第14回酔句会 平成14年10月22日   【自由句】 


得票       句         作者       3点句選者

8点  秋風が座敷に運ぶ京訛 【眠奈】       細木

7点  秋の空山よりすべり降りてくる 【八渓】  渡部 店長

6点  いわし雲昨日と違う道を行く 【鷹見】      佐々木 吉川

5点  ここ跳べと机の上のすいっちょん 【走月】

4点  さりげなく野菊手向けし辻地蔵 【眠奈】     金子

4点  人の声絶えて山栗はじけ落つ 【鷹見】

4点  虫の闇ところどころや家の軒 【走月】

3点  栗飯は仏茶碗も大きくし 【花車】        本間

3点  サルトルもマルクスもなし秋の空 【八渓】    真田

3点  鰯焼き今夜限りの人と飲む 【鷹見】

3点  わけありて足忍ばせし菊の宿 【眠奈】

3点  コスモスの垣根を越えて笑い声 【十茶】
    
2点  今はただ白菊のみぞ見詰めたり 【光彩】

2点  モンブラン三口で食べて秋の空 【八渓】

2点  船宿に人待ち顔の秋時雨 【立桃】

1点  船着き場秋の影さす隅田川 【立桃】

1点  色づきて星座輝く柿たわわ 【十茶】

1点  国なまり猪口にあふれて苦うるか 【走月】

1点  海鳴りに灯も鳴く秋の闇 【光彩】

    鳥威し中古車店と競い合い 【花車】
    
    煌々とすがしき色の良夜かな 【光彩】
    
    風に揺れステンドグラス秋桜 【十茶】
    
    街道のコスモスそよがす排気ガス 【花車】
    
    横網に着流し力士秋の場所 【立桃】



 課題句【お題 石】

得票         句        作者       3点句選者

8点  石臼の埃払いし蕎麦の花 【花車】

6点  堕ちもせず割けざる程の石榴かな 【光彩】 細木 吉川

5点  芋煮会河原の石も芋に似て 【花車】        佐々木

4点  清き水切って石跳ね秋日和 【十茶】        渡部

4点  秋しぐれ土塀連なる石畳 【眠奈】         店長

4点  石佛の古苔浚う芋嵐 【光彩】           金子

4点  湯けむりの石段降りて草紅葉 【鷹見】

3点  石コロやけんけんけりて秋の夕 【走月】      真田

3点  落ち葉舞う石地蔵にも化粧かな 【立桃】      本間

3点  石焼きの芋ほくほくとあかね空 【十茶】

3点  石垣に陽のくれかかり初紅葉 【走月】

2点  薄哭く首刎ねられし石仏 【眠奈】

2点  石頭秋刀魚焼く身も焦がしをる 【光彩】

2点  石ころを蹴りつつ秋の雨歩き 【八渓】

2点  石垣も渋柿もまたオラが村 【眠奈】

2点  石段を叩いて下りる思秋坂 【立桃】

2点  ゆく秋や土工列なる石碑建つ 【鷹見】

1点  千鳥足小石蹴り蹴り星月夜 【十茶】

1点  秋高し大海傾ぐ石廊崎 【鷹見】

1点  秋雨に舞子佇む石畳 【立桃】

1点  石の華てふ店ありし秋の雨 【八渓】

    石段を足どり軽く笛太鼓 【花車】
    
    そぞろ寒石鹸かたかた風呂時分 【走月】
    
    枯れ葉浮かぶ月光の下石畳 【八渓】


10月22日(火)。神田神保町「酔の助」にて。18:30〜22:00
 出席者は、十茶、鷹見、花車、光彩、立桃、走月、美順、眠奈の8名。八渓は投句のみ(選句はFAXにて参加)で御尊顔を拝し得ず。書記は美順女史。
 前回最下位で兼題【石】を出題した花車が、奮起一番、自分の出したお題で見事最高点を獲得。自由句は、八渓と眠奈が接戦を演じたが、鼻の差で眠奈に軍配が上がる。鷹見は、このところ一休か!?
 次回は、少々環境の変わった十茶の句に注目!!
 第15回酔句会は11月19日。兼題は【穴】


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