天の気で補い、老年の人は壮年へ、壮年は青年へと体の状態をもどして行くことです。(→先天の気) 気功の形ややりかた、形から形に移る流れなど。 この世のすべてのものは木、火、土、金、水の5つの基本的物質から成り立っていると言う理論です。人体も5臓6腑といわれるようにこの5つの物から成り立っていると考えられています。表にすると以下のようになっています。 五行と五臓六腑 木 火 土 金 水 方位 東 南 中央 西 北 季節 春 夏 長夏 秋 冬 五臓 肝臓 心臓 脾 肺 腎臓 六腑 胆 小腸 胃 大腸 膀胱 三焦 五体 筋 脈 肉 皮毛 骨 五官 目 舌 口 鼻 耳 五志 怒 喜 思 悲 恐 憂 怯(七情) 五気 風 熱 湿 燥 寒 火 (六淫) 樹木等の外部の対象から気を採り入れ、それにより内気を補う方法。 採気にあたっては、意念による誘導と、人体に有用な良い気をもった対象を選ぶことが大切です。 一般的には、十分に大きくなった樹木や、太陽、月といった自然物を対象にしますが、動物は、不適だといわれています。 その理由は、動物(人間を含む)や若い植物は、持っている気の容量が大きくないため「気を貰ってしまう」と対象の動植物の健康を損なってしまうこと、そして邪気を貰ってしまう可能性があること、などが挙げられます。 一方、古くから松の古木が良いと言われていますが、そばにいて気持ちの良い気を持っている大きな樹木は、とても良い対象になります。 私が出会った良い気をもった樹木をこのホームページの「樹木と気」コーナーで紹介していますので、参照してください。 気功の功法には、動功と並んでレベルに応じた瞑想法があります。 瞑想は、極めて奥行きが深く、精神的、肉体的に様々な効果が現れる重要なものですが、多くの先人達が瞑想により得た経験を凝縮して瞑想の段階を表した言葉が、四禅八定(しぜんはちじょう)です。 瞑想(すなわち禅定)は感情を整える方法ですが、その段階は以下の三つに分けることが出来ます: 1. 欲界(物質の世界)、 2. 色界(感情の世界)、 3. 無色界(空と無の世界) これら欲界、色界、無色界には以下の通り、各々4つの段階があります。 1. 欲界(物質と密接している感情の世界)→本格的な瞑想の準備段階 @ 粗定(粗住):雑念と戦い、意念を安定する。 A 細定(細住):より深く集中する。 B 欲界定(欲界住):安定した後出てくる感情、感触。 C 未到定(未来禅):感覚が薄くなり良い気持になる。 2. 色界(物質から離れた感情の世界、あるいは環境に左右されない微妙な感情) @ 初禅(因身触而得楽):微妙な感触(奇景八触)が現われ、とても気持ちよくなる。 A 二禅(離身触而得楽):身体の感触によらなくても気持良くなる。 B 三禅(楽+静=嬉):感情が薄くなり、嬉しい気持になる。 C 四禅(嬉+静=清浄な心):清浄で静かな気持になる。 3. 無色界(空と無の世界の段階。無感情の世界。無感情は全て感情の根源。色々な感情がそこから起こり、高まり、具体化し、身体の存在感がなくなる。) @ 空処定:静かな気持ちも無くなって、無限な空になる。 A 識処定:微妙な意識(第七識「未那識(まなしき)」)の流れだけが残されます。 B 無有処定:無限の空間や流れの意識、そして主体と客体もなくなり、空と無の境地に入る。 C 非想非「非想」処定:空と無の感覚もなくなる。(混沌、道、天、神) これら瞑想の12の段階を四禅八定と言い、修練者は、その瞑想の奥行き、深さ到達レベルの尺度としています。 気功の最後に必ず行うもの。 目的は、気を下に降ろすことによって気の流れを整え、練功によって得た力を内部に取り込み、偏差(副作用)を防ぐことにあります。 周天とは、天を運行する太陽、月などの軌跡の意味で、1週間の意味もあります。ここでは、体の中を気が循環することをたとえて使っています。 功法としての「小周天」は、意念により気を身体の中で循環させるもので、任脈と督脈を気が一周します。 体の腹側、下半身は陰、体の背中側、上半身は陽ですから、任脈は陰、督脈は陽であり、陰と陽が交じりあうことになるわけです。 一方、「大周天」は、身体の中に留まらず、体内と対外(宇宙)を循環させる功法です。 気功・大極拳などで要求されるもっとも基本的な状態です。腰から上が三、腰から下が七の割合、つまり上半身は軽く、下半身はどっしりして安定している状態をいいます。 周天を参照 一般的に空間的には身体を動かさずに行う功法です。意念や、瞑想を中心として、身体の内面的な「気」の流れをスムーズにして心身のストレスを癒し、潜在能力を活性化します。