第1回-酔句会

得票     句          作者

6  月高く祭帰りの影ふたつ   眠奈

4  廃線の道まっすぐに盆の月   雀酔

4  とぼとぼと歩く背を押す月灯り  光彩

2  満月や烏賊釣り舟の魔物めく  雀酔

2  月が傘照るてる坊主目に泪  十茶

2  満月に遠吠え一声(ひとつ)DNA  十茶

2  月の光(かげ)頼りにいでる夜逃げかな  光彩

2  宇宙飛行士(ひこうし)の靴跡ありし月の海  雀酔

1  旅の宿満月に浮く月の脈(みね)  十茶

1  駄句禁句鈍句集めて月浮かぶ  斗角

1  月くずし平潟湾を風わたる  斗角

1  またお越しやすと女将は月を背に  眠奈

1  縄のれん煙目に染む雨月かな  雀酔

1  夕月に代りて淋しい外灯火  光彩

1  酔いどれの家路を照らす月明かり  十茶

1  りんご箱いびき手枕月終夜  斗角

0  隣り女の行水覗くお月様  光彩

0  涼風に水面で揺れる月見草  十茶

0  ラブラブといわれてもよし夏の月  斗角

0  居酒屋にナツメロかかる十三夜  雀酔

0  月蒼く芒ヶ原に哭く骸  眠奈

0  満月が丹沢山系見下して  光彩

0  いるがごとく2度まで注がむ月見酒  斗角

0  祭笛月は在所の森の陰  眠奈

0  月もなく酒に溺れる今宵かな  眠奈

以上、出席者5名、書記は福田美順
酔の助にて、19時開始

第二回-酔句会   課題【旅】

得票     句          作者

4  旅鞄ふんわりと雪降りにけり   雀酔

4  風花舞うモノクロの町旅立てり   雀酔

2  凩にビラ千切れ飛ぶ旅芝居  眠奈

2  霰打つ山門くぐる旅の僧  光彩

1  旅終えてじっと足みる落ち葉かな  光彩

1  せせらぎの水音清き旅枕  十茶

1  三四本旅行鞄(バッグ)に詰めむ新生姜  斗角

1  旅人を追いしまつらう時雨かな  光彩

1  旅地図や蔭をつくりて暖炉燃ゆ  雀酔

1  牡丹鍋旅の一夜の秘かごと  眠奈

0  冬木立旅の終わりはありやなしや  眠奈

0  旅写真(アルバム)を開けば八ヶ岳(やつ)の大秋野  斗角

0  木漏れ日に心癒されし独り旅  十茶

0  旅人を無言で迎える冬景色  眠奈

1  旅立ちぬ四十二歳の秋の暮  斗角


【自由句】

3  靴ずれの痛み忘れて毬を踏む  斗角

3  湯をいでて下駄音高く凍夜かな  雀酔

3  雪の朝あたり一面癒されて  光彩

2  木枯や魔笛吹くごと鉄塔哭く  雀酔

2  晩秋や富士の頭に白ぼうし  光彩

2  毛糸編むマニキュアの爪見ていたり  雀酔

1  昇仙峡岩肌染める色もみじ  十茶

1  古都しぐれ托鉢僧のうっそりと  眠奈

1  お供えも兎も白し治療室  斗角

0  赤蜻蛉かきわけてゆく帰り道  斗角

0  柿二つ取り忘れたる飛騨の朝  眠奈

0  遠ざかる虫の音探す夜の耳  光彩

0  凍てる朝目覚まし時計とまた喧嘩  十茶

0  初時雨赤毛金髪百人町  眠奈

0  粉雪が湯煙りに舞う深山の宿  十茶
  

以上、出席者5名、書記は福田美順
酔の助にて、19時開始


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