手術後の呼吸困難、慢性閉塞性肺疾患に対して
呼吸リハビリテーションを始めましょう!
| 1.呼吸困難に対する治療法の分類 慢性呼吸不全の主要症状である呼吸困難に対しての治療として、薬物療法(気管支拡張剤)、酸素療法、呼吸リハビリテーション(運動療法)などがあります。それぞれを互いに加えることによって累積効果が見られます。 2.薬物療法 3.酸素療法 4.運動療法…最近、”慢性閉塞性肺疾患は末梢骨格筋の病気である”との報告があります。筋線維が萎縮しており、筋肉を栄養する毛細血管も減少しています。そのため、運動能力の低下、骨格筋の疲労しやすさとなってあらわれます。 ◆運動頻度と期間…週3-5回、6−8週 1回:30分、SpO2 88%以下で酸素を使用 @ウオーミングアップ(リラックゼーション体操) A下肢の運動…歩行運動を中心とした下肢の筋肉の持久運動を行う。 トレッドミル、自転車エルゴメーター、階段の昇り降り B上肢の運動…上部胸郭筋、背筋などは多くが補助呼吸筋である。 手に0.5-0.75kgの加重をつけて肘を曲げずに前方、側方に水平位まで上げ下ろしを 繰り返す C運動療法の効果…歩行などの動作が円滑に行えるようになり、一定の運動をこなすのに必要な酸 素摂取量は減少することが多い。精神的にも高揚し、抑うつ気分もなくなる。 5.栄養… @動物実験によれば、栄養障害が肺のコンプライアンス(肺の柔らかさ)を低下させ、組織学的にも肺 気腫様になると報告されています。また、人間においても栄養障害により横隔膜などの呼吸筋、骨 格筋の筋量を減少させて、呼吸筋不全、運動能力の低下をもたらすことが証明されています。 A栄養管理…体重増加を目的とする場合、安静時エネルギー消費量の1.5倍以上のカロリー投与が 必要とされています。また分枝鎖アミノ酸が、異化抑制・蛋白合成促進などの代謝調整作用から有 用です。 |
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