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第二十五回 平成15年9月16日 兼題【筒・猪口】
得票 句 作者 3点句選者
11点 秋蝉のこゑ竹筒の花揺らす 【八渓】
6点 新蕎麦やお猪口ひとつで味深し 【胡丘】 (細木・本間)
4点 名月や井筒の底に昇り入る 【光彩】 (一山)
4点 竹筒に秋桜一輪雨の宿 【十茶】 (佐々木)
4点 猪口才なヤツめ光彩秋扇 【眠奈】 (金子)
3点 筒を手に秋を見るかな万華鏡 【立桃】 (渡部)
3点 竹筒にすすき飾りて宵を待つ 【花車】 (今本)
3点 秋刀魚食う伴侶に選ぶ硝子猪口 【胡丘】
3点 手酌酒隣の席は伏せお猪口 【花車】
2点 糸電話紙筒耳に秋の声 【立桃】
2点 猪口才なかんらかんらと村芝居 【走月】
2点 竹筒の水鉄砲や郷土産 【立桃】
1点 秋彼岸供えし猪口に溢る雨 【光彩】
1点 盆の猪口浸かる足湯や月あかり 【走月】
1点 猪口と箸ふところにして稲の里 【八渓】
1点 赤蜻蛉未練に揺れる筒の先 【光彩】
1点 夏痩せや万策尽きて猪口一つ 【眠奈】
1点 ありていに言へば筒抜く秋の風 【八渓】
1点 筒先の水盛大に戻り夏 【眠奈】
とろろ汁齢(よはひ)忘れて筒茶碗 【胡丘】
自棄酒や猪口も転がり朝寒し 【十茶】
競い立つ筒先俄に威銃 【走月】
ちびちびと舐めるお猪口に影法師 【花車】
ちょこっとと猪口傾ける秋の宵 【十茶】
【自由句】
7点 ネジ式の時計巻いては秋の月 【八渓】 (金子・細木)
5点 落鮎の焦げた串抜く指熱し 【花車】
5点 玉葱を荷台に積んで子も積んで 【八渓】 (渡部)
5点 黒焦げの秋刀魚に白き飯一膳 【光彩】
4点 秋天や導き出されて街闊歩 【胡丘】 (一山)
4点 秋の星6万年をさかのぼる 【八渓】 (佐々木)
3点 蜩が老杉を撃つ鞍馬寺 【眠奈】 (本間)
3点 影映す花見小路の酔芙蓉 【光彩】 (今本)
3点 鯉遊ぶ洗足池に秋の水 【立桃】
3点 新米は甘み滲み出菜いらず 【花車】
2点 糞残し何処に帰燕空を見る 【十茶】
2点 酩酊し名月高く足照らす 【花車】
2点 我が肩を掠めて死ぬる秋の蝉 【光彩】
2点 売店に琉球新報敗戦忌 【眠奈】
2点 西日織る夕暮れの窓秋簾【立桃】
2点 指折りて音の来るまで稲光 【走月】
1点 惜しむかな蝉の亡骸鎌倉路 【立桃】
1点 うたたねの葺きたる楯架に日の盛り 【走月】
秋場所や下品の相の仁王立ち 【眠奈】
星月夜折り寿司片手の家路かな 【胡丘】
天仰ぎあっと口走り流れ星 【走月】
秋暑く朝やる気も消え失せし 【十茶】
鱗雲真下に眺めて海渡る 【胡丘】
散歩道犬の涎で秋を知り 【十茶】
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9月16日(火)。神田『酔の助』にて。18:00〜22:00
出席者は、十茶、光彩、花車、走月、立桃、胡丘、美順、眠奈の8名。八渓は投句のみ。
まずは前回の席題から。お題は“博多”“文庫本”“嫉妬”の三つ。光彩の“文庫本”と眠奈の“博多”が同点となったが、総合点で光彩に軍配。
続いては、西村賞が光彩によって披露されたが、『夕焼けや血潮のごとく沈みゆく』で光彩本人が獲得。これでは、選者と光彩の間で談合があったのではないかという黒いウワサが飛び交ったのもむべなるかな。
本日の兼題は、“筒”or“猪口”。なんと八渓がぶっ千切りでトップ。ついに大賞獲得の壮挙を成し遂げる。ただ、本人がいない席では、気の抜けたビールの如きものなり。
自由句は、これまた八渓がトップで、光彩と花車が次点。だが、規約によって八渓は両方受賞できないので、光彩と花車の勝負。光彩はこの日、短冊を2枚も獲得しているため辞退して、花車が受賞。これで花車も大賞獲得。めでたしめでたし。十茶、立桃、胡丘の今後の奮闘を祈る。
次回は10月7日(火)。兼題は“紐”or“豆腐”。なぜ二つあるかはあえて記さず。 |
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