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第11回・酔句会 平成14年7月7日 課題句【糸】
得票 句 作者 3点句選者
10 駅降りて海遠くあり蜘蛛の糸 鷹見 (走月・順)
9 納豆の糸のへたれる暑さかな 鷹見 (八渓・眠奈)
7 幼な日の記憶かすかに糸蜻蛉 遊飛 (十茶)
6 裏木戸をひっそり抜けて蜘蛛の糸 十茶 (花車)
5 花茣蓙の糸綻びて風に立つ 花車
4 麻糸の木曽馬跳ねる夏暖簾 鷹見 (遊飛)
4 片蔭にふと立ち止まる糸捌き 走月 (光彩)
4 糸雨に祇園祭の武者清し 眠奈
3 糸球体の存在に遭う夏二十歳 八渓 (鷹見)
3 緑蔭で釣り糸流し音も無く 十茶 (立桃)
3 糸蚯蚓伸ぶる非力に雨打たん 光彩
3 糸の墨一直線なる暑中かな 走月
3 鐘楼に蜘蛛糸垂るるお施餓鬼会 光彩
2 梅雨空に糸も膨らむ針の穴 立桃
2 浴衣丈繕う妻の糸切歯 遊飛
2 向日葵の散らし錦糸卵かな 八渓
2 張り合うて導く糸や甲虫 走月
2 青鱚の器に淡き糸作り 眠奈
2 糸垂れる水面に夏の光かな 立桃
1 糸ふけも波の間にまにチヌの浦 眠奈
1 慌だし朝餉糸引く葭簾 花車
1 侘しさや廃墟の蜘蛛の糸紡ぎ 遊飛
1 糸ほぐすごとき生きざま夏蒲団 八渓
0 夏の宵酒盃傾け糸づくり 十茶
0 糸取りを絡めし胸に蝉時雨 光彩
0 糸電話 初恋の夏 今メール 立桃
0 溜め息を漏らす老婆の糸憎し 花車
自由句
得票 句 作者 3点句選者
13 墨東の雨おさまりて江戸風鈴 鷹見 (順・八渓)
12 暑に向かふ夜干しの笠子骨太き 遊飛 (鷹見・眠奈)
8 ガラス窓指の後より梅雨の街 鷹見 (走月・光彩)
7 駒音の響く座敷に青簾 眠奈 (十茶)
6 梅雨寒に座敷の闇も一入に 眠奈 (遊飛)
4 命日は枇杷の実黄づく香の味 光彩 (立桃)
4 声かすれ團旗の揺れて朱夏来たる 走月 (花車)
4 蟇背に子を負いて黙然す 光彩
4 江ノ電の線路も歪む炎天下 光彩
3 雨上がり夜の青さや月見草 遊飛
3 飽きもせず今日も冷麦日が高く 十茶
3 光彩も十茶も散りて夏座敷 眠奈
2 かき氷癒えし笑顔も鬼の口 花車
2 大皿に木綿を一丁冷奴 十茶
2 短夜や窓の灯一つ又 走月
1 噴水に袖をまくりて二の字かな 花車
1 行く川の映りし露や夜半の夏 走月
1 浮かびでる心に対峙汗 八渓
0 ただ独り冷や酒ぐびり暮れなずむ 十茶
0 梅雨晴れの虹の架け橋鴨居 立桃
0 青葉木菟闇にしづかな言葉もち 遊飛
0 渦巻きの煙に覚める午睡かな 花車
0 紫陽花も梅雨明け間近色褪せて 立桃
0 緑陰や石段きつき古城かな 鷹見
0 葉もたわわ早背丈まで冷や奴 八渓
0 髪靡く振り子のごとく梅雨晴れ間 八渓
0 七月の梅雨の晴れ間に盛夏みる 立桃
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7月7日(月)。神田神保町「酔の助」にて、18:30〜22:00。
出席者は、十茶、眠奈、遊飛、走月、鷹見、花車、光彩、立桃、美順、八渓の10名。書記は美順女史。
さて、優秀賞受賞通算5回の獲得者に贈られる注目の最優秀受賞者には、鷹見氏、遊飛氏両名が、その座に着いた。眠奈氏につづいての快挙で、今後とも両氏の精進努力を期待したい。
次回は、いよいよ酔句会1周年記念となる。諸事情のなか、会員諸氏が都合をつけての頑張りあればこその快挙ともいうべきものか。深く感謝する。では、8月7日(水)をお楽しみに。
課題は潮、塩、汐、いずれでも可。 |
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