第二十六回 平成15年10月12日  お題【紐、豆腐】

得票            句            作者   3点句選者

8点  秋麗豆腐田楽鐘ひとつ  【花車】  (本間)

7点  夕野分ひとり地蔵に紐たすき  【遊飛】  (渡部・今本)

7点  豆腐干す高野の道は鰯雲  【鷹見】  (長嶋)

5点  十五夜の月より円しざる豆腐  【遊飛】  (細木)

5点  秋色に聖の里の豆腐かな  【光彩】
 
5点  胡麻豆腐修学旅行の初味覚  【胡丘】 

4点  豆腐屋の笛の音染みる秋の暮  【花車】 (佐々木)

4点  紐結び直し虫の音一斉に  【八渓】 

3点  櫨釣りや紐家業なる男と飲む  【鷹見】  (一山)

3点  紐解いてみて仲直り秋の暮れ  【八渓】  (真田)

3点  鳴子守紐しめ直す固き音  【走月】 

2点  肌寒し生で食う豆腐も今日までか  【花車】 

2点  秋深く喉ごし落ちる絹豆腐  【光彩】 

1点  豆腐汁かき込んでいく七五三  【八渓】 

1点  すいと来て夜寒の床に紅き紐  【遊飛】 

1点  朝寒や豆腐の味噌汁ふつふつと  【十茶】 

1点  紐靴や買い替え意気込む運動会  【胡丘】 

1点  薄紅葉まだらの紐のにょろにょろと  【眠奈】 

    色褪せし朝顔吊った紐までも  【十茶】 
    
    鱗雲神父も踊る紐育  【眠奈】 
    
    ぐつぐつと豆富に染むや鯖の粗  【走月】 
    
    酢豆腐と言われし男に秋の風  【眠奈】 

    革紐で吊るす干し柿郷の味  【胡丘】 
    
    バスで行く紅葉の中の豆腐茶屋  【鷹見】 

    豆腐屋の人影映し豆名月  【十茶】 
    
    撫子を組紐に編み身を刻む  【光彩】 

    古郷の秋一折りの紐を解く  【走月】 


【自由句】

9点  山澄みてとぎれとぎれの鉈の音  【走月】  (細木・佐々木)

9点  砕け落つ熟柿に集う蟻幾多  【花車】  (渡部)

7点  いわし雲越後につづく送電線  【鷹見】  (一山)

4点  秋時雨そこはかとなき金閣寺  【眠奈】  (長嶋)

3点  枯れ葉舞う音静まりて空和たる  【光彩】  (今本)

3点  我先と開けたる穴や障子洗ふ  【走月】  (真田)

3点  宵の路地秋刀魚の煙右左  【花車】  (本間)

3点  角々に寄り道誘う金木犀  【十茶】
 
3点  吹き抜ける風や木曽路の曼珠沙華  【遊飛】  

3点  ほろ酔いに柚子味噌つけた焼きむすび  【胡丘】
 
3点  両の掌に胡桃二つや友老いぬ  【遊飛】 

3点  まどろみを重ねるごとに冬近し  【胡丘】

2点  真っ向に松茸山あり晴れわたる  【鷹見】

2点  振り向かぬ人見送りぬ虫の夜  【遊飛】  

2点  新蕎麦につい昼酒で日は暮れぬ  【花車】 

1点  ひとり湯やただ密めたる十三夜  【光彩】 

1点  一歩入る小路の町屋嵯峨の菊  【走月】 

1点  朝寒し寝たばこ煙る部屋の中  【胡丘】 

1点  いま、そこにある危機知らず雁来たり  【眠奈】 

    翁の忌やっちゃ場通りうすれけり  【光彩】 

    坊ちゃんと呼ばれし昔の彼岸花  【眠奈】
    
    赤とんぼ露地裏行ったり来たりして  【十茶】 

    早起きし庭の秋茄子また数え  【十茶】

    気取る日の酒の酸っぱし秋の暮れ  【鷹見】 



10月7日(火)。神田『酔の助』にて。18:00〜22:00



インデックスにもどる
ご意見ご感想をお送りください
COPYRIGHT (c) 2003 Tomoo-Kikkawa ALL RIGHTS RESERVED