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<<アバド/ベルリン・フィル、ジルヴェスター・コンサート1997>>
クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター、ブリン・ターフェル、ロベルト・アラーニャ、ヴェロニク・ジャン、ステッラ・ドゥフェクシス(歌劇「カルメン」抜粋のソリストたち)
ギル・シャハム(Vn)、ミハイル・プレトニェフ(p)(DG)
卒論執筆のためパソコンに向かってキーボードを叩いているときは、なんかこういうオムニバスっぽい選曲のCDを結構流してました。
なんかマーラーとかブルックナーとか長いひとつの作品を流してると集中力にメリハリがなくなって、かえって疲れちゃうんですよね。その点、こういうジルヴェスターみたいなもんはオーケストラにとってもソリストにとっても名人芸を如何なく発揮してくれるコンサートなので、ノリノリっす!
ところで、最近知ったのですが、大晦日のことをジルヴェスターっていうのは、教皇ジルヴェストス1世の命日だからなんだそうです。
アバドのジルヴェスターを収録したディスクって何気に好きで、見つけたら(あと金があったら)買うようにしてます。だいたい中古ですが。特に、この1997年のやつは燃えます。
歌劇「カルメン」から前奏曲、ハバネラ、闘牛士の歌、にぎやかな楽の調べ、合唱と場面。ラヴェルのスペイン狂詩曲、サラサーテのカルメン幻想曲、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲、ブラームスのハンガリー舞曲第5番。うむ、いい選曲。
冒頭のカルメンから元気一杯でお祝い気分を盛り上げてくれるんですが、後半のラヴェル、サラサーテ、ラフマニノフの曲目はもうほんとに楽しすぎ!
アバドとベルリン・フィルにはラヴェル作品集くらい録音あってもおかしくないな(てゆーか欲しいな!)、と思うんですが、ラヴェルの演奏の素晴らしさにはそういう妄想を膨らませるに足るものがありますな!ベルリン・フィルみたいなパワフル集団を指揮してラヴェルをここまで美しく聴かせてくれるのはアバドくらいなもんじゃないかっつーほど良い演奏なんですわ、これが。これより10年前の状態のベルリン・フィルだったら、ここまで繊細な演奏はできなかったと思うんですが、いかに?!こういう曲でも集中力の高い演奏を出来るようになったのはアバドの実力の賜物でしょう。
サラサーテとラフマニノフでもギル・シャハムとプレトニェフがこれまたノリノリの演奏。曲もいい。こんな大物にこんなライヴやられちゃあ、そりゃ盛り上がるよなあ。ずりー!ずりーよジルヴェスター!
(2002.1.11)