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セルジオ・メンデス:「Brasileiro」(Elektra・Warner)
トラック1の「FANFARRA」のパーカッション軍団からして燃えました。コンガ最高!!
初ものシリーズ第2弾。
これはブラジル音楽ファン筋からすると定盤のCDらしいですが、KDMはふとしたきっかけで一部を試聴して購入を決めたものです。セルジオ・メンデスの名前くらいは聴いたことありましたけど、てゆーかこのソフトはグラミー賞を取った奴らしいです。し、知らなかった・・・(無知!)。経歴などを見てみると、もともとジャズピアニストとしてキャリアをスタートさせた人みたいですね。やってる音楽も生粋のブラジル音楽(そんなもんあるかどうかも知らんのですが・・・)というよりももっと自由な感じです。
いきなりパーカッションに痺れさしてくれたこのCDですが、パーカッシヴなアレンジが全編にわたって効いていて(特に前半は顕著)、明るくノリノリ。大音量で流していると自然と体が動き出します。裏拍を感じて心ウキウキ。こういうときは周りの人から奇異の目で見られぬ程度に体の一部を動かします。指でリズムを取るとか頭を少し振るとか。肉体先行でいって、脳内代謝物もダラダラと、やがて快感に至るという過程を楽しみます。
実はそういうフィジカルな音楽の聴き方って昔はすごく忌避していたところがあるんです。昔つっても2、3年前くらいですが。もっと非‐感動的に、無機質に、空気の振動を振動そのものとして受容したい!みたいな変態リスナーになってた頃があって、まあ結局そういう聴き方は無理とは言わぬまでも至極困難だったんですけど、その時期に得たものと失ったものとが現在になって出会いつつ結実してきているようなところがあります。KDMが同じ音楽から様々な側面を引き出すような聴き方を意識してするようになったのも、そういう時期を経てきたことが関係すると思ってます。
んで。このCDは最後まで飽きることなく聴けるよくできたアルバムなんですが、KDM的に感慨深かったことをひとつ。
トラック4「WHAT IS THIS?」。しっとりとした色気がありながら媚がなくてカラッとしてもいる女性ヴォーカルの、今でいうラップを聴いているとデジャヴが。あれ、これって・・・・。むう、90年代前半頃の坂本龍一のPOP色の強いアルバムの基調がブラジル音楽家との関わり合いが強いものであったことを再確認。アート・リンゼイ辺りと積極的にコラボレイションしてたもんなあ。「ドンチュノー、ドンチュノー」という歌詞を聴いていると村上龍の『69』を思い出したりして、なんか妙に頭に残るトラックです。
(2001.11.26)