第十七回酔句会・・・・・平成15年1月14日【お題 影・陰・蔭】 


得票          句         作者       3点句選者

9点  雪の原雲一片の影映し  【十茶】      (渡部・一山)

7点  山陰は吹雪単色日本海  【花車】        (佐々木)

6点  薄日差す障子に猫の影丸く  【眠奈】        (細木)

5点  丸い背の月影見やり寒夜かな  【十茶】 

4点  畏くも松蔭神社雪化粧  【眠奈】          (真田)

4点  影射して背中越しなり初日の出  【走月】      (金子)

4点  寒椿ゆらぐ陰また花弁落つ  【光彩】        (本間)

4点  外は雪童夜更かす影絵かな  【花車】 

4点  松の影みな傾きて冬の海  【鷹見】 

3点  振り向けば細き影這う枯れ木かな  【光彩】

2点  冬しじまグラスに揺れる影法師  【花車】 

1点  冬日和ルンルン気分影法師  【十茶】
 
1点  人絶えし家並み日陰は黒き雪  【眠奈】 

1点  初富士や日活調布撮影所  【鷹見】 

1点  山陰の旅の道辺の雪の積  【光彩】 

1点  陰りある彫りの深さに歳重ね  【立桃】 

    朝焼けに影二つ有り寒卵  【走月】
    
    古池の枯れ蓮の影ロダンめく  【鷹見】 
    
    寒鰤の大根の串影伸びて  【立桃】 
    
    門松や門の日の丸影の舞い  【走月】 

    寒椿野辺の山陰佇みて  【立桃】 


自由句

得票            句             作者   3点句選者

6点  浅漬けの白菜ぱりつと膳にあり  【鷹見】  (本間)

6点  餌を撒けば錦うねらす寒の鯉  【光彩】      (金子)

5点  こたつにて北の便りを読みにけり  【立桃】       (一山)

5点  名刹の途清めたる雪起こし  【光彩】          (真田)

4点  さあ散歩また一枚と重ね着て  【十茶】         (細木)

4点  綿入れの袖ほころびて皺深く  【光彩】 

4点  鰭酒に馳走を忘れ朝の粥  【花車】

4点  大鍋に湯気のあふるる寒稽古【走月】

3点  寒雀白き畝間に身を隠す  【花車】          (渡部)

3点  初夢や湯船の中の薄笑い  【走月】          (佐々木)

3点  入り日差す海に舞う雪きらめけり  【走月】
 
3点  路地裏は昔のままよからッ風  【鷹見】 

2点  夜の雪舞妓の声も消え入りて  【眠奈】 
   
2点  まあ言わば雲のごとくや去年今年  【鷹見】 
 
1点  紋取りの指を絡めし人恋し  【立桃】 

1点  珈琲の集団去りて雪催  【眠奈】 

    ぬくぬくとまどろみ愉し炬燵かな  【十茶】 
    
    静かなり雪こんこんと夢の里  【花車】 
    
    箱根路を包む粉雪伴走車  【眠奈】 
    
    露地裏に朝の訪れ霜柱  【十茶】
    
    サクサクと霜を踏み締め鴨居路  【立桃】 



      

余裕があるのは美順女史だけと思いきや


1月14日(火)。神田神保町『酔の助』にて。18:00〜22:00

出席者は、鷹見、花車、十茶、立桃、走月、光彩、美順、眠奈の8名。
今回は特筆大書すべき事柄が!!!!!!!!! 

それは、後のお楽しみとして、まずは、大忘年会の作品から選句。鷹見、花車も加わっての選句の結果、光彩が4回目の優秀賞を獲得。ついに走月、花車に並んで大賞にリーチ!

いよいよ本番。兼題の部では『雪の原 雲一片の 影映し』が優秀賞を獲得。何と何と、これは十茶の作品。苦節1年半、ついに悲願を達成。喜びより、呆然としたさ
ま、いとおかし! あとは立桃が続くのを願うのみ。

一方、自由句では光彩が、この日2回目の優秀賞を獲得、これで優秀賞5回となり、眠奈、鷹見、遊飛につぎ、4人目の大賞獲得者となった。光彩、十茶両名に弥栄! ホント、今年は何が起こるかわからない。波乱万丈の1年の予感が!!

第18回酔句会は2月17日(月) 兼題は【めがね】



インデックスにもどる
ご意見ご感想をお送りください
COPYRIGHT (c) 2002 Tomoo-Kikkawa ALL RIGHTS RESERVED