第二十回酔句会・・・・・平成15年4月8日  【お題句・浜】


得票               句               作者   3点句選者

10点 春浜に杖いっぽんの文字残す  【光彩】 (店長、佐々木)

7点  風光る掻き消す浜の足の跡  【走月】  (渡部、細木)

5点  浜風の吹かれるままに黄風船  【鷹見】 

4点  浜焼きの鯛の鱗は桜貝  【眠奈】          (真田)

4点  風光る浜の番屋の遍路笠  【鷹見】         (今本)

4点  浜風に選抜球児泣き笑い  【十茶】
 
4点  鰆きて浜の市場の声響く  【花車】 

3点  春暁やぽつぽつと点く浜明り  【鷹見】       (本間)

3点  春泥に惑い浜辺の闇と逢う  【光彩】 

3点  追浜の先より春の空明ける  【八渓】 

2点  蛤は喰われて浜に或る姿  【光彩】 

2点  舞い上がる浜の真砂に春来たる  【花車】 

1点  見渡せど菜種の花ぞ浜離宮  【十茶】 

1点  浜防風坐して憂える異国の地  【胡丘】 

1点  漆膳占める浜焼き桜鯛  【花車】 

1点  浜木綿の花を見ずして逝きにけり  【八渓】 

    浜美枝の往時の乳房夢も春  【眠奈】 
   
    鰊雲厚田の浜やなにおもふ  【胡丘】 
   
    浜の砂馬刀にゅるりんと面を出す  【走月】 
    
    腹も鳴る横浜うらら中華街  【十茶】
    
    花曇土曜横浜中華街  【眠奈】 
   
    春の海散歩の如く浜千鳥  【走月】 
   
    風ひかり砂浜恋しをのこかな  【胡丘】 


自由句

得票             句                作者   3点句選者

6点 明け放す重き格子戸山覚める  【走月】 
 
6点  春眠やホームを換わる足重し  【花車】    (真田)

6点  雀の子大胆不敵に鳴きにけり  【光彩】    (佐々木)

5点  煙る雨八坂の桜肩越しに  【眠奈】 

4点  ものの芽や骨拾う箸震えをり  【八渓】          (渡部)

4点  名は体を表せ細木木瓜の花  【眠奈】           (店長)

4点  散策や土手に座りて桜餅  【花車】            (今本)

4点  春雨の滴一点また一つ  【光彩】             (本間)

4点  夢の世と見まがふごとし辛夷咲く  【八渓】

3点  花疲れ残り御飯ですます朝  【走月】           (細木)  

2点  桜舞う川の流れと散歩道  【胡丘】

2点  菜の花や一足入れる露天風呂  【走月】 

2点  骨砕く音響きをり犬ふぐり  【八渓】
 
1点  花便り車飛ばしてずる休み  【十茶】

1点  笛吹けど踊らぬ犬や花嵐  【眠奈】
 
1点  アンデスの楽団来たる春の駅  【鷹見】 

1点  口笛でホーホケキョーと妻起こし  【十茶】  

    歴史見る古木桜に敬服す   【胡丘】 
   
    降りかかる桜払いてチーズ笑み  【花車】 
   
    山桜いずれは死ぬるわが身かな  【鷹見】 
   
    それぞれに吊り革の手ある春の中  【光彩】
    
    若人や青麦ながめ成長す  【胡丘】 
   
    沈丁の匂うひねもすぼんやりと  【十茶】 

    菜の花やボンネットバス揺られ来る  【鷹見】




4月8日(火)。神田神保町『酔の助』にて。18:00〜22:00

出席者は、鷹見、花車、十茶、走月、光彩、美順、眠奈、そして今回初出句の今本の8名。八渓は投句のみ。

今回は20回目の記念句会。といっても、普段と変わったこともナシ。
兼題は、光彩がぶっちぎりで6回目の優秀賞。ようやく実作が理論(屁理屈?)に追いついてきた感あり。さらにうるさくなる予感が!? 自由句は、走月と花車が大接戦を演じる。共に今回受賞すれば5回目で大賞に輝くとあって、大いに盛り上がったが、軍配は走月に挙がり、花車は不貞寝。

今本の総得点は3点で、5点の十茶を慌てさせる。近々十茶を抜くだろうというのが、酒席での評判。十茶も不貞寝。
今本の俳号は胡丘に決定。年齢の割りには洒落た俳号じゃござんせんか。

第21回酔句会は5月13日(火) 兼題は【島】



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