第十八回酔句会・・・・・平成15年2月17日 【お題 めがね】
得票 句 作者 3点句選者
10点 短日や眼鏡ぬぐいて言葉磨ぐ 【眠奈】 (真田・金子)
10点 春の夢覚めて二度寝に眼鏡かけ 【立桃】(細木・本間)
7点 薄氷のかけらありやと鼻眼鏡 【遊飛】 (一山)
7点 枯園や眼鏡に映る墨景色 【花車】 (長嶋)
6点 語るべき事もなき酒めがね拭く 【眠奈】 (吉川)
5点 白無垢に眼鏡曇らす牡丹雪 【遊飛】 (渡部)
5点 眠たげにでこに眼鏡や窓の春 【遊飛】 (佐々木)
3点 暖簾分け眼鏡を塞ぐ燗の湯気 【花車】
3点 虫めがね手にうとうとと春炬燵 【十茶】
3点 大寒や眼鏡の中の駿河台 【鷹見】
3点 春塵や古き眼鏡を持ち出して 【八渓】
2点 春の水パレット洗う眼鏡橋 【鷹見】
2点 鼈甲の眼鏡を透す日永かな 【光彩】
1点 幻覚に眼鏡拭う木の芽時 【立桃】
1点 金目鯛眼鏡違いの銘酒かな 【走月】
1点 偉そうな眼鏡掛けたり紀元節 【走月】
1点 潮干潟白帆の通う遠眼鏡 【光彩】
1点 春の風邪眼鏡かけてもうとうとと 【八渓】
1点 眼鏡撃つ冬日山裾露天風呂 【眠奈】
残雪や眼鏡もくもる露天風呂 【十茶】
春陰や眼鏡外し佇まん 【立桃】
眼鏡越しテレビに流る春便り 【光彩】
春光や水面にくっきりめがね橋 【十茶】
雪降りて肩肘張りし色眼鏡 【花車】
めがねふきふきつつ朧月あおぐ 【八渓】
鍋焼きや喰うて眼鏡の曇りけり 【走月】
暖房のゆるき座敷や眼鏡拭く 【鷹見】
【自由句】
9点 弘法の里の鉱泉水温む 【立桃】 (吉川、佐々木)
6点 煮凝は箸より匙と子らは云う 【細木】
5点 木の芽張る四温の風の二月かな 【遊飛】 (本間)
5点 朝霞陣屋の庭に江戸を見む 【立桃】 (長嶋)
5点 春隣り絵柄の違う鉢を買う 【鷹見】 (一山)
5点 寒梅や相模沖より暖の風 【花車】 (金子)
4点 辻に立つ墨染め妖し京暮雪 【眠奈】 (細木)
4点 落日も一日一日と春めかし 【遊飛】 (渡部)
3点 風神も雷神もまた雪の笠 【眠奈】
3点 しんしんと雪後の通夜の席に居る 【鷹見】
3点 ひび割れし腑のままならず春の闇 【八渓】 (真田)
3点 鶴巻の湯に煙らんか花篝り 【立桃】
3点 阿も吽も身を竦め居る寒の雨 【眠奈】
2点 しんとした闇の露地裏猫の恋 【十茶】
2点 錫杖の音冴返る目覚めあり 【光彩】
2点 蕗の薹冬と春とのかくれんぼ 【遊飛】
2点 春支度伴侶の映る襖かげ 【光彩】
1点 胃の腑のぞくその生々し春の雨 【八渓】
1点 雀たち屋根に一列ひなたぼこ 【十茶】
1点 法螺貝の木霊す山の節分会 【鷹見】
1点 耳掻きやうつらうつらの膝ぬくし 【走月】
1点 雪柳蕾並んで春支度 【十茶】
1点 春めくやつられる猫の大欠伸 【走月】
日当りに欠伸しいしい青写真 【十茶】
蕗のトウもろとも啜る朝餉かな 【光彩】
雑炊で締まらず手にはまたグラス 【花車】
物言わぬ臓器に語りかけ日永 【八渓】

初めての短冊を手に、破顔満面の十茶氏
この日の例会は、全員出席の快挙でスタート
採点ののち、前回に続いて大波乱が……
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