(→動功) 古来中国では、人間は、「先天の気」と「後天の気」の2つの気のはたらきによって生きていると考えられていました。 先天の気は受胎時に父母から受け継がれるものです。これは生命を誕生させる源の力で、元気ともいいます。先天の気は生まれたときにはとても円満で強いのですが、成長するに従って徐々に弱まってくるといわれています。 この「先天の気の消耗過程が老化である」とされてきました。 先天の気は全身くまなく存在し、いろいろな働きをしています。 肺に蓄えられている宗気、全身にエネルギーを供給する栄気、体温を保ったり、外部から守る衛気などです。 脾気、心気、肝気、腎気などにある臓器の気のように、内臓蓄えられ生命活動をコントロールしているのも気と考えられています。(→後天の気) 劉漢文師が初めて世に紹介した気功の流派。 背骨を中心とした動功、チベット密教の流れを汲んだ深い瞑想を特徴とする靜功、そして外気功がバランスよく体系化された優れた気功です。劉家に代々口伝されてきた功法を科学的な検証を加えて体系化し1980年代に公開しましたが、公開と同時に大きな反響を呼んで、中国に加え、日本、欧米にも拡がりました。 発表当初は「禅密功」と呼称されましたが、その後、「気功」という言葉が一般的になったきたため、劉漢文師が名称を「禅密気功」と変更して現在に至ります。 築基功、双雲功、慧功、洗心法(浄垢法)、吐納気法(T,U,V,W,X)、陰陽合気法(天地部、人部)、霊至法、双至法、三密相応、明心法といった基礎功法から上級功法までバランスの良い体系で構成されています。 丹田には、上丹田、中丹田、下丹田がありますが、一般的には下丹田のことをさします。 下丹田は臍の下3センチの奥にあり、「気の倉庫」として、気功では最も重視される場所です。 周天を参照。。 「チャクラ」という言葉は、サンスクリット語で「光の輪」という意味で、2500年以上前のヒンドゥの聖典「ヴェーダ」に記されています。チャクラは、エネルギーの中枢として、身体の中心線上に7つあるとされています。 各々は、第一(会陰部)、第二(下腹部)、第三(太陽神経叢)、第四(ハート)、第五(喉)、第六(額)、第七(頭頂)であり、第一と第七以外は身体の前後で対になっています。チャクラはインドの伝統的な考え方では複数の花弁から構成されているとされますが、西洋科学的な視点では、複数のヴォルテクス(漏斗型)からのなるとされています。 現在、チャクラという概念はヨーガ、西洋ヒーリングの他、一般的にも使われています。また、その位置は、気功の基盤である中医学における「経穴」の一部とも共通しています。 中国では最近では漢方(漢方の国行うやり方という意味)は、中医学と言われ るようになった。鍼灸・湯薬(漢方薬)・按摩・気功がその柱となり、用いる 理論の根本は同じです。 一般に、動きを伴った気功法のことを動功といいます。 動功をする時、身体は運動しますが、気持ちは静かな状態になります。この点が、体操との違いです。(→静功) 督脈は会陰から後面、背中側の中心を通って臍の裏側にあたる命門穴、首の付け根の大椎穴、頭の頂上の百会穴から鼻の下までの経脈です。(→経絡、→任脈、→経脈) 保健と治療のための気功は、内気功と外気功に分けられます。 内気功は体内に気を廻らせて健康になる養生気功です。 一方、外気功は内気功で養った気の力を外に出して、他人のために気を与えることです。実際には、外気功を受ける場合でも、患者自身が、内気功により気を養う努力をすれば、相乗的に効果が大きくなります。 気功のなかには、一見すると体操のようにからだを動かすものもあり、座禅のようにじっと座ったまま行うものもあります。自分をマッサージしたり叩いたり、特殊な呼吸法を用いるものもありますが、その目的はどれも同じで、身体の中の気を整え、滞りを除いて健康になることです。 古来中国では、体内にとりこまれた飲食物の栄養を精と呼びました。精は気の働きで体をめぐり生命を維持します。また、精は気そのものにも変わります。ですから、飲食物はとても重要です。どういう物を食べたら、効果的かを盛んに研究され、ある種の植物、動物、鉱物にわたりました。古代中国で2000年前から外丹術と呼ばれた、この不老長寿の薬を求める努力によって、薬学、植物学、鉱業などがが発展し、火薬などが発明されました。 しかし、水銀化合物を服用したりして反って命をちじめたりすることもありました。 その後、外丹術である服薬法から内丹術へと重きが移って来ます。