第12回・酔句会 平成14年8月7日   課題句【塩・汐・潮】

得票        句        作者  3点句選者

9  潮騒の隧道ぬけて雲の峰  鷹見 (走月、遊飛

8  潮の香を袂に受けて盆踊り  眠奈 (立桃

8  蝉しぐれ止みて汐の音近き寄る  遊飛 (花車、十茶

7  枝豆の塩加減にも一家言  八渓 (鷹見、美順

5  帆に孕み群青の潮切り裂きり  走月 (光彩

5  炎天下ずんずん白く塩田かな  遊飛

4  たすき掛け胡瓜揉む手にし塩の粒  花車 (眠奈

4  塩もみの胡瓜一皿なほ涼し  眠奈

4  潮引きて蟹追い回わす夕んも凪  花車

4  潮路をばなぞる白きは帰省船   光彩

4  水打ちて軒先点る塩の花  走月

3  汐風や海猫の翼に秋の影  光彩

2  塩を打ち九字虚空にて滝に入る   光彩

2  夏の燈や船の燈ともる塩溜まり  鷹見

2  潮騒と水着干す声重なりて  眠奈

2  炎天下脱ぎし帽子に塩の跡  花車

1  塩辛に山葵も添えて夏休暇  八渓

1  日焼け肌潮風探し夜の浜  十茶

0  潮風の 片瀬独りか 霊汗夏  立桃

0  玉の汗舐めれば塩の味したり  遊飛

0  江ノ島で 額を摘む 塩の汗  立桃

0  白南風や飛込台の潮煙  走月

0  潮騒と麦茶を詰めて峠越え  八渓 

0  黒潮を鴎追い飛ぶ鰹漁  十茶

0  潮枯れる 鎌倉湖畔 蝉時雨  立桃

0  潮の香と塩辛肴に暑気払い  十茶

0  手花火や沈みゆくなり塩の道  鷹見



自由句

得票         句         作者  3点句選者

13  茜さす夏の夕陽を海が呑む  遊飛 (走月、鷹見

10  スケッチの中の小島も大暑かな  八渓 (花車、美順

6  童心に還るひと口かき氷  十茶

6  音も無し線香匂う盆提灯  花車 (眠奈

5  暁雲に橋脚白く夏の露  走月

4  バルコニー眼は下界へと籐寝椅子  花車 (光彩

4  病葉や閂締める赤き門  走月 (立桃

4  八方の雲うすらぐや大雪渓  光彩 (遊飛) 

3  蝉止んで音の飛び込む露天風呂  八渓 

3  江ノ島の 夏渡瀬かなバス乗りて  立桃

3  浅草にサンバのリズム熱き肌  眠奈

3  夏冷やす 打たせ水かな通り雨  立桃 (十茶

2  登山宿頭髪白き黒き顔   光彩

2  海鳴りの一晩中や夏惜しむ  走月

1  蒲公英の頭も重く鉛空   光彩

1  かしましき女ら去りて蝉の声  鷹見

1  枝豆の莢山盛りにコップ酒  十茶

1  風鈴のひびき枕に大昼寝  遊飛

1  朝霧を敷き詰め静む関ケ原  眠奈

0  滝うたる煩悩たちの聖めく  鷹見

0  道づれとなりたる人と蟻地獄  遊飛

0  夕映えの 夏惜しむかな 蝉時雨   立桃

0  朝顔も萎む路地裏蛸薬師  眠奈

0  夕立につい寄り道を縄のれん  十茶

0  来年の手帖送ると夏電話  八渓

0  花みかん島から島へ郵便船  鷹見

0  鱧よりも柳川鍋と縄暖簾  花車


         


8月7日(月)。神田神保町「酔の助」にて、18:30〜22:00。
出席者は、十茶、眠奈、遊飛、走月、鷹見、花車、光彩、立桃、美順、の9名。書記は美順女史。


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