この内丹術が今日気功とよばれるものです。 原料を入れたなべを炉にかけて熱すると、化学変化を促し、薬になる物質が生まれます。これが外丹術とすれば、内丹術では、自身の体の中に注目します。 気の倉庫である丹田に精を集め、呼吸によって生まれる火で熱し、最高の薬である先天の気をつくりだすという発想です。これを練精化気といいます。 精を意識的に後天の気に変え、先天の気を補えば老化を防げるわけです。 「放松(リラックスすること)」と対になっており、心身を十分にリラックスさせた後、気功状態に入るために、心を静かな状態にすること。身体の変化を感じとり、それを全体との関係へと発展させていくためには、気持ちが静かでなければならない。これは、湖面にさざなみがたっていれば、小石を投げ入れても波紋は伝わらない。鏡のような水面であれば、どんな変化でも水面は変化します。つまり、こころをそのような状態になることをいいます。 任脈はくちびるの下から胸の中心の檀中穴、臍にあたる神厥をとおり、肛門と性器の端との中間にある会陰までの、体の腹側、中心を通っている経脈です。 人の意識作用を仏教では八識という。 八識は、気功、特に瞑想での深さ、レベルの尺度である四禅八定と密接な関係にある。 八識には、眼、耳、鼻、舌、身、意の各識、未那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)がある。これに阿摩羅識(あまらしき)を追加して九識ということもある。 五感(眼、耳、鼻、舌、身)の感知が五識(眼、耳、鼻、舌、身)によりなされ、それを認知するのが第六識「意識」、感情に出すのが第七識「未那識(まなしき)」で、これは自己愛の根源の心(無意識の領域で潜在的な自我(エゴ)意識)、それらすべてが経験として蓄えられるのが第八識「阿頼耶識(あらやしき)」で人間存在の根底をなす心(自己保存を本能的に歓びと感じる心) である。 それが清められた無意識で生命の根源が第九識「阿摩羅識(あまらしき)」である。 心理学、臨床医学の用語で偽薬効果ともいいます。 特定の効用を信じて薬効のない物質を飲むと、薬効が現れるというように、心理的な思い込みとか暗示が、病気に対する治癒効果をもつことが、知られています。このような薬理作用によらない暗示的治癒効果をプラシーボ効果といいます。 プラシーボ効果は疾患によって違い、精神疾患、リウマチ疾患、各種の痛み、高血圧、消化性疾患では強く現れます。また、プラシーボ効果の発現には個人差があり、よく現れる人と現れない人がいます。 「気」エネルギーの影響による、副作用。 気エネルギーは、正しく使うと人の心身の健康に極めて良い効果があります。 しかし両刃の剣で、間違った使い方をすると、逆に悪い作用もあります。 これを偏差といいますが、場合によっては、命に関わる危険もあります。 従って、気功は信頼できる気功師の指導の下で練習することをお勧めします。 心身ともにリラックスすること。 まず、肩幅位に足を開き、膝はやや緩め、つま先は心もち広げて立ちます。 その際、体重は、かかとに70%、つま先に30%位の割合で、やや後ろに重心を置きます。また、肩の力を抜き、手は自然に下ろします。 天頂(百会:頭頂部)と密処(肛門と性器の間)を結んだ延長線のとに意念(意識)をおいて、気功の基礎であり、且つ最後まで付いて回る奥の深い重要な技術です。 高度に専門化された現代医療の現状への反省から、先進的な医学者、臨床医の間では、ギリシャ語の「holos(全体)」を語源とする「Holistic」という言葉が、重要なキーワードとして注目されています。 患者を「精神・身体・環境がほどよく調和した最高の状態にする」ことを目指し、そのために自然治癒力を治療の原点に置き、西洋医学、東洋医学を含めた様々な治療法を総合的に組み合わせて医療を行うのが、「ホリスティック医学」です。ここでは、気功も大きな役割を担っています。今の時点では、一部の先進的な病院、臨床医により試行されている段階ですが、その実績を積み重ねて、今後、医療の中心的なものに発展するものと期待されてます。 病気として顕在化してはいないが、健康を害す要因を内在した状態。たとえば、肉体的、精神的なストレスが蓄積し、病気寸前の病気予備軍状態を表します。 気功は、古来「未病を治す」(気功徒然草を参照)ことを本来の目的としてきました。 気功を練習することによって、心身を鍛錬すること。 声を出して、特定の発音が特定の経絡、内臓に影響を与えるという養生気功。 音と内臓、経絡との関係 |